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スーパーラグビー

スーパーラグビー英語: Super Rugby)は、オーストラリアニュージーランドフィジーの3か国から計12のプロチームが参加するラグビーユニオンの競技会である。2022年からの大会名はスーパーラグビー・パシフィック(英語: Super Rugby Pacific)。最多優勝は、クルセイダーズの10回である。

スーパーラグビー
前身スーパー10 (1993-1995)
スーパー12 (1996-2005)
スーパー14 (2006-2010)
競技ラグビーユニオン
オーナーSANZAAR
代表アンディ・マリノス
開始年1996年
参加チーム12
オーストラリア
ニュージーランド
フィジー
前回優勝 クルセイダーズ (10回目)
最多優勝 クルセイダーズ (10回)
公式サイトSuperRugby.com
秩父宮ラグビー場で展示された優勝トロフィー(2019年2月23日撮影)
スーパーラグビー2020(2020年1月11日撮影)
秩父宮ラグビー場「スーパーラグビー2016」サンウルブズ対ワラターズ戦(2016年7月2日撮影)
秩父宮ラグビー場「スーパーラグビー2016」サンウルブズ対ワラターズ戦(2016年7月2日撮影)
サンウルブズ対レッズの試合前、ニュージーランド・クライストチャーチで起きた銃乱射事件の犠牲者に黙禱を捧げた両チームの選手(秩父宮ラグビー場 2019年3月16日撮影)

概要

南アフリカ共和国 (SA) 、ニュージーランド (NZ) 、オーストラリア (A) 、アルゼンチン (AR) の合弁事業であるSANZAARにより運営されるラグビーの国際リーグ戦。SANZAARはザ・ラグビーチャンピオンシップ運営も担当する。

例年2月から7月までの21週間にわたり、期間限定のスーパークラブを編成。

歴史

オーストラリアでのラグビーリーグ(13人制ラグビー)の人気に対抗するため、(ニューサウスウェールズラグビー協会)(英語版)の招待試合を始まりに、1986年から1990年まで開催された6チーム参戦のサウスパシフィック・チャンピオンシップに起源を持つ。当時の参加チームは、オーストラリア(ニューサウスウェールズクイーンズランド)、ニュージーランド((オークランド)(英語版)(カンタベリー)(英語版)(ウェリントン)(英語版))、フィジーの6チーム。1991年は開催されず、1992年に「スーパー6」へ移行する。

1993年、スーパー6に代わり、南アフリカとパシフィック・トライネイションズの優勝国が新たに参戦する国際トーナメント「スーパー10」が開催される。参加チームはオーストラリア(ニューサウスウェールズクイーンズランド)、ニュージーランド(前年のニュージーランド州代表選手権上位4チーム)、南アフリカ(前年のカリーカップ上位3チーム)、パシフィック・トライネイションズ(前年のフィジートンガ西サモアによるラグビー国際試合の優勝国)の計10チーム。スーパー10は、1993年から1995年までの3シーズン開催された。

その後、オーストラリアとニュージーランドでのラグビーリーグの人気への対抗、また、南アフリカラグビーチームの強化を目的として、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカの3協会による合弁事業としてSANZARが設立される。

SANZARは、1996年から2005年まで12チーム参戦の国際リーグ戦「スーパー12」を開催。放映権売却による大型スポンサー契約を獲得し、期間限定のプロラグビーチームを結成。ラグビーの世界的な強豪3か国による国際リーグ戦が開始された。当初はオーストラリアから3チーム、ニュージーランドから5チーム、南アフリカから4チームの計12チームが参戦し国際リーグ戦を展開したが、2006年シーズンに新たに2チームが新規参入したため「スーパー14」へと名称変更された。さらに2011年シーズンからレベルズ(オーストラリア・メルボルン)が新規参入したのを機に「スーパーラグビー」となった。

2011年~2015年シーズン

南アフリカ共和国、ニュージーランド、オーストラリアの各国ごとにカンファレンスを構成し、レギュラーシーズンとして、各チーム16試合を行う。各カンファレンスは5チームからなる。

その内訳は、同一カンファレンス内ではホーム&アウェーで各チームが8試合、異なるカンファレンスとは4試合ずつ(異なるカンファレンスでは1チームずつ対戦しない相手がいる)の計8試合である。

各週5~7試合が開催され(期間中、各チームは5週(5試合)休み)、計120試合が行われる。各チーム8試合が本拠地開催となる。各カンファレンスの勝ち点(ポイント)とボーナスポイントを合わせた総勝ち点数1位と、残り12チームのうちの総勝ち点上位3チームがファイナルシリーズに進出し、プレーオフトーナメントを行う。総勝ち点数の1位と2位がシードとなり、3位から6位のチームが準決勝進出決定プレーオフを行う。3位決定戦は行われない。

2016年~2017年シーズン

2014年11月20日、2016年シーズン以降からのスーパーラグビーへの南アフリカチームのキングス日本チームのサンウルブズアルゼンチンチームのハグアレス[1]の参加が決定し、18チームとなった[2]。2016年からSANZARにアルゼンチンラグビー協会が参加しSANZAARに改称した。

18チームに増加したことを受けて、カンファレンス構成を変更した。南アフリカグループ、オーストラリア・NZグループの2つに大別し、さらに南アフリカグループ内では、アフリカ カンファレンス1(4チーム)、アフリカ カンファレンス2(4チーム)の2カンファレンス、オーストラリア・NZグループ内では、ニュージーランド カンファレンス(5チーム)、オーストラリア カンファレンス(5チーム)に分けた。レギュラーシーズンとして、各チーム15試合を行う。

南アフリカグループのチームは、所属カンファレンス内で全チームとホーム&アウェー戦を実施(6試合)し、グループ内の別カンファレンスチームとは1回ずつ対戦(4試合)、オーストラリア・NZグループのうちの5チームと各1試合対戦(5試合)する。

オーストラリア・NZグループのチームは、所属カンファレンス内では全チームと対戦(うち2チームとはホーム&アウェー)(6試合)、グループ内の別カンファレンスのチームとは5試合、南アフリカグループのチームとは4試合対戦する。

各カンファレンス1位の4チームとワイルドカード4チーム(南アフリカグループは各カンファレンス1位を除く6チームで勝ち点が一番多い1チーム、オーストラリア・NZグループは各カンファレンス1位を除く8チームで勝ち点の多い上位3チーム)の計8チームがファイナルシリーズに進出し、プレーオフトーナメントを行う。

2018年〜2020年シーズン

2018年シーズンからスーパーラグビーのチームを南アフリカから2チーム、オーストラリアから1チーム減らし、18チームから15チームになる。ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカの3つのカンファレンス、各5チームに再編され、アルゼンチンのハグアレスは南アフリカカンファレンスに、日本のサンウルブズはオーストラリアカンファレンスに所属することになる。

各チーム同じカンファレンスのチームとホーム&アウェーで8回対戦し、残りの8試合は別のカンファレンスのチームと対戦する。ファイナルシリーズには、各カンファレンス1位の3チームと5つのワイルドカードチームの計8チームが出場する[3]

日本から参加したサンウルブズが、2019 ラグビーワールドカップでのラグビー日本代表の強化目的を終えたことや、2021年シーズン以後の参加契約の締結を結ばなかったことなどから、2020年シーズンを最後に活動終了を決定。また、新型コロナウイルスの影響で、5か国参加型の国際大会としては2020年3月で打ち切り、大会不成立となった。

その後、国内リーグ規模に縮小する形で「スーパーラグビーAU」(オーストラリア)、「スーパーラグビー・アオテアロア」(ニュージーランド)、「スーパーラグビー・アンロックト」(南アフリカ)のそれぞれの代替リーグが開催された。[4]。この年を最後に、南アフリカとアルゼンチンの出場クラブも撤退した。

2021年シーズン

2021年、正式にオーストラリアとニュージーランドの各5チーム(計10チーム)による実質的に国内リーグ形式に規模縮小となった。さらに「AU」と「アオテアロア」の交流戦として「スーパーラグビー・トランスタスマン」を開催した[5]

2022年シーズン以降

2022年シーズンから「スーパーラグビー・パシフィック[6]と改称しリニューアルした形で再開された。オーストラリア・ニュージーランドの各5クラブに、フィジーのチームで過去にオーストラリア選手権(National Rugby Championship)を制したことがある「フィジアン・ドゥルア」と、トンガサモアなどの太平洋諸島出身者・国籍所有者で構成する「モアナ・パシフィカ」の2クラブが加わり、計12チームで行われる[6]

試合は、12チームによる変則総当たり方式で、同じ国に所属するチーム(ただし、フィジアン・ドゥルアはオーストラリア、モアナ・パシフィカはニュージーランドの扱い)のうちの特定の3チームとは2回戦総当たり、他とは1回戦総当たりの14試合を行い、その成績により上位8チームがプレーオフトーナメントに進出する[7]

ルール

  • ラグビーユニオンルールを採用している。
  • レギュラーシーズンにおける勝ち点(ポイント)は以下の通り。
    • 勝利:4ポイント
    • 引き分け:2ポイント
    • 敗戦:0ポイント
    • ボーナスポイント
      • 勝利、引き分け、敗戦を問わず、各チーム相手より3トライ以上リードした場合ボーナスポイント1が加算される。
      • 敗戦チームは勝利チームとの総得点差が7点またはそれ以下の場合ボーナスポイント1が加算される。
        • 上記より、1試合につき勝利チームには最大5ポイント、敗戦チームでも最大2ポイントを獲得することができる。

参加チーム

オーストラリア及びニュージーランドから、各国内の地域協会により編成されたチームが参加。過去には、南アフリカからはカリーカップ(南アフリカ国内の地域協会による対抗戦)の参加チームを母体とするチームが、アルゼンチン及び日本からは各国協会が編成するチームが参加していた。

 
 
 
 
 
 
カンファレンス チーム名 参加年 本拠地 ホームスタジアム 優勝
オーストラリア ブランビーズ 1996   首都特別地域キャンベラ キャンベラ・スタジアム 2回
ワラターズ 1996   ニューサウスウェールズ州シドニー アリアンツ・スタジアム 1回
レッズ 1996   クイーンズランド州ブリスベン サンコープ・スタジアム 1回
レベルズ 2011   ビクトリア州メルボルン AAMIパーク -
ウェスタン・フォース 2006   西オーストラリア州パース nibスタジアム -
フィジアン・ドゥルア 2022   フィジースバ -
ニュージーランド ブルーズ 1996   オークランド地方オークランド イーデン・パーク 3回
チーフス 1996   ワイカト地方ハミルトン ワイカト・スタジアム 2回
クルセイダーズ 1996   カンタベリー地方クライストチャーチ AMIスタジアム 10回
ハイランダーズ 1996   オタゴ地方ダニーデン (フォーサイスバー・スタジアム) 1回
ハリケーンズ 1996   ウェリントン地方ウェリントン ウエストパック・スタジアム 1回
モアナ・パシフィカ 2022   オークランド地方オークランド マウント・スマート・スタジアム -

過去に参加していたチーム

歴代優勝チーム

歴代優勝決定戦結果

シーズン 開催日 開催地 優勝チーム スコア 準優勝チーム
1996 5月25日   イーデン・パーク   ブルーズ 45-21 シャークス  
1997 5月31日   イーデン・パーク   ブルーズ 23-7 ブランビーズ  
1998 5月30日   イーデン・パーク   クルセイダーズ 20-13 ブルーズ  
1999 5月30日   カリスブルック   クルセイダーズ 24-19 ハイランダーズ  
2000 5月27日   ブルース・スタジアム   クルセイダーズ 20-19 ブランビーズ  
2001 5月26日   ブルース・スタジアム   ブランビーズ 36-6 シャークス  
2002 5月25日   ジェイド・スタジアム   クルセイダーズ 31-13 ブランビーズ  
2003 5月24日   イーデン・パーク   ブルーズ 21-17 クルセイダーズ  
2004 5月22日   キャンベラ・スタジアム   ブランビーズ 47-38 クルセイダーズ  
2005 5月28日   ジェイド・スタジアム   クルセイダーズ 35-25 ワラターズ  
2006 5月27日   ジェイド・スタジアム   クルセイダーズ 19-12 ハリケーンズ  
2007 5月19日   ABSAスタジアム   ブルズ 20-19 シャークス  
2008 5月31日   AMIスタジアム   クルセイダーズ 20-12 ワラターズ  
2009 5月30日   ロフタス・ヴァースフェルド   ブルズ 61-17 チーフス  
2010 5月29日   オーランド・スタジアム   ブルズ 25-17 ストーマーズ  
2011 7月9日   サンコープ・スタジアム   レッズ 18-13 クルセイダーズ  
2012 8月4日   ワイカト・スタジアム   チーフス 37-6 シャークス  
2013 8月3日   ワイカト・スタジアム   チーフス 27-22 ブランビーズ  
2014 8月2日   ANZスタジアム   ワラターズ 33-32 クルセイダーズ  
2015 7月4日   ウエストパック・スタジアム   ハイランダーズ 21-14 ハリケーンズ  
2016 8月6日   ウエストパック・スタジアム   ハリケーンズ 20-3 ライオンズ  
2017 8月5日   エミレーツエアライン・パーク   クルセイダーズ 25-17 ライオンズ  
2018 8月4日   AMIスタジアム   クルセイダーズ 37-18 ライオンズ  
2019 7月6日   AMIスタジアム   クルセイダーズ 19-3 ハグアレス  

テレビ中継

世界41か国に中継され、1000万人以上が視聴している。

日本では長らくJ SPORTSが放映権を持っていた(サンウルブズが参加していた時期には加えて日本テレビBS日テレでも放送があった)が、2021年シーズンからはWOWOWが独占放映権を獲得している。

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 主に秩父宮ラグビー場でホームの試合を行う。ホームの内、3試合をシンガポールのシンガポール・スポーツ・ハブで行う。

出典

  1. ^ SRアルゼンチンチームはジャガーズ! W杯4強のスターが多数スコッド入り
  2. ^ 日本ラグビーフットボール協会.2016年シーズン以降の『スーパーラグビー』日本チーム参加決定
  3. ^ スーパーラグビー 来季から15チームに縮小!サンウルブズは存続スポーツニッポン、2017年4月9日閲覧
  4. ^ スーパーラグビー(SA・NZ・AUS・ARG・JPN)(ラグビーリパブリック)
  5. ^ 来季スーパーラグビーは楽しみ2倍 NZと豪州のチーム対戦するトランス-タスマン大会も開催(ラグビーリパブリック)
  6. ^ a b WOWOW・スーパーラグビー パシフィック
  7. ^ スーパーラグビー・パシフィック開幕 フィジアン・ドゥルアが歴史的第一歩を刻む(ラグビーリパブリック)

関連項目

外部リンク

  • 公式ウェブサイト (英語)
  • スーパーラグビー (SuperRugby) - Facebook (英語)
  • スーパーラグビー (@SuperRugby) - Twitter (英語)
  • スーパーラグビー (@superrugby) - Instagram (英語)
  • スーパーラグビー - YouTubeチャンネル (英語)
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