共愛学園前橋国際大学短期大学部(きょうあいがくえんまえばしこくさいだいがくたんきだいがくぶ、英語: Kyoai Gakuen Junior College)は、群馬県前橋市昭和町3-7-27に本部を置く日本の私立大学。1933年創立、1965年大学設置。大学の略称は共愛短大。
概観
大学全体
1965年 学校法人平方学園により明和女子短期大学として開学。1956年設置の明和生活学院の伝統を受け継ぎ、生活科学系の学科のみ設置された。開学から長らくは女子短期大学だったが、1999年に共学化され、校名も明和学園短期大学へと変更された。
しかし、2015年度以降少子化などの影響により定員割れが続いており、2020年に共愛学園へ移管される計画が文部科学省へ申請され、翌年共愛学園前橋国際大学短期大学部となった[1]。明和学園短期大学が所有する土地・建物・図書などは共愛学園へ無償譲渡となり、学科・専攻・入学定員・学費などに変更はない[1]。移籍を希望する教職員は全員、共愛学園が雇用するという[1]。なお共愛学園には、共愛学園女子短期大学という2002年に廃止された短期大学があったが、これらの経緯のとおり全く別の短期大学である。
建学の精神(校訓・理念・学是)
- 建学の精神[2]
キリスト教主義と「進取」の精神に基づき、人格を涵養し、自ら考え、切り拓いていく知恵と力を持ち、「共愛・共生」の精神を実践できる人材を育てることを目的とする。
- 教育理念[2]
次代を担う人々が、自分の人生を自ら考え切り拓いて行く、知恵と力を育む場の提供とサポートをいたします。
- 教育目標[2]
- 向上心を持つ人間の育成
- 問題に立ち向かう人間の育成
- コミュニケーション力のある人間の育成
沿革
年表
平方学園時代
- 1933年 平方裁縫女学校(後の明和高等学校)設置。
- 1951年 学校法人平方学園を組織した。
- 1956年 明和生活学院を設置。北関東で最初の栄養士養成施設に指定される。
- 1965年 明和女子短期大学(めいわじょしたんきだいがく)として開学。家政科のみの単科短大で、在学者数は143人となっている[3]。翌年、明和生活学院を閉校。
- 1970年 明和女子短期大学付設幼稚園教員養成所開学。
- 1977年 明和女子短期大学付設幼稚園教員養成所が専修学校として認可される。
- 1999年 明和学園短期大学と学名を変更し、男子の募集を開始する。家政科を生活学科に改組。
- 2000年 生活学科を専攻分離する。生活専攻(募集は2006年度まで)、栄養専攻を設置。
- 2007年 こども学専攻を設置。
共愛学園移管後
基礎データ
所在地
教育および研究
組織
学科
- 生活学科
- こども学専攻
- 栄養専攻
取得資格について
附属機関
- 図書館:「東方館」と称した建物内にある。
- 明和学園短期大学付設幼稚園教員養成所が設置されていた。2007年生活学科こども学専攻への移行により廃止。
学生生活
部活動・クラブ活動・サークル活動
- 共愛学園前橋国際大学短期大学部には「食品科学」・「栄養」・「調理」・「幼児表現」など専門科目に関連した研究部がある。
学園祭
- 共愛学園前橋国際大学短期大学部の学園祭は「明和展」と呼ばれ、毎年概ね11月に行われているイベントである。催しの一つに「ブライダルコンテスト」がある。
スポーツ
- 私大スポーツ大会に参加している。
施設
昭和町キャンパス
- 交通アクセス:JR両毛線前橋駅よりバスの便が運行されている。
- 本学の設置者が2021年に学校法人平方学園より学校法人共愛学園へ移管された経緯から、同法人が設置する共愛学園前橋国際大学や共愛学園中学校・高等学校などがある前橋市小屋原町のキャンパスからは直線距離で約9kmほど離れた場所に位置している。
学生食堂
- 学内にある。
寮
- 「たちばな」と称した学生寮が、短大キャンパスから少し離れた場所にあったが、2022年3月閉寮。
学校関係者と組織
学校関係者一覧
出身者
社会との関わり
- 地域社会との交流を深めるために「親子料理教室」や「管理栄養士受験講座」が実施されている。
卒業後の進路について
就職について
- 生活学科
- 栄養専攻:在学時に取得した資格を活かして日清医療食品など一般企業や各種医療機関や社会福祉施設などに就職している。
編入学・進学実績
脚注
参考文献
関連項目
- (日本の短期大学一覧)
外部リンク
- 共愛学園前橋国際大学短期大学部