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名玄

名玄(めいげん)は、1976年に開業した、岡山県岡山市中区平井のうどん店である。「セルフうどん」形式の先駆店のひとつとして知られている。

株式会社名玄
店頭の様子 (2023年)
種類 株式会社
本社所在地 日本
703-8282
岡山県岡山市中区平井6−7−17
北緯34度38分20秒 東経133度56分22秒 / 北緯34.63889度 東経133.93944度 / 34.63889; 133.93944座標: 北緯34度38分20秒 東経133度56分22秒 / 北緯34.63889度 東経133.93944度 / 34.63889; 133.93944
設立 1978年
業種 (小売業)
事業内容 飲食・サービス・製造販売
代表者 平井芳和
外部リンク https://udon-meigen.co.jp
(テンプレートを表示)

歴史

創業者である平井芳和は、公認会計士を目指して大学に通っていたが、この時期に家業であった建材製造業の経営が悪化した。このため、芳和の父である覚は、「修行時間が短くてもできる」「現金商売であり、日銭が稼げる」「不特定多数を客とできる」商売を求めていた。また、覚は、実家の田地を幹線道路の造成のために半分売却しており、車での来客を見込める業種を探していた。こうした条件を満たすのがうどん店であったという。芳和は公認会計士試験に落ちたことを契機に、うどん店の経営に携わることとなった。「名玄」の店名は、地元の住職が考案した[1]

名玄は後発のうどん店であり[1]、覚は、開業にあたり、1杯100円という低価格でうどんを提供することを厳命した[2]。大学を卒業したばかりであった芳和は[3]、人件費を節約するため、カウンター越しに料理を受け取る学生食堂に着想を得て、客に自分で麺を取ってゆで、だしを注いでもらうスタイルを考案した[2]。これが現在のセルフうどんの原型であるという[1]。開店準備は2か月でおこなわれ、麺が完成したのが開店2日前、つゆが完成したのが開店1日前のことだったという[3]

厨房の外に湯煎機を置く名玄の店舗設計は類のないものであり、開業前の点検に来た保健所職員は難色を示した。しかし、創業者の「名玄の湯煎機は、生肉を客が調理する、焼肉屋の鉄板と同様のものである」という主張にしぶしぶ納得したという[2][1]。開業後も名玄の特殊な営業形態は客を困惑させ、「なぜ客がそのようなことをしないといけないのか」と怒り出す人もいた[3]

当初は客足が伸び悩んだものの[2]、口コミが広がっていったこと[1]、地元のテレビ番組に紹介されたことなどにより、店舗の知名度は向上していった[2]。名玄開店の翌年には県内に新たなセルフうどん店が開業し、5年で同様の形式の店舗は50店舗以上にまで増えた[1]。2022年現在は1日に1000人が来店する人気店となっている[2]

セルフうどんの発祥について

香川県においては、名玄以前にも同様の形式の店舗があったことが知られている。丸亀市1966年に創業した「うどんの専門店です・四国」は当初からセルフうどん形式を採用していたほか[4]高松市1968年に創業した「竹清」も同様の形式をとっていたという[5]。また、1972年には県内に「サラリーマンの昼食仕様」としてのセルフうどん店が複数存在していた[6]

出典

  1. ^ a b c d e f “「セルフうどん」発祥のお店に聞いた、完全セルフスタイルがこんなに楽しい&美味しいのに全国に広まりにくいワケ”. メシ通 | ホットペッパーグルメ (2019年9月25日). 2023年2月16日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 岩本一希「ただいま!この味~中国4県のソウルフード:手打ちうどん名玄 セルフスタイル発祥の地 苦肉の策が一転、行列店へ」『毎日新聞』、2022年1月25日、22面。
  3. ^ a b c 「ヒントは大学の学生食堂 セルフ方式を広めた 名玄(めいげん)」『リビングおかやま』、2016年2月13日。
  4. ^ “history – 饂飩の四國”. 2023年2月16日閲覧。
  5. ^ “竹清・前編|さぬきうどん 開業ヒストリー|さぬきうどん未来遺産プロジェクト”. www.sanukiudon-mirai.jp. 2023年2月16日閲覧。
  6. ^ “新聞で見る讃岐うどん<昭和47年(1972)>|さぬきうどんの謎を追え|さぬきうどん未来遺産プロジェクト”. www.sanukiudon-mirai.jp. 2023年2月16日閲覧。

外部リンク

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