味坂駅(あじさかえき)は、福岡県小郡市赤川にある西日本鉄道(西鉄)天神大牟田線の駅。駅番号はT24。
味坂駅 | |
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駅入口 | |
あじさか Ajisaka | |
◄T23 端間 (3.0 km) (2.8 km) 宮の陣 T25► | |
所在地 | 福岡県小郡市赤川 |
駅番号 | T 24 |
所属事業者 | 西日本鉄道 |
所属路線 | ■天神大牟田線 |
キロ程 | 33.7 km(西鉄福岡(天神)起点) |
駅構造 | 地上駅 |
(ホーム) | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- | 158人/日 -2020年- |
開業年月日 | 1924年(大正13年)4月12日 |
備考 | 無人駅 |
歴史
九州鉄道福岡(現・西鉄福岡(天神)駅) - 久留米(現・西鉄久留米駅)間開通と同時に開業した。当時の味坂村の村域ではなく、小郡村に存在していた。旧味坂村の中心地は、むしろ隣の端間駅の方が近い。
年表
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。矢加部駅、徳益駅とともに、天神大牟田線に3つある無人駅の1つ。
駅設備
かつては駅舎が存在したが、撤去された。当駅は自動改札機、自動券売機未設置駅であるが、nimocaには対応しており、上下ホームともnimoca用の入場・出場簡易改札が設置されている。また、大牟田方面ホーム側の出口付近に公衆電話・便所・駐輪場が存在する。上下ホームともに、待合用のベンチと時刻表・路線図が設置されている。そのほか、特に目立った設備は存在しない。
接近・案内放送がない。
乗降時の取扱い
西鉄の無人駅の中では唯一乗車駅証明書を常備していない。これは当駅発着の列車が全て車掌乗務であるためである。無札の場合は車掌から車内補充券を購入するか、降車駅での精算が必要である。
また、当駅で下車する際には乗務員に乗車券を渡す必要がある。nimocaを使う場合は下車時に乗務員に提示すれば降りられる。ただし、そのあとに簡易改札にタッチする必要がある。
利用状況
2021年度の1日平均乗降人員は159人である[4]。これは天神大牟田線の西鉄久留米以北の駅では最も少ない。各年度の1日平均乗降人員は下表のとおり[5]。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
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2000年 | 401 |
2001年 | 378 |
2002年 | 364 |
2003年 | 364 |
2004年 | 272 |
2005年 | 270 |
2006年 | 256 |
2007年 | 242 |
2008年 | 250 |
2009年 | 259 |
2010年 | 248 |
2011年 | 240 |
2012年 | 221 |
2013年 | 228 |
2014年 | 207 |
2015年 | 195 |
2016年 | 194 |
2017年 | 191 |
2018年 | 205 |
2019年 | 206 |
2020年 | 158 |
2021年 | 159 |
駅周辺
小郡市の南端部にあたる。周辺は宝満川沿いの地域で、田畑の中に民家と個人商店が点在する。大規模商業施設はない。
- 宝満川 - 福岡側に鉄橋があり、そこで直角に交わるように流れている。駅から対岸に行くための橋は、やや離れている。
- 味坂変電所 - 駅から見て九州自動車道の反対側に存在する。2000年代初頭までは九州鉄道時代から存在した鉄筋コンクリート建物があったが解体されている[6]。九州鉄道時代は第二変電所と呼ばれていた[7]。
駅の約300メートル西側を九州自動車道が天神大牟田線に並行する形で通っており、同道路の鳥栖ジャンクション~久留米インターチェンジ間を走行しているときに、この駅が確認できる。九州自動車道のすぐ西側は福岡・佐賀県境であり、当駅の周辺は天神大牟田線としては佐賀県に最も接近する区間である。
隣の駅
脚注
- ^ 「にしてつ画像ライブラリ- 宝満川橋梁架替と味坂駅(1968年)」 西日本鉄道企業サイト
- ^ “西鉄電車の全駅に駅ナンバリングを導入します!” (PDF). 西日本鉄道 (2017年1月24日). 2017年3月20日閲覧。
- ^ (PDF)『駅集中管理方式 対象駅の拡大』(プレスリリース)西日本鉄道広報部、2022年2月17日2022年2月17日閲覧。 。
- ^ 鉄道事業|企業・グループ情報《西鉄について》 2021年度 駅別乗降人員
- ^ 小郡市データボックス (交通・通信) 西日本鉄道各駅の乗降人員数の推移
- ^ 現存時の写真
- ^ 春日原変電所(旧第一変電所)は九州鉄道時代の建物と共に春日原駅付近に現存する
関連項目
外部リンク
- 味坂駅 - 西鉄電車各駅情報サイト