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多摩動物公園駅(たまどうぶつこうえんえき)は、東京都日野市程久保にある、京王電鉄・多摩都市モノレールの駅である。
駅前に多摩動物公園が立地する。
当駅 - 高幡不動駅間は京王動物園線と多摩都市モノレール線の併走区間になっている。
利用可能な鉄道路線
- 京王電鉄
- 多摩都市モノレール
当駅における両線間の連絡運輸の設定はない。
歴史
駅構造
都道503号相模原立川線を挟んで、両社線の構内が独立している。
京王電鉄
京王 多摩動物公園駅 | |
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ホーム(2008年4月) | |
たまどうぶつこうえん Tama-dōbutsukōen (京王れーるランド) | |
◄KO29 高幡不動 (2.0 km) | |
所在地 | 東京都日野市程久保三丁目36-39 |
駅番号 | KO47 |
所属事業者 | 京王電鉄 |
所属路線 | ■動物園線 |
キロ程 | 2.0 km(高幡不動起点) 新宿から31.7 km |
駅構造 | 地上駅 |
(ホーム) | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- | [利用客数 1]2,948人/日 -2021年- |
開業年月日 | 1964年(昭和39年)4月29日 |
動物園線の終着駅であり、多摩動物公園正門の都道を挟んで反対側に位置する。京王西管区所属。駅番号はKO47。
頭端式ホーム1面2線を有する地上駅。2番線ホームは有効長4両編成分で、転落防止柵が設置されている。なお、新宿方面からの直通電車はすべて1番線に到着していた。
多摩モノレール線開業前は、当駅が中央大学・明星大学の最寄り駅であった。1番線の南側に歩行者通路が整備されており、改札を出て左に進むと明星大学の旧正門がある程久保二丁目・三丁目方面へ通行できるようになっている。
元来、当駅は多客時対策として両ホームとも乗降分離が可能な構造で建設されており、両側に降車ホームがあった。その後、改札口に通じる箇所が柵で閉め切られ、使用停止となり、2010年4月までにトイレと通路部分を除いて撤去された。これを利用してフリーマーケットなどのイベントが開催されていた。平日昼間は閑散とした終着駅であり、構内が広く、京王電鉄が協力的なこともあり、府中競馬正門前駅とともにテレビ番組やCMのロケーション撮影に使われることが多かった。2013年現在、その跡地には多摩動物公園で見られる動物の写真などが掲示された看板が設置されている。また、1番線に電車を停車させてイベントを開催する時がある。
トイレはかつて1番線側の降車ホームに設置されていたが、新しい京王れーるランドの建設に伴い、2013年7月31日から旧・京王れーるランド側に移設し、リニューアルした。また、外壁は動物のイラストが施されている。ユニバーサルデザインの一環として「だれでもトイレ」を併設する。
駅舎に併設する形で「京王れーるランド」があり、多摩動物公園に来園する子供を主な対象に京王の鉄道グッズなどを販売していたが、2013年8月25日に旧施設の営業を終了した。その後、施設を反対側に移転し、同年10月10日にリニューアルオープンした。当駅についても、駅舎・トイレ・ホームの大規模リニューアルを実施し、駅全体が動物園スタイルに改装するとともに、「(京王れーるランド)」の副駅名を導入した。
現在、京王れーるランドの車両展示スペースがある場所は、同施設の建設以前は(駅前広場)であった。ここには1969年から1996年までデハ2400形の2410号が保存展示されていた。同車はその後、京王平山研修センター内の京王資料館に移設され、跡地は植え込みになっていたが、2013年4月に京王れーるランドの拡張リニューアルに伴い、以前の保存場所に戻ることとなった。
京王電鉄は2018年春、駅舎を挟んで京王れーるランドの反対側(多摩都市モノレール寄り)に子供向け遊戯施設「京王あそびの森HUGHUG(ハグハグ)」を開設している[2]。
かつて、京王電鉄で唯一、トライビジョン式の発車標を使用していた。
のりば
京王動物園線ホーム(2014年11月)
リニューアル中の駅舎(2013年8月)
リニューアル前の駅舎(2006年6月)
改札内より改札口(リニューアル後)。左奥に多摩モノレールの駅舎が、右奥には多摩動物公園の入園口が見える(2017年11月3日)
多摩都市モノレール
多摩都市モノレール 多摩動物公園駅 | |
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駅全景(2021年10月) | |
たまどうぶつこうえん Tama-Dobutsukoen | |
◄TT06 程久保 (1.0 km) (1.1 km) 中央大学・明星大学 TT04► | |
所在地 | 東京都日野市程久保七丁目1 |
駅番号 | TT05 |
所属事業者 | 多摩都市モノレール |
所属路線 | ■多摩都市モノレール線 |
キロ程 | 12.3 km(上北台起点) |
駅構造 | 高架駅 |
(ホーム) | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- | [利用客数 2]666人/日(降車客含まず) -2020年- |
乗降人員 -統計年度- | [利用客数 2]1,318人/日 -2020年- |
開業年月日 | 2000年(平成12年)1月10日[1] |
相対式ホーム2面2線を有する高架駅である。駅は道路脇上(正門前)にある。駅番号はTT05[3]。
かつて、コンコース内に1000系電車運転台部分のモックアップが設置されていたが、その後木製の四角い待合室風の小屋になり、中には木製ベンチと、多摩動物公園の建設経緯や歴史についての展示がある。
のりば
駅入口(2008年11月)
駅に停車中のライオンのイラストが描かれた1000系(2008年11月)
利用状況
- 京王電鉄 - 2021年度の一日平均乗降人員は2,948人である[利用客数 1]。京王電鉄全駅では府中競馬正門前駅に次いで乗降客数が少ない。
- 1970年代後半には中央大学の移転によって乗降人員が大幅に増加したが、多摩都市モノレールの開通に伴って中央大学などの最寄駅が中央大学・明星大学駅になったことで乗降人員は大幅に減少した。ただし「多摩動物公園駅」の利用に限定した場合はモノレールよりも乗降人員が多い。
- 多摩都市モノレール - 2020年度の1日平均(乗車人員)は666人である[利用客数 2]。
開業以降の1日平均乗降人員および乗車人員推移は下表の通りである。
年度 | 京王電鉄 | 多摩都市 モノレール | 出典 | |
---|---|---|---|---|
1日平均 乗降人員[4] | 1日平均 乗車人員 | 1日平均 乗車人員 | ||
1964年(昭和39年) | [5]3,338 | 未開業 | ||
1965年(昭和40年) | 5,054 | |||
1970年(昭和45年) | 11,301 | |||
1975年(昭和50年) | 12,799 | |||
1980年(昭和55年) | 37,338 | |||
1981年(昭和56年) | [6]37,619 | |||
1985年(昭和60年) | 34,323 | |||
1990年(平成 | 2年)30,403 | 15,195 | [7] | |
1991年(平成 | 3年)15,508 | [8] | ||
1992年(平成 | 4年)15,649 | [9] | ||
1993年(平成 | 5年)15,742 | [10] | ||
1994年(平成 | 6年)15,762 | [11] | ||
1995年(平成 | 7年)31,648 | 15,683 | [12] | |
1996年(平成 | 8年)15,230 | [13] | ||
1997年(平成 | 9年)14,515 | [14] | ||
1998年(平成10年) | 14,222 | |||
1999年(平成11年) | [15]27,763 | 13,631 | [16]1,449 | [17] |
2000年(平成12年) | 19,322 | 9,205 | [利用客数 2]1,274 | [18] |
2001年(平成13年) | 7,230 | [利用客数 2]1,271 | [19] | |
2002年(平成14年) | 6,208 | [利用客数 2]1,225 | [20] | |
2003年(平成15年) | 11,522 | 5,355 | [利用客数 2]1,205 | [21] |
2004年(平成16年) | 10,188 | 4,707 | [利用客数 2]1,138 | [22] |
2005年(平成17年) | 9,258 | 4,479 | [利用客数 2]1,232 | [23] |
2006年(平成18年) | 7,844 | 4,014 | [利用客数 2]1,261 | [24] |
2007年(平成19年) | 7,026 | 3,563 | [利用客数 2]1,216 | [25] |
2008年(平成20年) | 6,599 | 3,364 | [利用客数 2]1,265 | [26] |
2009年(平成21年) | 6,107 | 3,104 | [利用客数 2]1,219 | [27] |
2010年(平成22年) | 5,961 | 3,019 | [利用客数 2]1,109 | [28] |
2011年(平成23年) | 5,958 | 3,032 | [利用客数 2]1,074 | [29] |
2012年(平成24年) | 6,290 | 3,202 | [利用客数 2]1,093 | [29] |
2013年(平成25年) | 6,616 | 3,377 | [利用客数 2]1,249 | [29] |
2014年(平成26年) | 6,539 | 3,334 | [利用客数 2]1,252 | [29] |
2015年(平成27年) | 6,584 | 3,344 | [利用客数 2]1,262 | [29] |
2016年(平成28年) | 6,483 | 3,287 | [利用客数 2]1,157 | |
2017年(平成29年) | 6,562 | 3,321 | [利用客数 2]1,243 | |
2018年(平成30年) | 6,609 | 3,296 | [利用客数 2]1,219 | |
2019年(令和元年) | 6,073 | 3,287 | [利用客数 2]1,166 | |
2020年(令和 | 2年)[利用客数 1]2,295 | 3,044 | [利用客数 2]666 | |
2021年(令和 | 3年)[利用客数 1]2,948 |
駅周辺
バス路線
付記
隣の駅
- 京王電鉄
- 動物園線
- 高幡不動駅 (KO29) - 多摩動物公園駅 (KO47)
- 多摩都市モノレール
- 多摩都市モノレール線
- 程久保駅 (TT06) - 多摩動物公園駅 (TT05) - 中央大学・明星大学駅 (TT04)
脚注
- ^ a b 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 30号 モノレール・新交通システム・鋼索鉄道、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年10月16日、7頁。
- ^ (PDF)『多摩動物公園駅前のお子様向け遊戯施設の名称が「京王あそびの森 HUGHUG(ハグハグ)」に決定!』(プレスリリース)京王電鉄、2017年10月31日2022年5月6日閲覧。 。
- ^ “” (PDF). 多摩モノレール (2017年6月30日). 2022年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月6日閲覧。
- ^ 各種報告書 - 関東交通広告協議会
- ^ 動物園線開業年度
- ^ 当駅の乗降人員最高値年度
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)229ページ
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)235ページ
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 多摩都市モノレールの駅開業年度
- ^ 多摩都市モノレール株式会社. “駅別乗降人員(一日平均)- 多摩モノレール” (PDF). 2020年6月14日閲覧。
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ a b c d e 日野市の統計について - 第105表 市内駅別1日当たり乗降客数
出典
- 私鉄の1日平均利用客数
関連項目
外部リンク
- 京王電鉄 多摩動物公園駅
- 多摩都市モノレール 多摩動物公園駅