中村 紀子子(なかむら きねこ、1923年1月26日[5] - 2014年12月27日[6])は、日本の女性声優。本名:高橋 紀子子(たかはし きねこ)[1]。東京都出身。アーツビジョンに所属していた[2]。
来歴・人物
東京放送劇団[2]に第1期生として1943年に入団。同期に巖金四郎、七尾伶子、加藤道子らがいた。後にアーツビジョンに移籍。
趣味・特技は卓球。世界ベテラン卓球選手権で1位と2位になった経歴を持つ腕であった[2]。
出演
テレビドラマ
- (駅)(1965年、NHK)
- 澪つくし(籐ヨシの女)(1985年、NHK)
テレビアニメ
- レインボー戦隊ロビン(1966年、今村シゲ子)
- いなかっぺ大将(1971年)
- アルプスの少女ハイジ 総集編(1974年、おばあさん)
- 勇者ライディーン(1975年、猿丸の母)
- トム・ソーヤーの冒険(1980年、ケイト夫人)
- プロゴルファー猿(1982年、母[7])
- 三国志II 天翔ける英雄たち(1986年、呉国大)
- エスパー魔美(1987年、静)
- 美味しんぼ(1989年 - 1992年、社長夫人、青沢の母、大原夫人〈2代目〉)
- ヤダモン(1989年、マナティ)
劇場アニメ
- (エスパー魔美 星空のダンシングドール)(1988年、静)
OVA
- おざなりダンジョン 風の塔(1991年、老神官)
吹き替え
映画
- エアポート'75
- (俺の墓標は立てるな)(フローラ〈エラ・フィッツジェラルド〉)
- 回転(グロース夫人)
- 風と共に去りぬ(ピティパットおばさん)※日本テレビ旧録版
- 暗闇にベルが鳴る(マクヘンリー寮長〈マリアン・ウォルドマン〉)※フジテレビ版(BD収録)
- 黒水仙(シスター・フィッリッパ〈フローラ・ロブソン〉) ※TBS版
- コレクター(モガ・ウィッシュボーン)※NET版(現・テレビ朝日)
- 砂塵に血を吐け(キャロル・ブラウン)※フジテレビ版
- ザ・フォッグ
- ザ・フライ/ハエ男の恐怖(エマ〈キャスリーン・フリーマン〉) ※日本テレビ版
- サムソンとデリラ
- ジャンボ(ルル〈マーサ・レイ〉)
- タワーリング・インフェルノ(ポーラ・ラムジー市長夫人〈シーラ・アレン〉) ※フジテレビ版(日本語吹替音声追加収録版BDに収録)
- チャタレイ夫人の恋人(エヴァ〈エリザベス・スプリッグス〉) ※日本テレビ版
- ハリウッドにくちづけ(祖母)
- ハンボーン(ヒリー・ラドクリフ〈リリアン・ギッシュ〉) ※フジテレビ版
- (プロヴァンスの秘密)(母親)
- マーニー
- ランボー ※旧日本テレビ版
- レナードの朝(ロウ夫人)※DVD版
- ローマの休日
ドラマ
アニメ
- おしゃれキャット
- (ホバディディック)
特撮
- コメットさん(1967年、赤頭巾のおばあさんの声)
ラジオドラマ
- 源氏物語『花散里』・『紫の上』(萩戸)
ナレーション
- 私の秘密 ※三代目ナレーションを担当しており、顔は最終回以外一度も出さずに陰の声として出演
脚注
- ^ a b 『声優名鑑』、206頁、成美堂出版、1999年、(ISBN 978-4415008783)
- ^ a b c d “”. アーツビジョン. 2014年8月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月17日閲覧。
- ^ 『声優名鑑 アニメーションから洋画まで…』近代映画社、1985年、118頁。
- ^ 『日本タレント名鑑(2000年版)』VIPタイムズ社、2000年、749頁。
- ^ “中村紀子子(なかむらきねこ)の解説”. goo人名事典. 2020年1月17日閲覧。
- ^ コミリア (2016年11月18日). “”. dressing. 2016年3月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年1月24日閲覧。
- ^ “プロゴルファー猿”. メディア芸術データベース. 2021年1月16日閲覧。
外部リンク
- (2014年8月13日時点のアーカイブ)
- 中村紀子子のプロフィール・画像・写真 - WEBザテレビジョン