第24代エロル伯爵マーリン・セレルド・ヴィクター・ギルバート・ヘイ（英: Merlin Sereld Victor Gilbert Hay, 24th Earl of Erroll、1948年4月20日 - ）は、イギリスの貴族、伯爵、貴族院議員（クロスベンチ）、(ヘイ氏族)の氏族長。現職の(スコットランド大司馬)（かつてのスコットランド国務大官の一角）を務める[1]。
経歴
(第23代エロル女伯爵ダイアナ・ヘイ)と第11代準男爵サー・イアン・モンクリフとの息子として生まれた[2]。父イアンは紋章官として(オルバニー紋章官)も務めた系譜学者[3]。
イートン校に学んだのち、トリニティ・カレッジ（オックスフォード大学）に進んだ。1978年に母よりエロル伯爵位を継承するとともに、(ヘイ氏族)の氏族長・(スコットランド大司馬)の地位も受け継いだ[1][2]。さらに1985年に父の死去に伴って準男爵位を襲った[2]。彼は爵位継承以降に(世俗貴族協会)会員に就任している[4]。
1999年貴族院法の施行に伴い実施された世襲貴族枠選出の際、92人の一人に互選された[1][2]。貴族院ではクロスベンチに属しており、持ち前のコンピュータープログラミングに関する知識を活かしてサイバーセキュリティや情報技術に関する問題について発言を行っている[5]。
私生活
1982年5月8日にイザベル・ホーラー（Isabelle Hohler、1956年 - 2020年1月13日）と結婚して、2男2女をもうけた[2]。イザベル夫人は慈善舞踏会『(ロイヤル・カレドニアン・ボール)』の支援者であるほか[6]、名誉職(ベッドフォードシャー・ハイ・シェリフ)も務める。
脚注
注釈
出典
- ^ a b c Erroll, 24th Earl of Erroll, (Merlin Sereld Victor Gilbert Hay). ukwhoswho.com. Who's Who. 1920–2021 (2019, December 01 ed.). A & C Black, an imprint of Bloomsbury Publishing plc. 2021年10月1日閲覧。 (要購読、またはイギリス公立図書館への会員加入)
- ^ a b c d e Heraldic Media Limited. “Erroll, Earl of (S, 1452)” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2019年12月1日閲覧。
- ^ Bell, Alan. "Moncreiffe, Sir (Rupert) Iain Kay, of that ilk, eleventh baronet". (Oxford Dictionary of National Biography) (英語) (online ed.). Oxford University Press. doi:10.1093/ref:odnb/31453。 (要購読、またはイギリス公立図書館への会員加入。)
- ^ “Notices”. www.hereditarypeers.com. 2021年10月1日閲覧。
- ^ “Contributions for The Earl of Erroll - Hansard - UK Parliament” (英語). hansard.parliament.uk. 2021年10月1日閲覧。
- ^ “”. web.archive.org (2013年10月14日). 2021年10月1日閲覧。
外部リンク
- Hansard 1803–2005: contributions in Parliament by the Earl of Erroll（英語）
- Official Profile on the Parliament website
- Earl of Erroll Open Rights Group
| スコットランドの爵位 | ||
|---|---|---|
| 先代 (ダイアナ・ヘイ) | エロル伯爵 1978– | 現職 法定推定相続人 ヘイ卿ハリー・ヘイ |
| スコットランドの準男爵 | ||
| 先代 イアン・モンクリフ | (モンクリフの) 準男爵 1985– | 現職 |
| グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国議会 | ||
| 新設官職 1999年貴族院法により選出 | 世俗貴族枠選出の貴族院議員 (根拠法令:1999年貴族院法) 1999- | 現職 |