株式会社セガ札幌スタジオ(セガさっぽろスタジオ、SEGA Sapporo Studio)は、北海道札幌市に本社を置き、ゲームソフトの開発やゲームソフトのデバッグ業務を手掛けている企業。セガの100%子会社。
概要
これまでセガの国内におけるゲームソフトの開発やデバッグ業務は、「龍が如くスタジオ」などのように、主に首都圏で行ってきた。その一方で、近年のデジタルトランスフォーメーション化の進展によりゲーム市場は全世界で拡大傾向にあり、各ソフトメーカーは開発体制の強化が急務となっていた[1]。
セガは、2021年10月11日にセガ札幌スタジオの商標を出願[2]。同年12月1日付で、開発体制の強化と安定的な開発ライン確保のため、新会社である株式会社セガ札幌スタジオを設立した[1][3]。札幌市に立地した理由は、札幌市は古くから北海道の政治・経済・文化の中心地であり、大学や専門学校などの教育機関が数多く置かれているため、人材確保が容易であることから立地を決めたという[1][3]。
スタッフは現地採用を基本とし、セガサミーグループとしてもUターン、Iターンの選択肢となることを期待しているという[1][3][4]。秋元克広札幌市長も歓迎の意を表した[1][5]。
スタッフ人員は2022年末までに数十人体制とし、将来的には数百人程度まで拡大する予定である[4]。
沿革
- 2021年
- 10月11日 - セガがセガ札幌スタジオの商標を出願。
- 12月1日 - 株式会社セガ札幌スタジオとして設立。
脚注
- ^ a b c d e セガ、札幌市に開発業務を担うセガ札幌スタジオを設立セガ 2022年1月11日
- ^ セガが新たな開発スタジオと見られる「札幌スタジオ」の商標を出願―ほかにも任天堂が複数商標を出願Game Spark 2021年10月26日
- ^ a b c セガ,ソフトウェアの開発&デバック業務を担う「セガ札幌スタジオ」を設立4Gamer.net 2022年1月11日
- ^ a b セガ、札幌にソフト開発の子会社設立 22年度末までに数十人体制北海道新聞 2022年1月12日
- ^ セガが札幌に開発拠点、JR札幌駅チカ「THE PLACE SAPPORO」内に「セガ札幌スタジオ」リアルエコノミー 2022年1月12日
外部リンク
- 株式会社セガ札幌スタジオ