分布
形態
全長約12cm。コガラに似るが頭部の黒色が濃く、嘴がやや太い。雌雄同色である。
生態
平地から山地にかけての落葉広葉樹林に生息する。非繁殖期は小群で行動し、他のカラ類とも混群を作る。
主に昆虫やクモを捕食するが、冬季には木の実や種子なども食べる。
繁殖は年に2回で、4-7月にかけて繁殖する。樹洞やキツツキの古巣、巣箱にコケや獣毛などを用いた皿形の巣を作り、5-8卵を産む。抱卵日数は13-17日で、メスのみが抱卵する。雛への給餌は雌雄で行い、雛は孵化してから16-21日で巣立つが、巣立ち後一週間程度は親からの給餌を受ける。
人に対して比較的警戒心が薄く、手の平に餌を載せておくと食べに来る個体もいる。
画像
Poecile palustris
関連項目
参考文献
- 黒田長久監修 C.M.ペリンズ、A.L.A.ミドルトン編 『動物大百科9 鳥III』、平凡社、1986年、162頁。
- 小宮輝之監修 『原色ワイド図鑑 鳥』 学習研究社、2002年、216頁。
- 『小学館の図鑑NEO 鳥』 小学館、2002年、98頁。
- 日高敏隆監修 樋口広芳・森岡弘之・山岸哲編 『日本動物大百科 第4巻 鳥類Ⅱ』 平凡社、1997年、134頁。
- 黒田長久編監修 『改訂新版 世界文化生物大図鑑 鳥類』 世界文化社、2004年、243頁。