概要
下関駅近くの大和町にある本港(山口県管理)と、彦島西部に位置する南風泊分港(はえどまりぶんこう、下関市管理)に分かれる。南風泊港は全国唯一のフグ専門の漁港として知られる。
下関漁港閘門は水産庁が発表した「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」に選定され、世界一小さなパナマ運河式閘門としてギネス世界記録に認定され、ギネスブックに登録されている。
- 下関漁港[1]
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- 卸売市場名:山口県下関漁港地方卸売市場
- 市場開設者:山口県
- 卸売業者名:下関中央魚市場(株)、下関唐戸魚市場(株)
- 買受人数:80人
- 買受人組合:下関水産物卸協同組合、下関唐戸魚市場仲卸協同組合
- 下関漁港南風泊分港[1]
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- 卸売市場名
- 市場開設者:下関市
- 卸売業者名:下関唐戸魚市場(株)
- 買受人数:21人
- 買受人組合:下関唐戸魚市場仲卸協同組合
- 市場の基本施設
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- 漁港ビル本館南1階第1・2工区、北棟(卸売場)(9718㎡)
- 漁港ビル本館南2階(水産関係事務所)(3641㎡)
- 下関漁港ビル(水産関係事務所)(1676㎡)
- 10号上屋(水産倉庫)(631㎡)
- 福利厚生施設(1500㎡)
- 正門守衛所(16㎡)
- 北門守衛所(20㎡)
沿革
以下、令和元年度下関漁港統計年報[1]より
- 1928年 漁港修築計画策定(年間10万トン処理)
- 1936年 下関漁港閘門を設置
- 1942年 下関市中央市場(市営)開場
- 1950年 下関漁港市場(民営)開場
- 1951年 韓国輸入水産物水揚開始
- 1952年 山口県が漁港管理者となる
- 1960年 特定第3種漁港に指定
- 1966年 水揚量が全国一を記録する(285,255トン)
- 1970年 南風泊分港完成
- 1973年 下関漁港地方卸売市場開設者を山口県に移行
- 1974年 下関市地方卸売市場南風泊市場の開場
- 1983年 第1回下関さかな祭を開催
- 1985年 ふぐの販売及び処理の規制に関する条例施行
- 1986年 鉄道用冷蔵コンテナ60基設置
- 1990年 活魚施設増設(134㎡)
- 2000年 下関漁港福利厚生施設を新設
- 2004年 国の構造改革特区の認定を受ける
- 2014年 旧本館を解体
- 2015年 7号上屋、西館を解体
- 2016年 9号上屋(トラックヤード)および東館を解体、10号上屋(水産倉庫)を新設
- 2017年 本館を解体
- 2018年 冷蔵庫上屋を解体
- 2020年 本館南2工区完成、卸売場供用開始、新しい下関漁港ビル完成
主な魚種
- フグ - 2002年(平成14年)度陸揚量全国1位
- アンコウ - 2002年(平成14年)度陸揚量全国1位
- エイ - 2002年(平成14年)度陸揚量全国1位
- エソ - 2002年(平成14年)度陸揚量全国1位
- ハギ類 - 2002年(平成14年)度陸揚量全国1位
- ムツ - 2002年(平成14年)度陸揚量全国1位
- サザエ - 2002年(平成14年)度陸揚量全国1位
- ハマグリ - 2002年(平成14年)度陸揚量全国1位
- アナゴ - 2002年(平成14年)度陸揚量全国2位
- ホウボウ - 2002年(平成14年)度陸揚量全国3位
- ヒラメ - 2002年(平成14年)度陸揚量全国5位
- カレイ - 2002年(平成14年)度陸揚量全国6位
- イワシ
- アジ類
- イカ類
主な漁業
- 底引き網漁業(沖合底引き網)
- まき網漁業(巾着網)
- 底引き網漁業(小型船底引き網)
- 敷き網漁業
- はえなわ
関連項目
出典
外部リンク
- 地図 - Google マップ