地理
成田市の中央よりやや東部に位置し、遠山地区に所属する。周辺の野毛平、小泉、大室、吉岡、長田、天神峰、堀之内、長田と隣接する。
東西に東関東自動車道が通っているが、当区域にインターチェンジは無い。
南東の区域が新東京国際空港(現・成田国際空港)の敷地(二期地区)の一部となり、B滑走路の滑走路端(滑走路番号:16L)や誘導路などの施設が置かれている。
旧大栄町にあった十余三は、旧成田市の十余三と区別するため、大栄十余三と呼ばれている。
歴史
荒海川の上流域に多くの遺跡が存在し、成田国際空港内遺跡群と総称されている。中でも稲荷峰遺跡の約13000年前の細石刃石器群(信州系黒曜石)は本州最大規模を誇る[5]。
江戸幕府が設置した馬牧(佐倉牧)の一部(矢作牧)であったが、1869年(明治2年)に政府が職を失った武士のための士族授産と、食料増産のための緊急開墾を東京府に命じたことにより開墾された13の入植地のうちの一つで13番目の入植地(この開墾地は少なくとも一部では東京新田との俗称もあったとされるが詳細は不明)。この地を受け持った開墾会社の社員(出資者)は、中沢彦吉と小野善助(小野組)であった[6]。1871年8月から開墾が開始され、翌年11月に十余三村として独立した(150戸、461人)[5]。
世帯数と人口
小・中学校の学区
市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる。
施設
交通
道路
バス
脚注
- ^ “平成28年版 成田市統計書”. 成田市 (2017年1月16日). 2017年11月12日閲覧。
- ^ a b “住民基本台帳字別人口”. 成田市 (2017年11月16日). 2017年11月29日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2017年11月28日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2017年11月29日閲覧。
- ^ a b c 大字別地域の事典編集委員会 編 (2011). 成田の地名と歴史 : 大字別地域の事典. 成田市. p. 144
- ^ 青木更吉 (2011). 「東京新田」を歩く. 崙書房出版. p. 88。東京新田が俗称に過ぎないため「 」が用いられている。
- ^ “成田市立小学校通学区域 一覧”. 2017年11月18日閲覧。
- ^ “成田市立中学校通学区域について”. 2017年11月18日閲覧。
関連項目
- 東京新田
- 1.初富(はつとみ、鎌ケ谷市) - 2.二和(ふたわ、船橋市) - 3.三咲(みさき、船橋市) - 4.豊四季(とよしき、柏市) - 5.五香(ごこう、松戸市) - 6.六実(むつみ、松戸市) - 7.(七栄)(ななえ、富里市) - 8.八街(やちまた、八街市) - 9.(九美上)(くみあげ、香取市) - 10.(十倉)(とくら、富里市) - 11.十余一(とよいち、白井市) - 12.十余二(とよふた、柏市) - 13.十余三(とよみ、成田市・多古町)