伏見宮邦房親王(ふしみのみや くにのぶしんのう)は、戦国時代から江戸時代初期にかけての皇族。中務卿。世襲親王家の伏見宮第9代当主。邦輔親王の第二王子。正親町天皇の猶子。初名は邦良(くにざね)、法号は桂昌院[1]。
生涯
永禄9年(1566年)に伏見宮邦輔親王の第2王子として誕生する。天正3年(1575年)2月21日に親王宣下を受け、天正6年12月17日に元服し、中務卿及び式部卿に任命され、二品となった[1]。弟で、伏見宮邦輔親王の第4王子である貞康親王が伏見宮を継いだが、王子が生まれなかったため、兄の邦房親王が伏見宮を継承した。
系譜
- 家女房
- 第一王子:貞清親王(1596-1654) - 第10代伏見宮
- 生母未詳
- 良嶽聖久(?-1631)
- 高秀尊覚(慈照院、1615-1693)
脚注
参考文献
- 『(邦房親王)』 - コトバンク
- 四親王家御系譜