「ドント・ゴー・アウェイ」(原題:Don't Go Away)は、1998年5月5日にオアシスが発表した楽曲、及び同曲を収録したシングル。通算16枚目のシングル。
概要
ノエル・ギャラガーの作詞・作曲。通算3枚目のオリジナル・アルバム『ビィ・ヒア・ナウ』から4曲目のシングル・カットである。シングルとしては日本でのみ発売され、オリコンチャートの最高位は48位であった。また、アメリカではビルボードチャートで5位にランクインするなど、後の『ショック・オブ・ザ・ライトニング』が出るまではアメリカで一番ヒットしたオアシスの曲だった。[1]
背景
1997年に発表されたが、曲自体は1993年に存在していた。
1997年のインタビューで、リードボーカルのリアム・ギャラガーは、レコーディング中にいろいろなことを思い出して泣いてしまい、スタジオの外で気持ちを落ち着かせたと語っている。
また、曲を聞き返して自身のボーカルパフォーマンスに満足していると語っている。[2]
アルバムのプロモーションのためのインタビューでノエルは曲について、近しい人を失いたくないという悲しい、寒々とした曲で、即興で書かれた曲で歌詞はレコーディングの日に書いたと述べている。
クレジットについての議論
ノエルがThe Real Peopleと共に作業していた時期に書かれた他の曲(『コロンビア』、『ロックンロール・スター』など)と同様に『ドント・ゴー・アウェイ』も、同バンドの楽曲である『フィール・ザ・ペイン』に歌詞、メロディーの両方が酷似している。
Mojoマガジンのインタビューに対し、The Real Peopleのクリス・グリフィスは、この問題に対しどこまでコメントしてよいか分かりかねる、と述べている。
アートワーク
カバー写真の建物はビートルズが帰国した際に降り立ったことで有名なリバプール空港で、飛行機はアブロ ランカストリアンである。
B面
オアシスの故郷であるマンチェスターのG-MEX展示場で1997年12月14日に行われたコンサートで披露された『シガレッツ・アンド・アルコール』と、『サッド・ソング』、『ザ・ヘルプ・アルバム』にも収録されている『フェイド・アウェイ(ウォーチャイルド・ヴァージョン)』が収録されている。
『フェイド・アウェイ(ウォーチャイルド・ヴァージョン)』はボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争におけるウォーチャイルド救済を目的としたコンピレーションアルバム『HELP』のために1995年9月に録音された。ノエルがボーカル、ジョニー・デップがスライドギター、ケイト・モスがタンバリン、リアムとリサ・ムーアがバックボーカルを担当している。
収録曲
- ドント・ゴー・アウェイ - "Don't Go Away"
- シガレッツ・アンド・アルコール(ライブ) -"Cigarettes & Alcohol (Live)"
- サッド・ソング -"Sad Song
- 1stアルバム『オアシス』の日本盤にも収録された曲。
- フェイド・アウェイ(ウォーチャイルド・ヴァージョン)-Fade Away"(Warchild Version)"
脚注
- ^ http://www.billboard.com/artist/277052/oasis/chart
- ^ MTV Uncut interview, New Year's Eve, 1997