上地港(かみちこう[1])は、沖縄県八重山郡竹富町の新城島(上地島)にある地方港湾である。港湾管理者は沖縄県[1]。統計法に基づく港湾調査規則では乙種港湾に分類されている[4]。
概要
上地島と下地島の2島からなる新城島のうち、北側にある上地島の北西側に位置する。日本最南端の地方港湾である[5][6]。石垣島や他の島との間に定期航路はないが、石垣島 - 西表島間の旅客船(高速船)が不定期に寄航するほか、周辺海域でのダイビング船の休憩等に利用されている[7]。
八重山列島の他の地方港湾では浮桟橋の整備が進んでいるが[8][9]、当港には浮桟橋が整備されていないため、地元自治体では浮桟橋の設置を要請しており[10]、沖縄県は2018年度(平成30年度)の事業化を目指していた[11]。そして、2015年度には実施計画まで進んだものの、地域から計画変更の要望があったため事業は採択されなかった。竹富町では、今後の事業化は費用対効果の面から困難としている[12]。
施設
関連項目
- (日本の港湾一覧#沖縄県)
脚注
- ^ a b c d 港湾管理者一覧表 (PDF) 国土交通省港湾局、2017年4月1日
- ^ a b 八重山要覧 平成28年度版 第3章 交通・通信 (PDF) 沖縄県八重山事務所、2017年8月
- ^ a b c 港湾統計(年報)平成27年 国土交通省
- ^ 港湾調査規則 e-Gov
- ^ みなとだより 2007年 Vol.53 (PDF) 日本港湾協会
- ^ ポートマガジン みなとの豆知識 大阪港湾・空港整備事務所
- ^ 上地港 (PDF) 沖縄県土木建築部港湾課
- ^ 白浜港の浮き桟橋が完成 1日から供用開始 八重山毎日新聞、2007年3月29日
- ^ 整備進む離島港湾施設 各島に旅客ターミナル 八重山毎日新聞、2012年1月1日
- ^ 波照間の航空路線再開を 衆院国土交通委と意見交換 八重山毎日新聞、2013年9月6日
- ^ 沖縄県PDCA「主な取組」検証票 (PDF)
- ^ “「はてるま」代替船6月運航 3月定例竹富町議会”. 八重山毎日新聞. (2019年3月20日)
外部リンク
- 上地港 (PDF) 沖縄県土木建築部港湾課