夏海 千佳子(なつみ ちかこ、1943年2月28日 - )は、日本の女優。東京都足立区出身。宮崎県日向市出生。本名は奥野 和子(旧姓:仮野)。旧芸名は可能 かづ子、可能 かずこ、可能 かず子。
来歴
日活、文学座などに所属した正統派の女優だが、ピンク映画にも出演した。特技は英会話。1965年に出演した若松孝二監督『壁の中の秘事』に可能かづ子名義で主演し、注目された[1]。同作品はベルリン映画祭で公開されたことでも話題になった。
フィルモグラフィ
映画
※は主演
- (0歳の女)(1964年)※デビュー作
- (鉄火芸者)(1965年) - 秀勇
- 壁の中の秘事(1965年)※
- (ヒップで勝負)(1965年) - かおる
- (未公開の情事)(1965年)※
- (禁じられた肌)(1965年) - 郷田葉子 ※
- (愛欲の十三階段)(1965年)
- (甘い唾液)(1965年)
- (チコという女・可愛い肌)(1965年) - 倉本悦子
- (未亡人日記)(1966年) - 竹田砂絵子
- (浅草の踊り子 濡れた素肌)(1966年) - あけみ ※
- 俺にさわると危ないぜ(1966年) - キク江
- (肌が知っている)(1966年) - 城野周造の後家
- (肉の鎖)(1966年)
- (処女の絶叫)(1966年)
- (女豹一番勝負)(1966年)※
- (汚辱の女)(1966年) - 月島一枝
- (臭)(1966年)※
- (女子大生の抵抗)(1966年)
- (甘い吐息)(1966年)
- (夜の日記)(1966年)※
- (悲器)(1966年)
- 不敵なあいつ(1966年) - ひろ子
- (女の破局)(1966年)※
- (0線旅館)(1966年)
- (情怨の砂漠)(1966年)※
- (禁じられたテクニック)(1966年)※
- (快楽のうず潮)(1966年)※
- (真夜中の花園)(1967年)※
- (私が棄てた女)(1969年) - 深井しま子
- (“人妻”より 夜の掟)(1969年) - フーテンの女・マミー
- (奇妙な仲間 おいろけ道中)(1970年) - マリ
- (喜劇 怪談旅行)(1972年) - 芸者・金魚
- (女房を早死させる方法)(1974年) - 島京子
- 祭りの準備(1975年)
- (俺の選んだ女)(1976年) - 美代
テレビドラマ
- 特別機動捜査隊(1967)
- キイハンター[2]
- (兄貴の恋人)
- 金メダルへのターン!
- 土曜日の女シリーズ / 闇に浮かぶ微笑み(1973年、NTV)
- (前略おふくろ様)[3](1975-76)
- (飢餓海峡)
- 新五捕物帳 第51話「ふたつ名を持つ男」(1978年)- お時(飾り職人・留の妻)
- そば屋梅吉捕物帳
- 噂の刑事トミーとマツ 第35話(1980年)
- (江戸の旋風III)
- 江戸の牙
- 江戸の激斗
- 江戸の鷹 御用部屋犯科帖
- 大江戸捜査網 第513話「新隠密登場 謎の慶長大判」(1981年) - おかつ
- 鬼平犯科帳 (萬屋錦之介) 第3シリーズ 第2話「凶賊」(1982年) - 加賀屋の客・おもん
- オレとシャム猫
- (女の橋)(譲一の夫)
- 五番目の刑事
- (ザ・ハングマン)
- 大都会 PARTII
- (津軽海峡冬景色)
- 手紙-殺しへの招待-
- (伝七捕物帳)
- 東京バイパス指令
- 特命捜査室
- 渚より愛をこめて(明子の友人)
- 泣くな青春
- 熱中時代(母親、スナック「かくれんぼ」のママ)
- プレイガール
- プロフェッショナル
- 文吾捕物帳
- マドモアゼル通り
- 夜明けの刑事
- 特捜最前線(1982)
特撮
- 怪奇大作戦 第7話「青い血の女」(1968年) - 若い女
- 河童の三平 妖怪大作戦 第18話「妖怪こだまがえし」(1969年) - こだま、こずえ(2役)
- 緊急指令10-4・10-10 第23話「死体を呼ぶ白骨」(1972年) - 恵美子
- ウルトラマンレオ 第25話「かぶと虫は宇宙の侵略者!」(1974年) - ジロウの母
- 少年探偵団 第25話「ミイラは真夜中にくる」(1976年) - トシ
- ザ・カゲスター 第6話「冷凍怪人 どぶねずみ作戦!」(1976年) - 英作の母
舞台
- (はんらん狂騒曲)
関連項目
脚注
- ^ http://movies.yahoo.co.jp/movie/141635/
- ^ 丹波哲郎、野際陽子、千葉真一ら出演
- ^ 萩原健一主演、田中絹代ら出演