ヒスチジノールホスファターゼ(Histidinol-phosphatase、EC 3.1.3.15)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。
ヒスチジノールホスファターゼ | |
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識別子 | |
EC番号 | 3.1.3.15 |
CAS登録番号 | 9025-79-0 |
データベース | |
IntEnz | IntEnz view |
BRENDA | BRENDA entry |
ExPASy | NiceZyme view |
KEGG | KEGG entry |
MetaCyc | metabolic pathway |
PRIAM | profile |
PDB構造 | RCSB PDB PDBj PDBe PDBsum |
遺伝子オントロジー | AmiGO / (QuickGO) |
- L-ヒスチジノールリン酸 + 水L-ヒスチジノール + リン酸
従って、この酵素の2つの基質はL-(ヒスチジノールリン酸)と水、2つの生成物はL-(ヒスチジノール)とリン酸である。
この酵素は加水分解酵素に分類され、特にリン酸エステル結合に作用する。系統名は、L-ヒスチジノールリン酸ホスホヒドロラーゼ(L-histidinol-phosphate phosphohydrolase)である。ヒスチジン代謝に関与している。
構造
2007年末時点で、5つの構造が解かれている。蛋白質構造データバンクのコードは、2FPR、2FPS、2FPU、2FPW、2FPXである。
大腸菌
大腸菌において遺伝子(hisB)によってコードされる酵素は、融合した(イミダゾールグリセロール-リン酸デヒドラターゼ)とヒスチジノールホスファターゼである。
出典
- AMES BN (1957). “The biosynthesis of histidine; L-histidinol phosphate phosphatase”. J. Biol. Chem. 226 (2): 583–93. PMID (13438843).