ハラルト・ゲンツマー[1](Harald Genzmer、1909年2月9日 - 2007年12月16日)は、ドイツの現代音楽の作曲家。
経歴
ブレーメン近郊の(ブルーメンタール)出身。1928年からベルリン音楽大学でパウル・ヒンデミットに作曲を師事。1934年から1937年まで(ブレスラウ歌劇場)でコレペティートーアとして働いた。
1936年、ベルリンオリンピック芸術競技で『走者』が銅メダルを獲得した。
第二次世界大戦中はクラリネット奏者として軍務についた。1946年からフライブルク音楽大学で教職につき、1957年から1974年までの間、ミュンヘン音楽大学で教鞭をとった。
著名な門下生の作曲家にはエジプトの(ガマル・アブデル・ラーヒム)、日本の柳田孝義などがいる。
作品は舞台音楽(バレエ1曲)を除いて多岐に渡り、5曲の交響曲を含む管弦楽曲、ピアノやオルガン、トラウトニウムなどのために書いた協奏曲、ピアノ曲、室内楽曲などを多数残した。
関連文献
- Lukas, Victor. Reclams Orgelmusikfürer. Stuttgart: Philipp Reclam Jun., 1992.
- Peter Donhauser: Elektrische Klangmaschinen. Böhlau, Wien 2007.
脚注
外部リンク
- ハラルド・ゲンツマー