吉田 真次(よしだ しんじ、1984年〈昭和59年〉7月6日 - )は、日本の政治家。自由民主党所属の(衆議院議員)〈1期)。前下関市議会議員(3期)。
来歴
- 関西大学在学中に大阪府議会議員の事務所にてインターンシップをスタートし、卒業後は秘書に就く。
- 2011年、下関市の市議会議員選挙に当選。以後2015年、2019年と3期連続で市議会議員に当選を果たす。
- 2023年4月23日施行の衆議院議員山口県第四選挙区補欠選挙で当選。
市議会議員時の役職歴
- 文教厚生委員会 委員長
- 議会運営委員会 委員長
- 議員定数等調査特別委員会 委員長
- 市議会副議長
- 創世下関 会長
- 豊北町体育協会 会長
- 下関市体育協会 理事
- 自由民主党豊北支部 支部長
- 下関保護区保護司
2023年の衆議院山口4区補欠選挙
2022年7月8日、安倍晋三元首相が奈良市で暗殺される事件が発生[1]。亡くなった安倍の選挙区である山口県第四選挙区の後継者問題[2]が難点となり、安倍昭恵夫人の意向で吉田真次が浮上。吉田は、2022年度末、下関市内で2023年春に実施される衆議院議員の補選への出馬表明の会見を実施した。
2023年1月19日、自由民主党山口県連は公募選定[3]の結果、吉田を県連の推薦候補として党本部へ報告した。
同年2月25日、岸田文雄自由民主党総裁から4月23日実施予定の補欠選挙への公認証書を手渡された[4]。
同年3月5日、岸田は吉田事務所にて安倍の遺影に手を合わせた後、集会「吉田真次激励の集い」に参加[5]。集会では、他に江島潔や北村経夫なども激励の言葉を述べた。その後、岸田は岩国市へ移動し、岸信千世の集会にも参加し、支援を呼びかけた。
2023年4月23日に執行された衆議院山口4区補欠選挙では、51,961票(次点:有田芳生25,595票)を獲得し当選した[6][7]。当選確定後の4月25日に山口県選挙管理委員会からの当選人告示を受けて正式に衆議院議員となった[8]。当選後は清和政策研究会(安倍派)に入会した[9]。
不祥事
吉田が下関市議会副議長だった2018年1月から2019年8月にかけて、市の公用タクシーチケットを使っていた。14回、12万8900円分タクシーチケットを使った。[10][11][12] いずれも私用ではない事は吉田本人がtwitterにて明言している。
信条
- 政治家とは情熱と判断力によって、硬い板に錐で穴をあけていくような作業。例え非難を浴びても、国家国民の為、挫けない強靭な意志でそれを完徹する。
- 変えるべきは勇気をもって、守るべきものは優しさをもって。
発言
- 「最近、外国人であることで差別されたという報道が目立つが、悪意や差別という意識がない言動にそこまで過剰に反応することはどうなのか。安倍政権が、移民政策を推進し、人権擁護法などを成立させるような政権でなくて本当に良かったと思う。」とツイートしている。[13]
- 蓮舫についての動画を引用し、「『ちょっと国籍がダブってた違法人』頭から離れません。アッポーもパイナッポーも吹っ飛んだ。」とツイートしている。[14]
- ツイッターのプロフィールに「我が日本国、天皇陛下万歳」などと記していた。
- Facebookで「これからは寿司職人は握る技術に加えて、顔を見てわさびの量を判断しなければならないのですね。日本人であっても外国人であっても、多くても少なくても文句を言われるのは大変だ。ひと言、客が言えば済むのだろうけど。ただ、わさびが好きな外国人が多いからと、その量を多くしたことについて差別されたと憤慨することが理解できない。日本人客に糞尿を食べさせる人がいる国ではそう思うのかもしれないが。」と述べている。[15]
- 流行語について、「『保育園落ちた日本死ね!!!』はどうなんですかね?そんなに流行りましたか?そもそもこの言葉が気にくわない。『中国死ね』や『朝鮮死ね』はヘイトスピーチだとか言われ、『日本死ね』は流行語大賞にノミネートか。」「もし私が審査員を任されたら、まずはトップ3は『二重国籍』や『違法人」、『ガソリーヌ』でしょう。」とブログで述べた。[16]
- 朝鮮通信使の世界記憶遺産登録に向けた動きに対し、「もしも世界記憶遺産に登録されたとして、韓国が『我々が日本に素晴らしい文化をもたらした』などと言い出し、それが我が国の国益を損なうことになる可能性も大いにあるのに、そこまで考えが及ばないのか。だからこそ私はこんなもの登録に値しないと言っているのです。」とブログで述べている。[17]
- 平昌五輪をめぐって「韓国単独で開催できない可能性が極めて高いので、共同開催を求める声があるそうだ。ぜひやったらよろしい。平和の祭典である五輪の共同開催をきっかけに、彼らの悲願でもある朝鮮半島の南北統一。大いに結構ではないか。我が国との共同開催など論外の論外です。」とブログで述べている。[18]
スローガン
- 美しく誇りある国へ。
- 真っすぐ次代へ。
- straght to the next
脚注
- ^ “安倍元首相の暗殺 どのように起きたのか”. BBC (2022年7月9日). 2022年7月10日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2022年12月30日). “安倍元首相後継、補選出馬へ 自民県連公募応じる意向”. 産経ニュース. 2023年3月16日閲覧。
- ^ “「勝てる候補を」自民県連が山口2区補選の候補者を公募 | 中国新聞デジタル”. 「勝てる候補を」自民県連が山口2区補選の候補者を公募 | 中国新聞デジタル. 2023年3月16日閲覧。
- ^ “衆議院山口県第四選挙区補欠選挙に係る公認候補を吉田真次氏に決定-自民党山口県支部連合会”. 衆議院山口県第四選挙区補欠選挙に係る公認候補を吉田真次氏に決定-自民党山口県支部連合会. 2023年3月16日閲覧。
- ^ “岸田文雄首相が山口入り 衆院・参院5補欠選挙へ地方行脚第1弾 - 日本経済新聞”. www.nikkei.com. 2023年3月16日閲覧。
- ^ “令和5年4月23日執行 衆議院山口県第2区及び第4区選出議員補欠選挙の投開票の状況” (2023年4月23日). 2023年4月24日閲覧。
- ^ “山口4区 安倍氏後継が当選確実 統一教会批判の有田氏及ばず”. 産経ニュース. 産経デジタル. (2023年4月23日)2023年4月23日閲覧。
- ^ (HTML)『山口県選挙管理委員会告示第七十八号』(プレスリリース)山口県、2023年4月25日2022年4月25日閲覧。 。
- ^ “自民党・麻生派、単独で第2派閥に 安倍派は3人増え99人 岸田派は1人増の46人”. 日本経済新聞. (2023年4月27日)2023年4月29日閲覧。
- ^ “【寄稿】下関市議会の公用タクシー券問題について――12月議会にむけて 下関市職員OB有志の会”. 長周新聞 (2022年12月7日). 2023年4月23日閲覧。
- ^ “正副議長の不適切タクシー代は返金されたのか?「回答しない」と議会事務局 下関市議会の公用タクシーチケット問題”. 長周新聞 (2022年6月16日). 2023年4月23日閲覧。
- ^ “安倍元首相の後継者になった38歳「下関市議」の評判 「日の丸ボーイ」と呼ばれていた思想・信条”. デイリー新潮. 2023年4月23日閲覧。
- ^ “https://twitter.com/yoshida706/status/785638609370042368?t=q33JvY46r0icwlE_lz3qpg&s=19”. Twitter. 2023年4月23日閲覧。
- ^ “https://twitter.com/yoshida706/status/789674740822618112?t=dPNfzSkfrt6TQywFA4NhoA&s=19”. Twitter. 2023年4月23日閲覧。
- ^ “Facebookにログイン”. Facebook. 2023年4月23日閲覧。
- ^ “下関市議会議員 吉田真次のブログ”. ameblo.jp. 2023年4月23日閲覧。
- ^ “下関市議会議員 吉田真次のブログ”. ameblo.jp. 2023年4月23日閲覧。
- ^ “『平昌五輪』”. 下関市議会議員 吉田真次のブログ. 2023年4月23日閲覧。
外部リンク
- 吉田真次 公式ウェブサイト
- 吉田真次 (@yoshida706) - Twitter
- 吉田真次 (yoshida.shinji.9) - Facebook
- 下関市議会議員 吉田真次のブログ - Ameba Blog