ポカスカジャンは、楽器を使った音ネタ専門（ボーイズ芸）の日本のお笑いグループ。WAHAHA本舗所属。結成から長年トリオとて活動していたが、2019年に省吾が脱退。
概要
1995年、WAHAHA本舗の公演を見て「タブーに挑戦するロックスピリッツを感じた」というリーダー大久保がメンバーを集めて1996年に結成[1][2]。同年よりWAHAHA本舗に所属。バンド名は打楽器の「ポカ、スカ、ジャーン」という響きから名付けられた[1]。各メンバーはバンドのボーカル経験があり、様々なジャンルの曲目をパロディにする手法で知られる[1]。
日本大衆芸能の音曲漫才の数少ない後継者として期待の声が寄せられている[3][4]。ライブ活動の他、TV・ラジオ出演やCMソングなども多く、赤城乳業「ガリガリ君」のCMソングはCD化もされた[5]。2003年には、映画『』に、ストリートミュージシャン役で3人揃って出演[6]。
平成11年度および16年度・17年度・18年度・25年度に国立演芸場花形演芸大賞・金賞受賞。26年度に国立演芸場花形演芸大賞・大賞受賞[7]。
メンバー
- 大久保ノブオ（おおくぼ のぶお、1967年5月3日[2] - ）ボーカル・バケツドラム・ハープ
- 本名：大久保乃武夫[2]。長野県長野市出身[2]。立ち位置は基本的に真ん中。
- ポカスカジャンのリーダーであり2010年よりWAHAHA本舗の座長を務める[5]。ソロ活動ではノン様の『日記の歌』という、実話をもとにした歌のライブ活動も行っている。
- タマ伸也（たま しんや、1968年9月18日[2] - ）ボーカル・ギター
- 本名：玉井伸也[2]。青森県青森市出身[2]。立ち位置は基本的に右。
- ソロ活動ではフォークシンガーとして活動。DTM（打ち込み音楽）作品多数あり。青森市観光大使を務めている[8]。
元メンバー
持ちネタ
- 長渕剛風ドラえもんの絵描き歌（前川清バージョンもある）
- 永六輔、アントニオ猪木の物真似（大久保の持ち芸）
- 津軽ボサ
- うどん屋ジャズ
- 笑点・バイ・ミー
- 笑点 ベンチャーズ
- バナナボート・情熱の露出狂
- 北の宿からアフリカン
- ボサノバ「俺ら東京さ行ぐだ」
- 瀬戸の花嫁（十二支バージョン）
- ビートルズ春歌
- 舟歌 in USA
- 伝説のフィスト・チャンピオン
- 森のメリーアン
- ゲップトーンズ
- サンボマスターの「あんたがたどこさ」
- 反抗的じゃない尾崎豊
- ディープ・パープルだョ!全員集合
- プログレ「禁じられた遊び」
- 五十音ミュージックシリーズ
「な行の演歌」「あ行のバラード」「ま行の憂歌団」等
CD
ポカスカジャン
- Kおとわざ（1999年9月15日） WAHAHA-0001
- フォーバブルボウズ（谷啓＆ポカスカジャン）コレクション（2002年9月19日） SCDC-00215-00216
- ガリガリ君のうた（2003年8月20日） FLCF-7070
- 何かの縁です（2003年9月27日） UD-3004
- 二人のムラサキ東京（2004年7月21日） BVCR-19934
- 熱歌（2005年10月22日） WAHAHA-0002
- キング・オブ・ベスト（2006年6月10日） OTCD-5004
- キング・オブ・ワースト（2006年6月10日） OTCD-5005
- ポカスカジャン・カレンダー 春夏秋冬〜春盤『サクラ歌ってもいいですか?』（2008年4月19日） UPSJ-1001
- ポカスカジャン・カレンダー 春夏秋冬〜夏盤『エロ祭』（2008年8月23日） UPSJ-1002
- ポカスカジャン・カレンダー 春夏秋冬〜冬盤『五兆節』（2009年2月18日） UPSJ-1003
- 酒のチカラ（2014年3月19日）TKCA-74056 高見沢俊彦プロデュース[11]
ソロ・コラボレーション
DVD
- ポカスカジャン・カレンダー 春夏秋冬～秋盤『HOT HOT 男祭』UPSJV-0001
楽曲提供
- ガリガリ君のうた（赤城乳業アイス「ガリガリ君」CMソング）
- パンパパ・パン（NHK『おかあさんといっしょ』2012年5月のうた）ただし、実際には大部分を中山が作曲している。
- なぞのしみ（キッズステーション、2008年5月のうた）
- 超ガリガリ君のうた!!（2008年、赤城乳業アイス「ガリガリ君」CMソング）
- 「リボンシトロン」（北海道限定TVCM）
- 資生堂「uno」（2000年ラジオCM）
- 会いに来た南知多(愛知南知多町観光イメージソング)この歌のプロモーションビデオには(南知多町観光釣り大使)岩月大地、石川瞬間(ファッションモデル・調理師)、(森友二)(ファッションモデル・美容師)の三名が出演。会いに来た南知多：男の友情編としてテレビ愛知のTVCMの他、YouTubeでも配信されている。
- 加藤園子「コノヤロー」（GAORA・OZアカデミー中継エンディングテーマ）
テレビ出演
- 森田一義アワー 笑っていいとも!
- EXILE魂
- 坂崎幸之助のお台場フォーク村デラックス
- 笑点
- たけしの誰でもピカソ
- 桂三枝の演芸図鑑
- ブレイクもの!
- 笑いがいちばん
- サウスパーク
- 金曜バラエティー
- ヒミツのちからんど
- GO!GO!EIGO
- ハッピー！クラッピー
- アッコとマチャミの新型テレビ
- あなたの街で夢コンサート
- アッコにおまかせ!
- 5時に夢中!
- 赤坂BLITZ寄席
- 年越し雑学王
- シンボルず
- タモリ倶楽部
- ものまねバトル
- おはスタ
- お笑いサバイバル4極寒不眠不休佐渡自転車一周
- みんなDEどーもくん!
ラジオ出演
映画出演
ドラマ出演
ビデオ出演
- (ウルトラセブン 太陽の背信)（1998年8月5日発売） - 若者 役（大久保のみ）
関連項目
脚注
- ^ a b c “コミックバンド「ポカスカジャン」、10周年で記念CD”. 朝日新聞 (2006年5月18日). 2015年5月20日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j “PROFILE”. ポカスカジャン Official site. 2015年5月20日閲覧。
- ^ 「たけしの誰でもピカソ」での横山ホットブラザーズ・アキラとの共演時における発言[出典無効]。
- ^ a b “OK食堂 - ガッツ石松&ポカスカジャン”. 徳間ジャパンコミュニケーションズ. 2015年5月19日閲覧。
- ^ a b “WAHAHA本舗、AKB48方式の“総選挙”で2代目座長を選出!”. ORICON STYLE (2010年8月12日). 2015年5月19日閲覧。
- ^ “アイデン＆ティティ (2003)”. allcinema. 2015年5月20日閲覧。
- ^ “平成26年度花形演芸大賞決定のお知らせ”. 独立行政法人 日本芸術文化振興会. 2015年5月19日閲覧。
- ^ “青森市観光大使 タマ 伸也（たま しんや）”. 青森市 (2015年1月8日). 2015年5月19日閲覧。
- ^ “「かぞくのくに」アカデミー賞外国語映画賞日本代表に! 女性監督では初”. 映画.com (2012年9月5日). 2015年5月19日閲覧。
- ^ 藤沢駅前に藤沢在住のタレント中山省吾さんの音楽バー
- ^ “ポカスカジャンの新作シングルを高見沢俊彦がプロデュース”. 音楽ナタリー (2014年3月6日). 2015年5月20日閲覧。