「人間」(にんげん)は、日本のシンガーソングライターである長渕剛の27枚目のシングル。
「人間」 | |
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長渕剛 の シングル | |
初出アルバム『いつかの少年』 | |
B面 | 「I love you (acoustic version)」 |
リリース | |
規格 | 8センチCD |
ジャンル | フォークソング |
時間 | |
レーベル | 東芝EMI/エキスプレス |
作詞・作曲 | 長渕剛 |
プロデュース | 瀬尾一三、長渕剛 |
チャート最高順位 | |
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長渕剛 シングル 年表 | |
EANコード | |
EAN (4988006115071) |
オリコンチャートでは最高位4位となり、オリジナルアルバムには未収録となった。
音楽性
歌詞の内容は、自身を一人の人間として見つめなおし、前向きに生きていく意思を綴っている。また、相田みつをの代表作である「人間だもの」の一節を引用している。前作「RUN」において、相田みつをの作品からの盗作疑惑が生じ、遺族とは和解したことで引用が可能となり、ジャケット裏には「A tribute to Mr.MITSUO AIDA」と表記されている。
元々本曲は前年1993年発売のアルバム『Captain of the Ship』用に用意され、お蔵入りになっていたものであり、そのバージョンは1994年発売のライブビデオ『白の情景』に収録されている。
サウンド面ではアコースティック・ギターを主体に、沖縄音楽のようなアレンジとなっている。
音楽情報サイト『CDジャーナル』では、「ミディアム・スローのラブ・バラード。ペンタトニック・スケールなどを用いたエスニックなサウンドや緩やかなハンド・クラップなどが特徴的」と表記されている[1]。
リリース
1994年8月10日に東芝EMIのエキスプレスレーベルよりリリースされた。
前作「RUN」(1993年)ら約1年ぶりのシングルであるが、本作はノンタイアップとなっており、オリコンチャートでは最高順位4位という結果となった。これにより、「しゃぼん玉」以降のシングル連続1位は3作品で留まった。
本作品発表後にはオリジナルアルバムがリリースされなかったため、アルバム未収録となった。その後、ベストアルバム『いつかの少年』(1994年)に収録された。
カップリング曲の「I love you (Acoustic version)」は、アルバム『JAPAN』(1991年)に収録されていた「I love you」をアコースティックにリアレンジした楽曲。
批評
専門評論家によるレビュー | |
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レビュー・スコア | |
出典 | 評価 |
CDジャーナル | 肯定的[1] |
音楽情報サイト『CDジャーナル』では、「“俺たちは人間だもの”というシンプルかつ根本的な視点から愛を歌う」と評されている[1]。
チャート成績
オリコンチャートでは最高位4位を獲得し、登場回数は10回、売り上げ枚数は35.7万枚となった。
ミュージック・ビデオ
ライブ・パフォーマンス
本作はライブでの演奏頻度が低く、1994年のツアー「Live'94 Captain of the Ship」、1995年のツアー「Live 95 JUST LIKE A BOY -Acoustic Road-」、2009年のツアー「Tsuyoshi Nagabuchi Acoustic Live 30th Anniversary」のみで演奏されている[2]。
シングル収録曲
全作詞・作曲: 長渕剛。 | |||
# | タイトル | 編曲 | 時間 |
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1. | 「人間」 | 長渕剛、笛吹利明 | |
2. | 「I love you (Acoustic version)」 | 笛吹利明 | |
3. | 「人間(オリジナル・カラオケ)」 | ||
合計時間: |
収録アルバム
- スタジオ音源
- 『いつかの少年』(1994年)
- 『SINGLES Vol.3 (1988〜1996)』(1997年)
- ライブ音源
- 『LIVE COMPLETE '95〜96』(1996年) - 1995年12月26日の東京ドーム公演から収録。
- ライブ映像
- 『LIVE "いつかの少年"』(1996年) - 1995年12月26日の東京ドーム公演から収録。
脚注
外部リンク
- - ウェイバックマシン(2011年3月16日アーカイブ分)
- 公式サイトディスコグラフィー「人間」