概要
一畑寺(一畑薬師)の最寄り駅である。
開業当初、当駅は出雲今市(現・電鉄出雲市)方面から一畑寺(一畑薬師)への参詣鉄道を目的とした[1]一畑電気鉄道の中間駅であったが、1928年(昭和3年)4月に北松江(現・松江しんじ湖温泉)方面からの路線が当駅の出雲方面側に付け足されたため、両路線の接続駅となった。
その後、当駅から3.3 km北の一畑駅までの区間は、1944年(昭和19年)12月に戦時下の鉄材供出で営業休止となり、1960年(昭和35年)4月には正式に廃止されている。その際、残存する線路はそのままにされたため、現在に至るまで平坦地に存在するスイッチバック駅となっている。
歴史
駅構造
単式・島式ホーム2面3線を有する地上駅。無人駅であるが、駅前の商店で定期券及び回数券の販売を行っている[3]。
両ホームは構内踏切によって接続されているが、遮断機や警報機はない。前述の廃線によって電車が踏切を通過する事もないため、電車が進入している時も通行できる[4]。
- 一畑口駅プラットホーム
構内(南側から)
構内(北側から)
利用状況
1日平均の乗降人員は以下の通り[5]。
年度 | 1日平均 乗車人員 | 1日平均 乗降人員 |
---|---|---|
1999年 | 159 | 381 |
2000年 | 102 | 220 |
2001年 | 87 | 188 |
2002年 | 114 | 249 |
2003年 | 135 | 353 |
2004年 | 101 | 221 |
2005年 | 87 | 236 |
2006年 | 75 | 152 |
2007年 | 76 | 157 |
2008年 | 80 | 164 |
2009年 | 123 | 201 |
2010年 | 130 | 228 |
2011年 | 102 | 189 |
2012年 | 86 | 169 |
2013年 | 80 | 166 |
2014年 | 74 | 146 |
2015年 | 125 | 197 |
2016年 | 105 | 170 |
2017年 | 57 | 126 |
2018年 | 87 | 154 |
2019年 | 55 | 103 |
駅周辺
- 宍道湖
- 出雲市立東小学校
- 青少年の家サン・レイク
- 国道431号
- 島根県道23号斐川一畑大社線
バス路線
駅前に平田生活バス「一畑口駅」停留所があり、下記の路線が発着する。
- 地合線
- 鹿園寺線(※平日のみ運行)
- 一畑薬師線
隣の駅
- 一畑電車
- ■北松江線
かつて存在した路線
- 一畑電気鉄道
- 北松江線
- 一畑口駅 - 一畑駅
脚注
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語 - 2010年(平成22年)に公開された映画。オープニングやラストシーンに登場する。
外部リンク
- 13.一畑口 | 停車駅のご案内 - 一畑電車