ムラサキサギゴケ(紫鷺苔、Mazus miquelii)は、ハエドクソウ科の多年草。別名、サギゴケ(鷺苔)。ただし、本種の白花に限ってサギゴケということもある。和名は、花が紫色で、形がサギ(鷺)に似ていることから。
特徴
日本の本州、四国、九州の湿ったあぜ道などの日当たりの良い場所に生える多年草。匍匐茎で広がっていく[1]。
花期は春-初夏。花は紫(たまに白)で、中央の黄褐色の部分に毛が生えている。花の上唇は深裂するが、裂け目の角度が浅くわかりにくいことがある。
4本の雄蕊と1本の雌蕊を持ち、柱頭は2つに分れ触れると閉じる((柱頭運動))。これは送粉者に付着した花粉を積極的に取り込み受粉を促す役割をしていると考えられている。この動きを律動にたとえジョロウバナの別称があるが、漢字で女郎花と書くとこれはオミナエシをさす[2]。
変種
- サギゴケ Mazus miquelii f. albiflorus (Makino) Makino
- モモイロサギゴケ Mazus miquelii f. roseus (Honda) Nakai
- ジャカゴソウ Mazus miquelii f. contractus (Makino) Sugim. ex T.Yamaz.
近縁種
ムラサキサギゴケ
トキワハゼ
参考文献
関連項目
外部リンク
- "Mazus miquelii" (英語). Integrated Taxonomic Information System. 9月20日.
|date=
、|year=
と|date=
の日付が不正です。 () (英語) - Mazus miquelii Makino(「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList))
- サギゴケ(植物雑学事典)
- ムラサキサギゴケ(植物図鑑・撮れたてドットコム)