ナストロ・ダルジェント主演女優賞(伊語Nastro d'Argento alla migliore attrice protagonista、英語Nastro d'Argento Best Actress、日本語訳:銀リボン賞)は、ナストロ・ダルジェント賞の部門のひとつである。
2017年時点での最多受賞は(マリアンジェラ・メラート)(1941年 - 2013年)とマルゲリータ・ブイ(1962年 - )の5回である。
1940年代
- 1946年 - クララ・カラマイ - 『不貞の女』(L'adultera)(監督(ドゥイリオ・コレッティ))
- 1947年 - アリダ・ヴァリ - 『(ウージェニー・グランデ)』(Eugenia Grandet、監督マリオ・ソルダーティ)
- 1948年 - アンナ・マニャーニ - 『(婦人代議士アンジェリーナ)』(L'onorevole Angelina、監督ルイジ・ザンパ)
- 1949年 - アンナ・マニャーニ - 『(アモーレ)』(L'amore、監督ロベルト・ロッセリーニ) ※2度目
1950年代
- 1950年 - ※該当者なし
- 1951年
- - ピア・アンジェリ - 『(明日では遅すぎる)』(Domani è troppo tarde、監督(レオニード・モギー))
- - イングリッド・バーグマン - 『(ストロンボリ / 神の土地)』(Stromboli、監督ロベルト・ロッセリーニ)※イタリア映画に貢献した最優秀外国人女優として
- 1952年 - アンナ・マニャーニ - 『ベリッシマ』(Bellissima、監督ルキノ・ヴィスコンティ) ※3度目
- 1953年 - イングリッド・バーグマン - 『(ヨーロッパ一九五一年)』(Europa '51、監督ロベルト・ロッセリーニ) ※2度目
- 1954年 - ジーナ・ロロブリジーダ - 『パンと恋と夢』(Pane, amore e fantasia、監督ルイジ・コメンチーニ)
- 1955年 - シルヴァーナ・マンガーノ - 『(ナポリの黄金)』(L'oro di Napoli、監督ヴィットリオ・デ・シーカ)
- 1956年 - ※該当者なし
- 1957年 - アンナ・マニャーニ - 『(修道女レティジア)』(Suor Letizia、監督(マリオ・カメリーニ)) ※4度目
- 1958年 - ジュリエッタ・マシーナ - 『カビリアの夜』(監督フェデリコ・フェリーニ)
- 1959年 - ※該当者なし
1960年代
- 1960年 - エレオノラ・ロッシ=ドラゴ - 『激しい季節』(Estate violenta、監督ヴァレリオ・ズルリーニ)
- 1961年 - ソフィア・ローレン - 『ふたりの女』(La Ciociara、監督ヴィットリオ・デ・シーカ)
- 1962年 - ※該当者なし
- 1963年 - ジーナ・ロロブリジーダ - 『皇帝のビーナス』(Venere imperiale、監督(ジャン・ドラノワ)) ※2度目
- 1964年 - シルヴァーナ・マンガーノ - Il processo di Verona(監督カルロ・リッツァーニ) ※2度目
- 1965年 - クラウディア・カルディナーレ - 『ブーベの恋人』(La ragazza di Bube、監督ルイジ・コメンチーニ)
- 1966年 - (ジョヴァンナ・ラリ) Giovanna Ralli - La fuga(監督(パオロ・スピノーラ))
- 1967年 - (リザ・ガストーニ) Lisa Gastoni - 『(目をさまして殺せ)』(Svegliati e uccidi、監督カルロ・リッツァーニ)
- 1968年 - ※該当者なし
- 1969年 - モニカ・ヴィッティ - 『(結婚大追跡)』(La ragazza con la pistola、監督マリオ・モニチェリ)
1970年代
- 1970年 - (パオラ・ピタゴーラ) Paola Pitagora - Senza sapere niente di lei(監督ルイジ・コメンチーニ)
- 1971年 - オッタヴィア・ピッコロ - 『(わが青春のフロレンス)』(Metello、監督マウロ・ボロニーニ)
- 1972年 - (マリアンジェラ・メラート) Mariangela Melato - 『(労働者階級は天国に入る)』(La classe operaia va in paradiso、監督エリオ・ペトリ)
- 1973年 - マリアンジェラ・メラート - Mimì metallurgico ferito nell'onore(監督リナ・ウェルトミューラー) ※2度目
- 1974年 - ラウラ・アントネッリ - 『青い体験』(監督サルヴァトーレ・サンペリ)
- 1975年 - リザ・ガストーニ - Amore amaro(監督(フロレスターノ・ヴァンチーニ)) ※2度目
- 1976年 - モニカ・ヴィッティ - 『(アヒルのオレンジ風味)』(L'anatra all'arancia、監督ルチアーノ・サルチェ) ※2度目
- 1977年 - マリアンジェラ・メラート - Caro Michele(監督マリオ・モニチェリ) ※3度目
- 1978年 - ソフィア・ローレン - 『特別な一日』(Una giornata particolare、監督エットーレ・スコラ) ※2度目
- 1979年 - マリアンジェラ・メラート - Dimenticare Venezia(監督フランコ・ブルサーティ) ※4度目
1980年代
- 1980年 - (イーダ・デ・ベネデット) Ida De Benedetto - Immacolata e concetta - l'altra gelosia(監督(サルヴァトーレ・ピスチチェリ))
- 1981年 - マリアンジェラ・メラート - Aiutami a sognare(監督プピ・アヴァティ) ※5度目
- 1982年 - エレオノーラ・ジョルジ Eleonora Giorgi - Borotalco(監督カルロ・ヴェルドーネ)
- 1983年 - (ジュリアナ・デ・シオ) Giuliana De Sio - 『(ハスラー・ザ・ファイナル)』(Io, Chiara e lo scuro、監督(マウリツィオ・ポンツィ))
- 1984年 - (リディア・ブロッコリーノ) Lidia Broccolino - 『(追憶の旅)』(Una gita scolastica、監督プピ・アヴァティ)
- 1985年 - クラウディア・カルディナーレ - 『(クラレッタ・ペタッチの伝説)』(Claretta、監督(パスクァーレ・スキティエリ)) ※2度目
- 1986年 - ジュリエッタ・マシーナ - 『(ジンジャーとフレッド)』(Ginger e Fred、監督フェデリコ・フェリーニ) ※2度目
- 1987年 - ヴァレリア・ゴリノ - Storia d'amore(監督(フランチェスコ・マゼッリ))
- 1988年 - オルネラ・ムーティ - Io e mia sorella(監督カルロ・ヴェルドーネ)
- 1989年 - オルネラ・ムーティ - Codice privato(監督フランチェスコ・マゼッリ) ※2度目
1990年代
- 1990年 - ヴィルナ・リージ - Buon natale...Buon anno(監督ルイジ・コメンチーニ)
- 1991年 - マルゲリータ・ブイ - 『(殺意のサン・マルコ駅)』(監督(セルジオ・ルビーニ))
- 1992年 - フランチェスカ・ネリ - Pensavo fosse amore invece era un calesse(監督マッシモ・トロイージ)
- 1993年 - (アントネラ・ポンツィアーニ) - Verso sud(監督パスクァーレ・ポッツェッセーレ)
- 1994年 - キアラ・カゼッリ - Dove siete? Io sono qui(監督リリアーナ・カヴァーニ)
- 1995年 - サブリナ・フェリッリ - La bella vita(監督(パオロ・ヴィルツィ))
- 1996年 - (アンナ・ボナイウート) - L'amore molesto(監督マリオ・マルトーネ)
- 1997年
- (イアイア・フォルテ) - 『(ルナとその影)』[1](監督マウリツィオ・ニケッティ)
- ヴィルナ・リージ - 『(心のおもむくままに)』(監督クリスチナ・コメンチーニ) ※2度目
- 1998年 - フランチェスカ・ネリ - 『ライブ・フレッシュ』(監督ペドロ・アルモドバル、スペイン語映画) ※2度目
- 1999年 - ジョヴァンナ・メッツォジョルノ - Del perduto amore(監督ミケーレ・プラチド)
2000年代
- 2000年 - (リーチャ・マリェッタ) - 『ベニスで恋して』(監督(シルヴィオ・ソルディーニ))
- 2001年 - マルゲリータ・ブイ - 『無邪気な妖精たち』[2](監督フェルザン・オズペテク) ※2度目
- 2002年 - ヴァレリア・ゴリノ - 『(グラツィアの島)』(監督エマヌエーレ・クリアレーゼ) ※2度目
- 2003年 - ジョヴァンナ・メッツォジョルノ - Ilaria Alpi - Il più crudele dei giorni(監督(フェルディナンド・ヴィンチェンティーニ・オリルニャーニ))、『向かいの窓』(監督フェルザン・オズペテク) の2作に対して ※2度目
- 2004年 - ジャスミン・トリンカ、(アドリアーナ・アスティ)、ソニア・ベルガマスコ と マヤ・サンサ - 『輝ける青春』(監督マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ)の4人に対して
- 2005年 - ラウラ・モランテ - L'amore è eterno finché dura(監督カルロ・ヴェルドーネ)
- 2006年 - カーティア・リッチャレッリ - 『(二度目の結婚)』[3](監督プピ・アヴァーティ)
- 2007年 - マルゲリータ・ブイ - Saturno contro(監督フェルザン・オズペテク) ※3度目
- 2008年 - マルゲリータ・ブイ - Giorni e nuvole(監督Silvio Soldini) ※4度目
- 2009年 - ジョヴァンナ・メッツォジョルノ - 『愛の勝利を ムッソリーニを愛した女』(監督マルコ・ベロッキオ) ※3度目
2010年代
- 2010年 - (ミカエラ・ラマツォッティ)、 ステファニア・サンドレッリ - La prima cosa bella(監督(パオロ・ヴィルズィ))
- 2011年 - アルバ・ロルヴァケル - La solitudine dei numeri primi(監督Saverio Costanzo)
- 2012年 - ミカエラ・ラマツォッティ - Posti in piedi in paradiso(監督カルロ・ヴェルドーネ)、 Il cuore grande delle ragazze(監督プピ・アヴァティ) ※2度目
- 2013年 - ジャスミン・トリンカ - Un giorno devi andare(監督Giorgio Diritti)、 Miele(監督ヴァレリア・ゴリノ) ※2度目
- 2014年 - カシア・スムトゥニアク - 『カプチーノはお熱いうちに』(監督フェルザン・オズペテク)
- 2015年 - マルゲリータ・ブイ - 『(母よ、)』(監督ナンニ・モレッティ) ※5度目
- 2016年 - ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、ミカエラ・ラマツォッティ - 『(歓びのトスカーナ)』(監督パオロ・ヴィルズィ) ※ラマツォッティは3度目
- 2017年 - ジャスミン・トリンカ - 『(フォルトゥナータ)』(監督セルジオ・カステリット) ※3度目
- 2018年 - (エレナ・ソフィア・リッチ) - 『(LORO 欲望のイタリア)』(監督パオロ・ソレンティーノ)
- 2019年 - (アンナ・フォリエッタ) - 『(ある日突然に)』(監督(チーロ・デミリオ))
2020年代
- 2020年 - ジャスミン・トリンカ - 『幸運の女神』(監督フェルザン・オズペテク) ※4度目
関連項目
註
- ^ 1997年「洋画★シネフィル・イマジカ」放映題。
- ^ 「イタリア映画祭2003」上映題。
- ^ イタリア映画祭2006、プーピ・アヴァーティ監督特集(2007年)上映題。
外部リンク
- Nastri d'Argento - 公式サイト 伊語