リナ・ウェルトミューラー(Lina Wertmüller, 1928年8月14日 - 2021年12月9日)は、イタリア・ローマ出身の映画監督・脚本家である。スイスの貴族の血筋を引いている。
略歴
当初、(女優)であったが、フェデリコ・フェリーニの『8 1/2』でアシスタントディレクターを務めたことがきっかけで映画監督となった。
1977年の第49回アカデミー賞で、女性監督として初めてアカデミー監督賞にノミネートされた[1]。 女性監督でノミネートされたのは、他にジェーン・カンピオン、ソフィア・コッポラ、キャスリン・ビグロー、グレタ・ガーウィグ、クロエ・ジャオ、エメラルド・フェネルの6人しかいない[2]。
2019年に91歳でアカデミー名誉賞(第92回)を受賞[2][3]。
日本公開作品はあまり多くないが、2000年代以降も活動を続けている。
主な監督作品
- ブラザー・サン シスター・ムーン (1972) 脚本
- 流されて… Sweapt Away (1974)
- セブン・ビューティーズ Seven Beauties Pasqualino Settebelleze (1976)
- 流されて2 Summer Night Notte D'estate con Profilo Greco Occhi a Mandorla e Odoredi Basilico (1987)
- (ムーンリットナイト) On A Moonlit Night In una notte di chiaro di luna (1989)
- (土曜日、日曜日と月曜日) Saturday, Sunday and Monday (1990)
脚注
- ^ “The first woman nominated for Best Director in 1977: interview with Academy Honorary Award winner Lina Wertmüller” (英語). The Shortlisted (2020年6月22日). 2022年2月24日閲覧。
- ^ a b “「女性版オスカー望む」に女性映画人が多数賛同! 多様性示す映画芸術科学アカデミー授賞式”. MOVIE Collection. 有限会社キッチュ (2019年10月29日). 2021年7月20日閲覧。
- ^ “THE 2019 GOVERNORS AWARDS / 2019”. oscars.org. AMPAS. 2021年7月19日閲覧。