『ドリフターズですよ!前進前進また前進』(ドリフターズですよ ぜんしんぜんしんまたぜんしん)は、1967年10月28日に東宝系で公開された日本映画。カラー。シネマスコープ。東宝・渡辺プロ作品。
概要
松竹の『全員集合!シリーズ』に遅れて開始した、ザ・ドリフターズ主演のコメディ映画『ドリフターズですよ!シリーズ』の第1作。組の解散で行き場を失った三下ヤクザ4名(いかりや・荒井・仲本・高木)が、羽振りの良いチョロ(加藤)を頼って「何でもコンサルタント」を開業したことから騒動が起きる内容。
松竹版に先駆けて、劇中でドリフのチームコントが行われ、そして本作はドリフ映画では珍しくハッピーエンドで終わる結果となる。
いかりや長介死去の時、テレビ東京の深夜映画で追悼として唯一のテレビ放送がなされた。それは、1980年代の「全員集合」シリーズ放送以来の久しぶりの放送だった。
スタッフ
出演者
挿入歌
- 「シーサイド・バウンド」(ザ・タイガース。歌唱シーンあり)
- 「モナリザの微笑」(ザ・タイガース。歌唱シーンあり)
- 「僕のマリー」(ザ・タイガース)
- 「ドリフターズ行進曲」(ザ・ドリフターズ)
同時上映
ビデオソフト化・テレビ放送
- 1980年頃に東宝ビデオからテレビサイズのビデオソフト(VHS・β・U規格)が、主に業務用途向けにリリースされた[1]。
- その後ビデオソフトの再発売は一切なく、2014年現在DVD化・BD化は行われていない。
- 1974年7月18日に日本テレビ系列の『木曜スペシャル』で放送。同年5月9日に同枠で『特訓特訓また特訓』が放送されたのに伴い、同作に代わる日本テレビ木曜プロ野球中継の雨傘番組となり、そして当日予定されていた「巨人×中日」戦の中止に伴い編成された[2]。
- 1999年10月にチャンネルNECOで、他の「ドリフターズですよ!」シリーズと共に放送された[3]。
- いかりや長介追悼企画として2004年4月1日深夜にテレビ東京で放送された[4]。
- 2009年4月に日本映画専門チャンネルで、他の「ドリフターズですよ!」シリーズと共に放送された(「特訓特訓また特訓」は未放送)。
参考資料
脚注
- ^ 「1981年東宝ビデオ総合カタログ」1981年、東宝株式会社、p14
- ^ 『下野新聞 縮刷版』下野新聞社、1974年7月18日付テレビ欄・同年7月19日付スポーツ欄。
- ^ http://www.gavza.com/nikoniko/lib/msg00151.html
- ^ http://evolokier.web.fc2.com/backnumber/2009.html