ラズロ・ベネディク(László Benedek, 1905年3月5日 - 1992年3月11日)は、ハンガリー出身の映画監督である。ハンガリー語名はベネデク・ラースロー (Benedek László [ˈbɛnɛdɛkˌlɑ̈ːsloː])。
生涯
ブダペストで生まれ、第二次世界大戦まではハンガリーの映画界で脚本家・編集技師として働く。ユダヤ系だったベネディクはルイス・B・メイヤーの助けで亡命し、ハリウッドでの活動を開始した。
1951年の『セールスマンの死』でゴールデングローブ賞監督賞を受賞し、全米監督協会賞にもノミネートされた。
1953年の監督映画『乱暴者』は論争を引き起こし、イギリスでは1968年まで上映禁止となった。
ベネディックは複数の言語を話すことができ、ドイツで『(戦場の叫び)』(1955年)、フランスで『Recours en grâce』(1960年)を監督している。また、『Perry Mason』などのテレビシリーズにも携わっている。
フィルモグラフィ
- Song of Russia (1944) 監督
- The Kissing Bandit (1948) 監督
- (ニューヨーク港) Port of New York (1949) 監督
- セールスマンの死 Death of a Salesman (1951) 監督
- 乱暴者 The Wild One (1953) 監督
- (進め!ベンガル連隊) Bengal Brigade (1954) 監督
- (戦場の叫び) Children, Mother, and the General (1955) 監督・脚本
- Recours en grâce (1960) 監督・脚本
- Malaga (1960) 監督
- (殺人鯨ナム) Namu, the Killer Whale (1966) 監督・製作
- (海底大脱走) Daring Game (1968) 監督
- (ナイトビジター) The Night Visitor (1971) 監督
- Assault on Agathon (1975) 監督
受賞歴
賞 | 年 | 部門 | 作品名 | 結果 |
---|---|---|---|---|
ゴールデングローブ賞 | 1951年 | 監督賞 | 『セールスマンの死』 | 受賞 |
全米監督協会賞 | 1951年 | 映画監督賞 | 『セールスマンの死』 | ノミネート |
ヴェネツィア国際映画祭 | 1952年 | 金獅子賞 | 『セールスマンの死』 | ノミネート |