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『ブギウギ』は、2023年秋放送予定のNHK「連続テレビ小説」第109作目である[1]。足立紳作、主演は趣里、音楽担当は服部隆之[1][2]。
制作
2022年(令和4年)6月24日、戦後の歌手で「ブギの女王」といわれた笠置シヅ子をモデルにしたフィクションとして制作されることがNHKから発表された[1]。脚本は足立紳、音楽は笠置シヅ子の大ヒット曲『東京ブギウギ』の作曲家・服部良一の孫の服部隆之が担当する[1]。
本作のヒロイン・花田鈴子(はなだ すずこ)は「香川生まれの大阪育ち」[3]、前作『らんまん』の主人公は高知(旧・土佐藩)出身のため[4]、2023年(令和5年)度放送の朝ドラの主人公は東京・大阪制作共に、四国地方出身となった。
7月7日、歌も踊りもできるヒロインをオーディションで選出することが発表され[5]、10月17日に2471人の応募の中から趣里に決定したと発表された[2][6]。なお、ヒロインオーディションが行われたのは、2021年度後期の『カムカムエヴリバディ』、前々作『舞いあがれ!』と、大阪制作としては3年連続となった[7]。
タイトルの「ブギウギ」は音楽リズムの一種で、「多くの人を明るく元気にしたい」という思いが込められている[3]。物語は大正の終わりから始まり、「これまでの朝ドラにはないほどの歌と踊り」が出てくるという[2]。
NHKの帯ドラマにおいて、笠置シヅ子を題材にした作品には、1987年5月から6月に放送された銀河テレビ小説『わが歌ブギウギ』がある[8]。
2023年2月2日、脚本に櫻井剛が加わることと新たな出演者が発表された[9][10]。
収録は3月14日にクランクインした[11]。ヒロインの趣里は3月24日にNHK大阪放送局のスタジオでクランクインし、同日、番組ロゴも公表された[11]。
4月25日、滋賀県東近江市の百済寺でロケ撮影中、国の重要文化財に指定されている本堂の一部を破損するトラブルが発生した[12]。
登場人物
主人公
花田家
- 花田梅吉(はなだ うめきち)
- 演 - 柳葉敏郎[10]
- 鈴子の父。鈴子の歌手になりたい夢を応援する一面がある。
- 花田ツヤ(はなだ ツヤ)
- 演 - 水川あさみ[10]
- 鈴子の母。
- 花田六郎(はなだ ろくろう)
- 演 - 黒崎煌代[13]
- 鈴子の弟。
梅丸少女歌劇団(USK)
- 橘アオイ(たちばな アオイ)
- 演 - (翼和希)[10]
- 鈴子の先輩。USKの第1期生で男役トップスター。
- 白川幸子(しらかわ さちこ) / リリー白川
- 演 - 清水くるみ[10]
- 鈴子の同期。
- 桜庭辰美(さくらば たつみ) / 桜庭和希(さくらば かずき)
- 演 - 片山友希[10]
- 鈴子の同期。
- 秋山美月(あきやま みつき)
- 演 - 伊原六花[10]
- 鈴子の後輩。
- 股野義夫(またの よしお)
- 演 - 森永悠希[13]
- ピアニスト。
- 林(はやし)
- 演 - 橋本じゅん[13]
- 音楽部長。
- 大熊(おおくま)
- 演 - 升毅[13]
- 親会社の社長。
銭湯「はな湯」
- 易者(えきしゃ)
- 演 - なだぎ武[13]
- 常連客。占い師。
- アホのおっちゃん
- 演 - 岡部たかし[13]
- 常連客。
- アサ
- 演 - 楠見薫[13]
- 常連客。
- 熱々先生(あつあつせんせい)
- 演 - 妹尾和夫[13]
- 常連客。医者。
- ゴンベエ
- 演 - 宇野祥平[13]
- 従業員。
その他
スタッフ
脚注
- ^ a b c d “来秋朝ドラ「ブギウギ」に決定 戦後の大スター・笠置シヅ子さんモデル 音楽は服部隆之氏 脚本・足立紳氏”. Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社 (2022年6月24日). 2022年6月24日閲覧。
- ^ a b c d “2023年度後期朝ドラ『ブギウギ』ヒロインは趣里 オーディション上限年齢が重なり「最後のチャンスだと思った」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2022年10月17日) 2022年10月17日閲覧。
- ^ a b c d “2023年度後期 連続テレビ小説「ブギウギ」制作決定のお知らせ”. NHKドラマ. NHK (2022年6月24日). 2022年7月2日閲覧。
- ^ “《2023年度 前期》連続テレビ小説 制作決定! 作・長田育恵 / 主演・神木隆之介”. NHK_PR. 日本放送協会 (2022年2月2日). 2023年5月16日閲覧。
- ^ “NHK大阪 : 2023年度後期朝ドラ「ブギウギ」 ヒロインはオーディションで「歌って踊って生き生きと演じられる方を見つけたい」”. MANTANWEB (MANTAN). (2022年7月7日) 2022年8月16日閲覧。
- ^ “来秋朝ドラ「ブギウギ」ヒロインは趣里 2471人応募オーディションで選出「こんな日を迎えられるとは」”. Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社 (2022年10月17日). 2022年10月17日閲覧。
- ^ “朝ドラ:ヒロインオーディション“復活”の兆し? 大阪制作は3年連続 趣里が示す“存在意義””. MANTANWEB (MANTAN). (2022年10月23日) 2023年1月16日閲覧。
- ^ “銀河テレビ小説 わが歌ブギウギ”. NHKアーカイブス. 日本放送協会. 2022年9月12日閲覧。
- ^ “NHK朝ドラ「ブギウギ」脚本に櫻井剛氏が加わる 足立紳氏と共同に 「マルモのおきて」「表参道高校合唱部!」などを担当”. サンスポ. 産経デジタル (2023年2月2日). 2023年2月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j “朝ドラ『ブギウギ』第1弾キャストに水川あさみら 菊地凛子が趣里の生涯のライバル歌手役に”. Real Sound|リアルサウンド 映画部. blueprint (2023年2月2日). 2023年2月2日閲覧。
- ^ a b “ズキズキワクワクの撮影開始♪ 番組ロゴもお披露目! 連続テレビ小説 ブギウギ”. NHK_PR. 日本放送協会 (2023年3月24日). 2023年3月25日閲覧。
- ^ “NHK次期朝ドラ「ブギウギ」のロケで重要文化財を破損”. サンスポ (産経デジタル). (2023年4月26日)2023年4月26日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m “2023年度後期 連続テレビ小説『ブギウギ』キャスト発表 第2弾”. NHKドラマ. NHK (2023年2月14日). 2023年2月14日閲覧。
- ^ “水上恒司がヒロイン最愛の人に 朝ドラ「ブギウギ」追加キャスト続々”. asahi.com. 2023年4月9日閲覧。
- ^ "来秋NHK朝ドラ「ブギウギ」戦後の大スター笠置シヅ子さんモデル「心がウキウキできる時間を」". nikkansports.com. 日刊スポーツNEWS. 2022年6月24日. 2022年6月24日閲覧。
関連項目
- いちばん星 (テレビドラマ) - 1977年度前期に放送された朝ドラ。本作品と同様、ヒロインは実在した歌手がモデル。
外部リンク
- ブギウギ |NHK_PR|NHKオンライン