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トルコの地震一覧

トルコの地震一覧（トルコのじしんいちらん）は、トルコにおける地震の年表である。トルコで発生した歴史地震を含む主な地震の記録を年表形式で記載する。

1900-2023年にトルコで発生した地震の位置と規模を示した地図
トルコに影響を及ぼすプレート境界の地図
(1957)
(1998)
(1943)
(1914)
(1983)
(2003)
(1944)
(1855)
(1976)
(1935)
(1999)
(2010)
(1935)
(1971)
(1970)
(1930)
(1952)
(1668)
(1926)
(1938)
(1951)
(1975)
(1903)
(1967)
(1912)
(1942)
(1943)
(1941)
(1966)
(1953)
( )
トルコにおける大地震の位置と発生年

解説

テクトニクス的に、トルコはユーラシアプレート、アフリカプレート、アラビアプレートが複雑に衝突している(大陸衝突)（英語版）の活発な地域である。国の大部分は北アナトリア断層と東アナトリア断層という二つの横ずれ断層に囲まれた小さなアナトリアプレートの上にある。国の西側はエーゲ海の南西に広がっていく(ヘレニックアーク)（英語版）に起因する(伸張テクトニクス)（英語版）帯の影響を受ける。東側は、ザグロス衝上造山帯？（en:Zagros fold and thrust belt）の西端にある。

トルコの地震対策

1999年のイズミット地震後、建築物の耐震基準が更新され、地震対策にかかる費用対策として(地震税)（英語版）が設けられ、2007年には耐震基準が引き上げられたが[1]、日本並みとも評される耐震基準であったが汚職や賄賂で骨抜きであったのではないかという指摘もされている[2][3][4]。

地震の一覧

この一覧は(未完成)です。加筆、訂正して下さる(協力者を求めています)。
日付 時刻‡ 場所 緯度 経度 死者 震度 Comments 出典
17年 n/a フィラデルフィア (アラシェヒル) 38.21 28.31 n/a n/a
「(リュディア地震)（英語版）」を参照
 [5]
115年12月13日 アンティオキア 36.1 36.1 ~260,000 7.5 Ms
「アンティオキア地震 (115年)」を参照
 [6]
141年 (または 142年) リュキア, カリア, ドデカネス諸島 36.7 28.0 n/a VIII ロドス島に深刻な津波を引き起こした;
「(リュキア地震)（英語版）」を参照
 [7]
262年 アナトリアの西と南の海岸 36.5 27.8 n/a IX エフェソスの多くの建物を壊し、沿岸都市に津波を引き起こした;
「(南西アナトリア地震)（英語版）」を参照
 [8]
526年5月19日 アンティオキア 250,000 VIII アンティオキア市に甚大な被害を起こし、大きく人口を減少させた.
「アンティオキア地震 (526年)」を参照
 [9]
557年12月14日 深夜直前 コンスタンティノープル 40.9 28.7 n/a X (Intense) コンスタンティノープルは地震によって「ほぼ完全に更地になった」。
「コンスタンティノープル地震 (557年)」を参照
 [10]
1268年 キリキア, アナトリア半島 37.5 35.5 60,000 ~7
「キリキア地震」を参照
 –
1509年9月10日 コンスタンティノープル 40.9 28.7 10,000 7.2 Mw
「コンスタンティノープル地震 (1509年)」を参照
 –
1653年2月23日 スミュルナ（イズミル古名） 38.2 28.2 2,500 7.5
「(東スミュルナ地震)（英語版）」を参照
 [11]
1668年8月17日 アナトリア半島 40 36 8,000 8
「(北アナトリア地震 (1668年))（英語版）」を参照
 USGS
1688年7月10日 11時45分 スミュルナ（イズミル古名） 38.4 26.9 16,000 7.0 Ms
「スミュルナ地震 (1688年)」を参照
 [12]
1855年2月28日 1時00分 ブルサ 40.2 29.1 1,900 6.7
「(ブルサ地震)（英語版）」を参照
 [13]
1859年6月2日 10時30分 エルズルム 39.9 41.3 15,000 6.1 Ms
「(エルズルム地震)（英語版）」を参照
 [14]
1881年4月3日 11時30分 ヒオス島, チェシュメ, (Alaçatı) 38.25 26.25 7,866 7.3 Mw
「:en:1881 Chios earthquake」を参照
 [15]
1894年7月10日 12時24分 (イズミット湾)（英語版） 40.73 29.25 1,300 7.0
「(イスタンブール地震)（英語版）」を参照
 [16]
1903年4月29日 1時46分 (現地時間) (Malazgirt) 39.14 42.65 600 6.7 Ms
「:en:1903 Malazgirt earthquake」を参照
 [17][18]
1912年8月9日 3時29分 (現地時間) (Mürefte) 40.75 27.2 216 7.3 MS
「:en:1912 Mürefte earthquake」を参照
 [17][18]
1914年10月4日 0時7分 (現地時間) ブルドゥル 37.82 30.27 300 6.9 MS
「(ブルドゥル地震)（英語版）」を参照
 [17][18]
1924年9月13日 16時34分 (現地時間) (Horasan) 40.0 42.1 60 6.8
「:en:1924 Pasinler earthquake」を参照
 [17][18]
1926年10月22日 21:59 (現地時間) カルス 40.7 43.7 360 6.0 Ms
「(カルス地震)（英語版）」を参照
 [19]
1928年3月31日 2時29分 (現地時間) スミュルナ（イズミル古名） 38.5 28.0 50 6.5 MS 前日にM=6.2の前震が起きていた可能性あり [17][18]
1929年5月18日 08:37 (現地時間) (スシェフリ)（英語版） 40.2 37.9 64 6.1 Ms [17][18]
1930年5月7日 0時34分 (現地時間) ハッキャリ 38.1 44.7 2,514 7.2–7.5 Ms
「:en:1930 Salmas earthquake」を参照
 [20]
1935年1月4日 16時41分 (現地時間) (Erdek) 40.4 27.5 5 6.4 Ms [17][18]
1938年4月19日 12:59 (現地時間) クルシェヒル 39.1 34.0 160 6.6 MS
「(1938年クルシェヒル地震)（英語版）」を参照
 [17][18]
1939年9月22日 02:36 (現地時間) (Dikili) 39.1 26.8 60 6.6 MS [17][18]
1939年12月26日 23時57分 エルジンジャン 39.77 39.53 32,700 7.8 MS
「エルジンジャン地震 (1939年)」を参照
 USGS
1942年11月15日 19時1分 (現地時間) (Bigadiç) 39.2 28.2 16 6.1 MS [17][18]
1942年12月20日 14時3分 (Erbaa) 40.87 36.47 3000 7.0
「:en:North Anatolian Fault」を参照
 [21]
1943年6月20日 17時32分 (現地時間) (Hendek) 40.6 30.5 336 6.6 MS [17][18]
1943年11月26日 22:24 (Ladik) 41.05 33.72 4000 7.4
「:en:North Anatolian Fault」を参照
 [21]
1944年2月1日 3時25分 (Gerede) 40.8 32.2 3959 7.5
「:en:North Anatolian Fault」を参照
 [21]
1944年10月6日 4時34分 (現地時間) (アイワルク) 39.37 26.53 30 6.8 MS [17][18]
1949年8月17日 (Karlıova) 39.54 40.57 450 6.8
「:en:North Anatolian Fault」を参照
 [21]
1951年8月13日 18:36 (Kurşunlu) 40.88 32.87 50 6.9
「:en:North Anatolian Fault」を参照
 [21]
1953年5月18日 21時6分 (現地時間) (Yenice) 40.02 27.53 265 7.2 MS [17][18]
1955年7月16日 9時7分 (現地時間) (Söke) 37.55 27.05 23 6.8 MS [17][18]
1957年4月25日 4時25分 (現地時間) フェトヒイェ 36.5 28.6 67 7.1 MS
「(フェトヒイェ地震)（英語版）」を参照
 [17][18]
1957年5月26日 6時36分 (Abant) 40.67 31.00 52 7.1
「:en:North Anatolian Fault」を参照
 [21]
1964年10月6日 16時31分 (現地時間) (Manyas) 40.1 27.93 23 7.0 MS [17][18]
1966年8月19日 12時23分 (Varto) 39.17 41.56 2396 6.7
「:en:1966 Varto earthquake」を参照
 [21]
1967年7月22日 16時56分 (Mudurnu) 40.67 30.69 89 7.2
「:en:North Anatolian Fault」を参照
 [21]
1968年9月3日 10時19分 (現地時間) (Bartın) 41.79 32.31 29 6.5 MS [17][18]
1969年5月28日 3時48分 (現地時間) (Alaşehir) 38.5 28.4 53 6.5 MS [17][18]
1970年5月28日 23時2分 (現地時間) (Gediz) 39.2 29.5 1086 7.2 MS
「:en:1970 Gediz earthquake」を参照
 [17][18]
1971年5月22日 16時44分 ビンギョル 38.83 40.52 1000+ 6.9
「:en:North Anatolian Fault」を参照
 [22]
1975年9月6日 12時20分 (現地時間) Lice 38.5 40.7 2385 6.6 MS [17][18]
1976年11月24日 14時22分 (現地時間) en:Muradiye 39.12 44.03 3840 7.5 MS
「:en:1976 Çaldıran–Muradiye earthquake」を参照
 [17][18]
1983年10月30日 7時12分 (現地時間) エルズルム 40.33 42.19 1155 6.9 MS [17][18]
1992年5月13日 17時18分 エルズィンジャン 39.70 39.69 498 6.8
「エルジンジャン地震 (1992年)」を参照
 [23]
1995年10月1日 17時57分 (現地時間) ディナール 38.06 30.13 90 6.1 MS
「ディナール地震」を参照
 [17][18]
1998年6月27日 16時55分 (現地時間) ジェイハン 36.88 35.31 146 6.2 MS
「:en:1998 Adana–Ceyhan earthquake」を参照
 [17][18]
1999年8月17日 03:02 (現地時間) イズミット 40.77 30 17,127 7.6 M (PDE Monthly Listing) An official Turkish estimate of October 19, 1999,
placed the toll at 17,127 killed and 43,959 injured, but many sources suggest the actual
figure may have been closer to 45,000 dead and a similar number injured.;[24]
「イズミット地震 (1999年)」を参照
 USGS
1999年11月12日 18時57分 (現地時間) デュズジェ 40.75 31.16 894 7.2 M (PDE Monthly Listing);
「(デュズジェ地震)（英語版）」を参照
 USGS
2002年2月3日 7時11分 アフィヨンカラヒサール県 38.573 31.271 44 6.5 Mw (HRV)
2003年1月27日 5時26分 (ピュリュミュル) 39.46 39.79 1 6.1 Mw (HRV, USGS) USGS
2003年5月1日 0時27分 ビンギョル 39.01 40.46 177 6.4 Mw (HRV, USGS);
「(ビンギョル地震 (2003年))（英語版）」を参照
2010年5月8日 2時32分 エラズー県 38.87 39.99 41 6.1 Mw (HRV);
「(エラズー県地震)（英語版）」を参照
 [25]
2011年5月19日 23時15分 キュタヒヤ県 39.14 29.07 2 5.8 Mw (HRV);
「トルコ西部地震」を参照
2020年10月30日 午前11時51分頃 エーゲ海海域 「エーゲ海地震」
2011年10月23日 13時41分 ヴァン県 38.63 43.49 604 7.2 Mw (HRV);
「トルコ東部地震 (2011年10月)」を参照
 [26]
2023年2月6日 10時17分 ガズィアンテプ県
「トルコ・シリア地震」を参照
 
世界地震ハザード評価プログラム（GSHAP）によるトルコで、今後50年間に表面最大加速度的に地震が所定の露出時間の間の揺れが10%以上の確率で生じる可能性を表した震災危険度マップ
 
地中海周辺のM5.5以上の地震(1900-2016)

出典

  1. ^ “Turkey: New building code for earthquake resilience” (英語). www.preventionweb.net. 2023年2月18日閲覧。
  2. ^ Baysan, Lauren Said-Moorhouse,Isil Sariyuce,Zeena Saifi,Reyhan (2023年2月8日). “Emotions run high in Turkey amid questions over state response to deadly quake” (英語). CNN. 2023年2月18日閲覧。
  3. ^ “焦点：「日本並み」新耐震基準生きず トルコ、「恩赦」で抜け道も”. 毎日新聞. 2023年2月18日閲覧。
  4. ^ “焦点：「腐った建物」と骨抜き規制、トルコ地震で建物多数倒壊”. Reuters (2023年2月16日). 2023年2月18日閲覧。
  5. ^ The Internet Classics Archive. “Tacitus Annales Book 2, 47”. 2013年6月21日閲覧。
  6. ^ (National Geophysical Data Center). “Comments for the Significant Earthquake”. 2011年10月19日閲覧。
  7. ^ “Comments for the tsunami event”. Significant Earthquake Database. (National Geophysical Data Center). 2015年2月8日閲覧。
  8. ^ “Turkey: S Coasts; Libya: Comments for the Earthquake Event”. Significant Earthquake Database. (National Geophysical Data Center). 2016年10月4日閲覧。
  9. ^ プロコピオス, II.14.6; sources based on (John of Ephesus)
  10. ^ Agathias; Frendo, Joseph D. (1975), The histories, Walter de Gruyter, ISBN (978-3-11-003357-1), https://books.google.com/books?id=PqsJZcQR7oIC&printsec=frontcover&hl=el&source=gbs_ge_summary_r&cad=0#v=onepage&q&f=false 
  11. ^ NGDC. “Comments for the 1653 Earthquake”. 2011年2月1日閲覧。
  12. ^ NGDC. “Comments for the 1688 Earthquake”. 2011年2月1日閲覧。
  13. ^ NGDC. “Comments for the 1855 Earthquake”. 2011年2月2日閲覧。
  14. ^ NGDC. “Comments for the 1859 Earthquake”. 2011年2月1日閲覧。
  15. ^ NGDC. “Comments for the 1881 Earthquake”. 2011年2月2日閲覧。
  16. ^ Ambraseys, N. (January 2001). “The earthquake of 10 July 1894 in the Gulf of Izmit (Turkey) and its relation to the earthquake of 17 August 1999”. Journal of Seismology (Kluwer Academic Publishers) 5 (1): 117–128. doi:10.1023/A:1009871605267. ISSN 1573-157X. http://link.springer.com/article/10.1023%2FA%3A1009871605267. 
  17. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x Bogazici University Kandilli Observatory and Earthquake Research Institute National Earthquake Monitoring Center (NEMC) List of earthquakes 1900–2004 (In Turkish)
  18. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x IISEENET (Information Network of Earthquake disaster Prevention Technologies) – Search Page
  19. ^ NGDC. “Comments for the 1926 Earthquake”. 2011年2月3日閲覧。
  20. ^ NGDC. “Comments for the 1930 Earthquake”. 2011年2月3日閲覧。
  21. ^ a b c d e f g h Toksoz, M.N., Shakal, A.F. & Michael, A.J. 1979. Space-Time Migration of Earthquakes Along the North Anatolian Fault Zone and Seismic Gaps. Pageophys, 117, 1258–1270.
  22. ^ USGS list of earthquakes with 1,000 or More Deaths since 1900 2008-10-11 at the Wayback Machine.
  23. ^ Bernard, P., Gariel, J-C. & Dorbath L. 1997. Fault location and rupture kinematics of the magnitude 6.8, 1992 Erzincan earthquake, Turkey, from strong ground motion and regional records. Bulletin Seismological Society of America, 87, 1230–1243.
  24. ^ Marza, Vasile I. (2004). . ESC General Assembly Papers, Potsdam: European Seismological Commission. オリジナルの2008-04-09時点におけるアーカイブ。.  
  25. ^ USGS. “”. 2010年3月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月29日閲覧。
  26. ^ USGS. “”. 2011年10月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月29日閲覧。

関連項目

  • イズミット地震
  • en:Greek–Turkish earthquake diplomacy（トルコ-ギリシャ地震外交）- 1999年の夏に発生した地震によって両国間の外交的な緊張が緩和し、両国間が互助の為に動いた。
周辺国の地震一覧
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