中日杯(ちゅうにちはい)は、金沢競馬場ダート2000mで施行される地方競馬の重賞競走である。レース名は賞を提供している中日新聞社から取られている。
概要
1965年に創設。創設以来一貫して12月に開催されており、冬期は開催休止となる金沢競馬場にとっては古馬重賞の総決算となる。
施行距離は長年2300mであったが、2015年のみ1900m、2016年より2000mで実施されている。
なお、同じ2300mで実施されていた百万石賞も2016年から距離短縮(2100m)し、2300mで実施されるレースが無くなった。
条件・賞金(2022年)
- 出走条件
- サラブレッド系3歳以上オープン、金沢所属。
- 負担重量
- 別定(3歳54kg、4歳以上56kg、牝馬2kg減)
- 賞金額
- 1着700万円、2着196万円、3着98万円、4着70万円、5着56万円、着外手当10万円[1]。
歴史
歴代優勝馬(2010年以降)
回数 | 施行日 | 距離 | 優勝馬 | 性齢 | タイム | 優勝騎手 | 調教師 |
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第46回 | 2010年12月12日 | 2300m | タートルベイ | 牡5 | 2:29.9 | 堀場裕充 | 加藤和宏 |
第47回 | 2011年12月11日 | 2300m | ナムラダイキチ | 牡3 | 2:29.6 | 畑中信司 | 藤木一男 |
第48回 | 2012年12月9日 | 2300m | ナムラダイキチ | 牡4 | 2:29.6 | 畑中信司 | 藤木一男 |
第49回 | 2013年12月15日 | 2300m | サミットストーン | 牡5 | 2:28.7 | 吉原寛人 | 加藤和義 |
第50回 | 2014年12月15日 | 2300m | ケージーキンカメ | 牡3 | 2:31.0 | 青柳正義 | 鈴木正也 |
第51回 | 2015年12月13日 | 1900m | グルームアイランド | 牡4 | 2:02.0 | 吉原寛人 | 高橋俊之 |
第52回 | 2016年12月11日 | 2000m | ジャングルスマイル | 牡10 | 2:11.9 | 田知弘久 | 金田一昌 |
第53回 | 2017年12月12日 | 2000m | メイジン | 牡6 | 2:11.3 | 平瀬城久 | 金田一昌 |
第54回 | 2018年12月12日 | 2000m | ヤマミダンス | 牝4 | 2:09.7 | 中島龍也 | 中川雅之 |
第55回 | 2019年12月8日 | 2000m | ティモシーブルー | 牡5 | 2:08.4 | 畑中信司 | 金田一昌 |
第56回 | 2020年12月6日 | 2000m | ハクサンアマゾネス | 牝3 | 2:08.7 | 吉原寛人 | 加藤和義 |
第57回 | 2021年12月12日 | 2000m | ハクサンアマゾネス | 牝4 | 2:08.6 | 吉原寛人 | 加藤和義 |
第58回 | 2022年12月11日 | 2000m | ヴェノム | 牡4 | 2:07.2 | 田知弘久 | 中川雅之 |
出典:[2]
その他
12月という季節柄北國王冠同様天候に恵まれないことも多く、良馬場で開催されたのは1987年の第23回までさかのぼる[2]。