万協製薬株式会社(ばんきょうせいやく、英: BANKYO PHARMACEUTICAL Co.,Ltd.)は、三重県多気郡多気町に本社を置く製薬会社。水虫薬や消炎剤など外用薬の受託生産を行う。
主な製品
神戸当時は「レーバン」(外用痔疾用薬)[2]1ブランドのみを製造していたが、三重移転後は小林製薬や近江兄弟社など大手製薬・化粧品会社のOEM生産、ドラッグストアなどのプライベートブランド商品として、約65社に対し[1]水虫薬や消炎剤など外用薬を製造する。2018年3月現在、取引会社は93社で、自社ブランド商品は主に日邦薬品工業を通じて全国の小売店に供給している[3]。
特色
生産設備は、突発的受注に備えるため通常は稼働率を低めにしている。工場は阪神・淡路大震災の教訓を生かし、床にケーブル等を這わせない広い通路や、内側からカッターで切り開けて脱出可能なプラスチック製シャッターを設けるなど、地震に強い構造としている。
社内には福利厚生目的で、漫画・DVD鑑賞スペースやスポーツ施設が設けられ、海外旅行など社員同士の行事には補助金を支給している[1]。社長の自宅隣接地には、「万協製薬フィギュア館」として社長自ら収集したフィギュアを展示[4]していたが手狭になり、2014年3月に竣工した第三工場内に移設し、同年5月万協フィギュア博物館を開館した[5]。
2010年(平成22年)10月に、三重県立相可高等学校生産経済科の生徒6人と化粧品「まごころteaハンドジェル」(まごジェル)の共同開発を行った[6]。この製品は、相可フードネットが販売する[6]。
沿革
脚注
- ^ a b c 2011年5月26日放送、テレビ東京『日経スペシャル カンブリア宮殿』
- ^ 承認品目一覧(2017年6月23日) (PDF) 万協製薬
- ^ 沿革 万協製薬
- ^ 2011年2月4日付中日新聞(万協製薬サイト内掲示)
- ^ “多気町の万協製薬「フィギュア博物館」が存続の危機 「爆買い」影響で”. 伊勢志摩経済新聞 (2015年12月3日). 2017年2月1日閲覧。
- ^ a b 杉原麻央"試作重ねたハンドジェル 製薬会社と共同開発 三重・相可高 生産経済科"中日新聞社、2011年8月8日(2012年1月7日閲覧。)
- ^ 2009年度日本経営品質賞受賞組織決定 (PDF) ((日本経営品質賞委員会))
外部リンク
- 万協製薬株式会社
- Bankyo Media Factory