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メガロサウルス

メガロサウルスMegalosaurus)は、イグアノドンと並び、恐竜研究史の最初期に発見された獣脚類で、メガロサウルス属の総称。体長7~10m。「大きな龍(トカゲ)」を意味する。和名斑竜(はんりゅう)[1]

メガロサウルス
生息年代: 中生代ジュラ紀中期, 166 Ma
復元図
地質時代
中生代ジュラ紀中期(約1億6,600万年前)
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 竜盤目 Saurischia
亜目 : 獣脚亜目 Theropoda
下目 : テタヌラ下目 Tetanurae
: メガロサウルス科 Megalosauridae
: メガロサウルス属
Megalosaurus Buckland, 1824
  • M. bucklandii
  • M. hesperis
人との大きさ比較

中生代ジュラ紀ヨーロッパ北アメリカアジアなど、広範囲に分布していた肉食恐竜。二足歩行をしていた[2]。前肢3本、後肢4本の指と鋸歯が特徴。日本でも、福岡県で断片的な化石)が発見されている(メガロサウルスのものかどうか疑問視する向きもある)[3]

今まで発見されたメガロサウルス化石の一部
足跡

発見は最初期にもかかわらず、現在も詳しい生態が不明のままである。「メガロサウルスの化石の多くが断片的であること」「恐竜の研究が未発達だった時代に、肉食恐竜と思しき化石の多くを『メガロサウルス』として分類してしまった結果、メガロサウルスという種が、本来ならば全く別個であるはずの雑多な恐竜が含まれた“ゴミ箱”のような状況になってしまったこと」などが主な理由である[4]

長くケラトサウルスなどと同様にアロサウルス上科に分類されていたが、近年になってその分類を改める動きがあり、それにあわせてメガロサウルスもメガロサウルス科に分類しなおされた。メガロサウルスはピアトニツキーサウルスなどと近縁であり、同じく原始的なテタヌラ類であるスピノサウルス類に比較的近い系統に属するとされる。

発見

 
プロット自身はこのメガロサウルスの大腿骨の化石をノア大洪水以前に生きていた巨人の睾丸と考えていた[4]

1824年オックスフォード大学ウィリアム・バックランドがストーンズフィールドで見つかった化石を研究[5]聖書に記載されていなかったために頭を悩ませたが、イグアノドンの歯の化石を発掘していたギデオン・マンテルと親交を持ち互いの研究する化石を知るに至って、大昔に巨大な爬虫類が存在していた確信を持ち[6]、今までに見たことのない大型の爬虫類と結論し[4]、「巨大トカゲ」を意味するメガロサウルスMegalosaurus)と命名した[7]。 これに対しジョルジュ・キュヴィエが魚ではなく爬虫類と断定するには資料に乏しいと疑問を呈したが、マンテルによるイグアノドンの研究が進むに伴い疑問は解決していった[8]。 これ以前の1677年イギリス博物学者(ロバート・プロット)(英語版)が発掘し、自ら発行した本に載せていた骨がメガロサウルスの大腿骨の断面だったことも判明し[4]、これが世界で初めて本に載った恐竜とされている[9]

関連項目

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 西村真次 1926, p. 369.
  2. ^ 横山又次郎 1920, p. 460.
  3. ^ 今泉忠明 2008, p. 31.
  4. ^ a b c d 歯黒猛夫 2010, p. 1983.
  5. ^ 学研プラス 2021, p. 56.
  6. ^ 平山廉 2020, p. 136.
  7. ^ 廣野喜幸 2018, pp. 5–6.
  8. ^ 荒俣宏 2021, p. 310.
  9. ^ 中島保寿 et al. 2022, p. 222.

参考文献

  • 横山又次郎『古生物学綱要』早稲田大学出版部、1920年、460頁。doi:10.11501/960386。OCLC 672751014。(国立国会図書館書誌ID):(000000575543)https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/960386/2492022年10月8日閲覧 
  • 西村真次『人類学概論』早稲田大学出版部、1926年、369頁。doi:10.11501/982389。OCLC 834509355。(国立国会図書館書誌ID):(000000594482)https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/982389/2052022年10月8日閲覧 
  • 今泉忠明「日本のどこで恐竜の化石は発見されたの」『なぜなに学習相談』なぜなに 大昔の生物、学研キッズネット、2008年、31頁、2022年10月8日閲覧 
  • 歯黒猛夫『へんな恐竜』彩図社、2010年、1983頁。ISBN (9784883927197)https://books.google.co.jp/books?id=MMddDAAAQBAJ&pg=PA1983#v=onepage&q&f=false2022年10月2日閲覧 
  • 廣野喜幸「カミナリ竜はどのように「上陸」したか(1) : 竜脚類の生態復元における水棲説から陸棲説への転換」『哲学・科学史論叢』第20号、東京大学教養学部哲学・科学史部会、2018年、1-31頁、doi:10.15083/00074385、ISSN 13446185、NAID 120006454769、CRID 1390009224602496768、2022年10月2日閲覧 
  • 平山廉『面白くて眠れなくなる恐竜』株式会社PHP研究所、2020年、136頁。ISBN (9784569847313)https://books.google.co.jp/books?id=Gx4zEAAAQBAJ&pg=PT136#v=onepage&q&f=false2022年10月2日閲覧 
  • 学研プラス『マンガ年表歴史を変えた科学・技術100 上宇宙・生命・知識』学研プラス、2021年、56頁。ISBN (9784059196914)https://books.google.co.jp/books?id=4eY_EAAAQBAJ&pg=PA56#v=onepage&q&f=false2022年10月2日閲覧 
  • 荒俣宏『普及版世界大博物図鑑 3 両生・爬虫類』平凡社、2021年、310頁。ISBN (9784582518634)https://books.google.co.jp/books?id=gptUEAAAQBAJ&pg=PA303#v=onepage&q&f=false2022年10月2日閲覧 
  • 中島保寿、加藤太一、千葉謙太郎、大橋智之、平沢達矢、林昭次田中康平真鍋真『学研の図鑑LIVE(ライブ) 恐竜新版』学研プラス、2022年、222頁。ISBN (9784059201922)https://books.google.co.jp/books?id=Kh91EAAAQBAJ&pg=PA222#v=onepage&q&f=false2022年10月2日閲覧 
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