二荒拡子

二荒 拡子（ふたら ひろこ、1895年（明治28年）5月28日^[1] - 1990年（平成2年））は、日本の元皇族、二荒芳徳伯爵夫人。皇族時代の名と身位は拡子女王（旧字体表記：擴子）。

拡子女王
北白川宮家、二荒家
1915年撮影
続柄	北白川宮能久親王の第三王女
身位	女王 → 降嫁
敬称	殿下 → 降嫁
出生	(1895-05-28) 1895年5月28日 日本
配偶者	二荒芳徳伯爵
子女	一覧参照
父親	北白川宮能久親王
母親	浮山幾牟
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生涯

北白川宮能久親王と側室の浮山幾牟の娘として生まれる。1895年（明治28年）10月28日、父能久親王と死別。

1915年（大正4年）7月16日に二荒芳徳伯爵（父：伊達宗徳侯爵）との結婚の勅許が下り^[2]、7月18日付で、勲二等宝冠章を受章^[3]。翌7月19日、宮中三殿に拝礼し、朝見の儀を執り行った^[4]。7月20日、二荒芳徳伯爵に降嫁^[5]。

なお、二荒伯爵家は、拡子女王の異母兄二荒芳之（早世）が興した家である。

結婚後は、婦人誌である『主婦の友』や『婦女界』の取材に応じている。

血縁

 

1934年（昭和9年）頃撮影、二荒伯爵一家

• 兄弟：
• （異母）北白川宮成久王、竹田宮恒久王、小松輝久侯爵、二荒芳之伯爵、上野正雄伯爵ほか
• 夫：二荒芳徳^[6]
• 子：
  • 長女：荒尾富士子（1916年生）^[6] - (荒尾博正)男爵夫人
  • 三女：井上明子（1923年生）^[6] - 井上光貞夫人
  • 四女：石坂治子（1925年生）^[6] - (石坂一義)（日本銀行理事を経てケンウッド社長）夫人
  • 長男：(二荒芳忠)（1930年生）
  • 次男：(二荒芳彦)（1934年生）

栄典

1915年年（大正4年）7月18日 - 勲二等宝冠章^[3]

脚注

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注釈

出典

1. ^ 『纂輯御系圖』（松成堂、1903年）、p.202（(NDLJP):1085748/121）
2. ^ 『官報』第888号「宮廷録事」、大正4年7月17日（(NDLJP):2952995/3）
3. ^ ^{a b} 『官報』第889号「叙任及辞令」、大正4年7月19日（(NDLJP):2952996/7）
4. ^ 『官報』第889号「宮廷録事」、大正4年7月19日（(NDLJP):2952996/8）
5. ^ 大正4年宮内省告示第14号（『官報』第891号、大正4年7月21日）（(NDLJP):2952998/7）
6. ^ ^{a b c d} 『人事興信録』第8版（1928年7月）、「二荒芳徳」の項