和泉 竜司(いずみ りゅうじ、1993年11月6日 - )は、三重県四日市市出身のプロサッカー選手。Jリーグ・名古屋グランパス所属。ポジションはミッドフィールダー。
来歴
プロ入り前
高校時代、市立船橋高校において、全国高校総体で全国制覇、得点王に輝いた(2010年)。全国高校サッカー選手権大会では、決勝で2ゴールを挙げる活躍で全国制覇に貢献した(2011年)。
2012年に加入した明治大学では、1年時からレギュラーを獲得。1年時は先輩の三田啓貴がトップ下に定着しており、当初は右サイドでプレー[1]。三田が卒業した2年時からはトップ下にポジションを移した[2]。2年時、4年時に関東大学1部リーグのベストイレブン。4年時にはベストヒーロー賞も受賞。だが、4年時の全日本大学サッカー選手権大会では、明治大は準決勝で姿を消した。
名古屋グランパス
2016年、名古屋グランパスに加入[3]。5月4日、第10節の横浜F・マリノス戦でプロ入り初得点。
名古屋がJ2に降格した2017年は、新監督に就任した風間八宏が3バックと4バックを併用する過程で、左サイドを中心に幅広いポジションで起用される[4][5]
鹿島アントラーズ
名古屋復帰
2023年、名古屋グランパスへ完全移籍で復帰[7]。
選手としての特徴
ゴールに絡むプレーを強みとし攻撃的なポジションを本職とするものの、ボールコントロールの巧さや素早い攻守の切り替えを武器に、ゴールキーパー以外のほとんどのポジションでプレー可能なユーティリティープレイヤー[8][9][4][10]。大学時代から攻撃的なポジションを幅広くこなすユーティリティ性が評価されており、プロ入り後はトップ下やボランチ、左右両サイドでウィングからサイドバックまで、3バックを構成するストッパーでも起用されるなど、試合展開やチーム事情に応じて様々な役割でチームを攻守両面で支えつつプレーの幅を広げた[8][9][4][10][11][12]。
エピソード
所属クラブ
個人成績
国内大会個人成績 | |||||||||||
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年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | (リーグ杯) | (オープン杯) | 期間通算 | ||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
2016 | 名古屋 | 29 | J1 | 14 | 1 | 2 | 0 | 1 | 0 | 17 | 1 |
2017 | J2 | 39 | 1 | - | 2 | 0 | 41 | 1 | |||
2018 | J1 | 32 | 2 | 3 | 0 | 2 | 0 | 37 | 2 | ||
2019 | 31 | 6 | 6 | 0 | 0 | 0 | 37 | 6 | |||
2020 | 鹿島 | 11 | 27 | 3 | 2 | 0 | - | 29 | 3 | ||
2021 | 23 | 1 | 3 | 1 | 3 | 0 | 29 | 2 | |||
2022 | 30 | 1 | 7 | 0 | 3 | 1 | 40 | 2 | |||
2023 | 名古屋 | 7 | |||||||||
通算 | 日本 | J1 | 157 | 14 | 23 | 1 | 9 | 1 | 189 | 16 | |
日本 | J2 | 39 | 1 | - | 2 | 0 | 41 | 1 | |||
総通算 | 196 | 15 | 23 | 1 | 11 | 1 | 230 | 17 |
その他の公式戦
- 2017年
- J1昇格プレーオフ 2試合0得点
その他の国際公式戦
- 2020年
- AFCチャンピオンズリーグ2020・プレーオフ 1試合0得点
代表歴
- 日本高校サッカー選抜
- NEXT GENERATION MATCH(2012年)
- U-19日本代表候補(2012年)
- U-20日本代表(2013年)
- 全日本大学選抜
- デンソーカップサッカー(2015年)
脚注
- ^ 『Jリーグサッカーキング2016年3月号』朝日新聞出版、2016年、17頁。
- ^ 選手権優勝から4年、明治大不動のエースが名古屋へ。スター街道を歩む和泉竜司「4つのクラブからグランパスを選んだ」 SOCCER KING (2015年12月21日)
- ^ 『和泉竜司選手、高橋諒選手、来季新加入内定のお知らせ』(プレスリリース)名古屋グランパスエイト、2015年7月17日2016年3月29日閲覧。 。
- ^ a b c (今井雄一朗) (2017年9月1日). “【ライターコラムfrom名古屋】6つのポジションで起用される和泉竜司…大学No.1アタッカーから万能型への挑戦”. サッカーキング. 2023年2月24日閲覧。
- ^ “名古屋グランパス、5年間の歴代フォーメーション。西野朗、小倉隆史、風間八宏、三者三様の苦戦の爪痕”. FOOTBALL CHANNEL (2020年3月25日). 2021年4月9日閲覧。
- ^ 和泉選手の加入について鹿島アントラーズ(2019年1月4日)2019年1月4日閲覧。
- ^ 和泉 竜司選手、移籍加入のお知らせ名古屋グランパス(2022年12月8日)2022年12月8日閲覧。
- ^ a b “4年ぶり復帰のMF和泉竜司は練習から100% 背番号「7」でチーム引っ張る【J1名古屋】”. 中日スポーツ. (2023年1月12日)2023年2月24日閲覧。
- ^ a b “【J1名古屋】MF和泉竜司、激化するウイングバック争い参戦 攻撃センスの高さで「違い出したい」”. 中日スポーツ. (2023年2月3日)2023年2月24日閲覧。
- ^ a b “鹿島がどうしても欲しかった男。MF和泉竜司「中核を担わないと」”. Number Web (2020年2月4日). 2023年2月24日閲覧。
- ^ 増川隆洋 (2023年2月15日). “2023J制覇へ〜挑む準備は整った〜 新戦力紹介編”. コミュスポ応援団. 2023年2月24日閲覧。
- ^ “鹿島から名古屋へと復帰した和泉竜司 4年ぶりにプレイするクラブでポテンシャルを発揮できるか”. WORLD (2022年12月9日). 2023年2月24日閲覧。
- ^ 高校サッカーファン2600人が選ぶ選手権MVPは市立船橋の和泉竜司 SOCCER KING (2012年1月10日)
- ^ 栗田監督が語る明治大のJ内定選手「和泉竜司は日本サッカー界のためにもっと羽ばたいていかなければいけない」SOCCER KING (2015年8月7日)
関連項目
外部リンク
- 和泉竜司 - Soccerway.com (英語)
- 和泉竜司 - Soccerbase.comによる選手データ (英語)
- 和泉竜司 - WorldFootball.net (英語)
- 和泉竜司 - Transfermarkt.comによる選手データ (英語)
- 和泉竜司 - J.League Data Siteによる選手データ
- 和泉竜司 - TheFinalBall.com (英語)
- 和泉竜司 (@izuryu1106) - Twitter
- 和泉竜司 (@izuryu1106) - Instagram