『ジーニアス』（原題：Genius）は、2017年に始まったアメリカ合衆国のアンソロジー型TVドラマシリーズ[1]。日本では、『ジーニアス:世紀の天才 アインシュタイン』、『ジーニアス：ピカソ』、『ジーニアス：アレサ』として、第1シーズン～第3シーズンまでナショナル ジオグラフィックで放送されている。シーズン4の配信が、で行われる事が決定した。
| ジーニアス | |
|---|---|
| 別名 | 原題：Genius |
| ジャンル | ドキュメンタリードラマ |
| 企画 | ノア・ピンク（シーズン1～2） ケネス・ビラー（シーズン1～2） スーザン＝ロリ・パークス(シーズン3) |
| 出演者 | シーズン1 シンシア・エリヴォ コートニー・B・ヴァンス マルコム・バレット パトリス・コビントン |
| テーマ曲作者 | ハンス・ジマー |
| 作曲 | ローン・バルフ |
| 国・地域 | アメリカ合衆国 |
| 言語 | 英語 |
| シーズン数 | 3 |
| 話数 | 28 |
| 各話の長さ | 43-62分 |
| 製作 | |
| 製作総指揮 | ジジ・プリツカー ゲイブ・ポルスキー ジョン・バレンタイン クライヴ・デイヴィス |
| 撮影地 | プラハ マラガ バルセロナ パリ ブダペスト センテンドレ エティク ジョージア州アトランタ |
| 撮影監督 | マティアス・ヘルドル |
| 撮影体制 | シングルカメラ |
| 編集 | J. キャスリーン・ギブソン ジェームズ・ウィルコックス ジェームズ・キルトン マーク・サドレク |
| 制作 | イマジン・エンターテインメント Paperboy Productions MWM Studios EUE / Sokolow Entertainment Warner Music Entertainment(シーズン3) Tumbleweed Productions(シーズン3～現在) 20th テレビジョン |
| 配給 | 20th テレビジョン（シーズン1～2） ディズニーABCドメスティック・テレビジョン（シーズン3～現在） |
| 放送 | |
| 放送局 | ナショナルジオグラフィック (シーズン1～3) Disney+ (シーズン4) |
| 映像形式 | 1080i (HDTV) |
| 音声形式 | デジタル |
| 放送期間 | 2017年4月25日 - 放送中 |
| シーズン1 | |
| 放送局 | ナショナルジオグラフィック |
| 放送期間 | 2017年4月25日 - 2017年6月20日 |
| 回数 | 10 |
| ジーニアス：世紀の天才 アインシュタイン | |
| シーズン2 | |
| 放送局 | ナショナルジオグラフィック |
| 放送期間 | 2017年4月25日 - 2018年4月28日 |
| 回数 | 10 |
| ジーニアス：ピカソ | |
| シーズン3 | |
| 放送局 | ナショナルジオグラフィック |
| 放送期間 | 2021年5月21日 - 2021年5月24日 |
| 回数 | 8 |
| ジーニアス：アレサ | |
第1シーズン：アインシュタイン(2017年)
全10話。邦題は『ジーニアス:世紀の天才 アインシュタイン』(原題： Genius)。日本での放送は、2018年1月1日にスタート。物理学者アルベルト・アインシュタインの青年期である1894年と、中年期の1922年を描く。原作はウォルター・アイザックソン著『アインシュタイン その生涯と宇宙』。
登場人物
※括弧内は日本語吹替
- アルベルト・アインシュタイン/中年期
- 演 - ジェフリー・ラッシュ（稲葉実）
- 世界的な名声を得るも、ナチスの台頭によりユダヤ人迫害にあう。
- アルベルト・アインシュタイン/青年期
- 演 - ジョニー・フリン（浪川大輔）
- ユダヤ系実業家の息子としてドイツに生まれる。親の反対を押し切って物理学の道へ。
- エルザ・アインシュタイン/中年期
- 演 - エミリー・ワトソン（高島雅羅)
- アインシュタインの2度目の妻で従姉妹。
- ミレヴァ・マリッチ
- 演 - サマンサ・コリー（桑島法子)
- 才気あふれる女性。アインシュタインと惹かれ合う。
各話一覧
| 通算 | 話数 | 題名 | 監督 | 脚本 | 米国放送日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 第一話 | ロン・ハワード | ノア・ピンク、ケン・ビラー | 2017/4/25 |
| 2 | 2 | 第二話 | ミンキー・スピロ | アンジェラ・バーネット | 2017/5/2 |
| 3 | 3 | 第三話 | ミンキー・スピロ | マーク・ラファティ | 2017/5/9 |
| 4 | 4 | 第四話 | ケビン・フックス | ノア・ピンク | 2017/5/16 |
| 5 | 5 | 第五話 | ケビン・フックス | ラフ・グリーン | 2017/5/23 |
| 6 | 6 | 第六話 | ジェームズ・ホーズ | ブライアン・ピーターソン | 2017/5/30 |
| 7 | 7 | 第七話 | ジェームズ・ホーズ | ケリー・サウダーズ | 2017/6/6 |
| 8 | 8 | 第八話 | ケン・ビラー | アンジェリーナ・バーネット、フランチェスカ・バトラー | 2017/6/13 |
| 9 | 9 | 第九話 | ケン・ビラー | ケン・ビラー、ラフ・グリーン | 2017/6/20 |
| 10 | 10 | 第十話 | ケン・ビラー | マーク・ラファティ | 2017/6/20 |
第2シーズン：ピカソ(2018年)
全10話。邦題は『ジーニアス：ピカソ』(原題： Genius: Picasso)。日本での放送は、2018年7月29日にスタート。パブロ・ピカソのスペインで過ごした幼少期、フランスで画家として過ごした青年期、スペイン内戦や第二次世界大戦を通して波乱の91年間の人生を描く。第1シーズンでアインシュタイン(青年期)を演じたジョニーフリンがアラン・キュニー役で登場している。
登場人物
※括弧内は日本語吹替
- パブロ・ピカソ/中年期
- 演 - アントニオ・バンデラス（大塚明夫）
- 20世紀を代表する世界的な画家。スペイン人。
- パブロ・ピカソ/青年期
- 演 - (アレックス・リッチ)（神谷浩史）
- フランスを拠点に創作活動を続ける。
- フランソワーズ・ジロー
- 演 - クレマンス・ポエジー（本名陽子）
- 画家で美術評論家。ピカソの愛人。
- ドラ・マール
- 演 - (サマンサ・コリー)（桑島法子）
- 写真家で画家。ピカソの愛人。
- アラン・キュニー
- 演 - ジョニー・フリン（綿貫竜之介)
- フランス生まれの有名俳優。
各話一覧
| 通算 | 話数 | 題名 | 監督 | 脚本 | 米国放送日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 11 | 1 | 第一話 | ケン・ビラー | ケン・ビラー | 2018/4/24 |
| 12 | 2 | 第二話 | ケン・ビラー | ケン・ビラー | 2018/4/24 |
| 13 | 3 | 第三話 | ケビン・フックス | ブライアン・ピーターソン、ケリー・サウダーズ | 2018/5/1 |
| 14 | 4 | 第四話 | ケビン・フックス | ラフ・グリーン | 2018/5/8 |
| 15 | 5 | 第五話 | ローラ・ベルシー | ノア・ピンクン | 2018/5/15 |
| 16 | 6 | 第六話 | ローラ・ベルシー | マシュー・ニューマン | 2018/5/22 |
| 17 | 7 | 第七話 | グレッグ・ヤイタンズ | ウェンディ・クラック | 2018/5/29 |
| 18 | 8 | 第八話 | グレッグ・ヤイタンズ | ステファニー・K・スミス | 2018/6/5 |
| 19 | 9 | 第九話 | マティアス・ヘルンドル | ラフ・グリーン、アリ・ゴードン・ゴールドスタイン | 2018/6/12 |
| 20 | 10 | 第十話 | マティアス・ヘルンドル | マシュー・ニューマン、ノア・ピンク | 2018/6/19 |
第3シーズン：アレサ(2021年)
全8話。邦題は『ジーニアス：アレサ』（原題： Genius: Aretha）。日本での放送は、2021年6月29日にスタート。1942年のアメリカに生まれ、数々の音楽賞を受賞したソウルの女王、アレサ・フランクリンの人生の足跡を辿る。『貴方だけを愛して』、『チェイン・オブ・フールズ』、『セイブ・ミー』などの名曲と、人種差別や反戦運動に揺れるアメリカ社会が描かれている。
登場人物
※括弧内は日本語吹替
- アレサ・フランクリン
- 演 - シンシア・エリヴォ（坂本真綾）
- 独学で歌とピアノを習得し、生涯で18度のグラミー賞を得る「ソウル・ミュージックの女王」
- C・J・フランクリン
- 演 - コートニー・B・ヴァンス（山路和弘）
- アレサの父親で、デトロイトの牧師。
- ジェリー・ウェクスラー
- 演 - デヴィッド・クロス
- テッド・ホワイト
- 演 - (マルコム・バレット)
各話一覧
| 通算 | 話数 | 題名 | 監督 | 脚本 | 米国放送日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 21 | 1 | リスペクト (原題: Respect) | アンソニー・ヘミングウェイ | スーザン＝ロリ・パークス | 2021/5/21 |
| 22 | 2 | いつの日か (原題: Until The Real Thing Comes Along) | ニーマ・バーネット | スーザン＝ロリ・パークス、ダイアナ・ソン | 2021/5/21 |
| 23 | 3 | 正しい行い (原題: Do Right Woman) | ニーマ・バーネット | ネイサン・ルイス・ジャクソン、スーザン＝ロリ・パークス、ダイアナ・ソン | 2021/5/22 |
| 24 | 4 | 忘れられなくて (原題: Unforgettable) | ビル・ウッドラフ | グウェンドリン M. パーカー、スーザン＝ロリ・パークス | 2021/5/22 |
| 25 | 5 | プロテスト (原題: Young, Gifted And Black) | アンソニー・ヘミングウェイ | スーザン＝ロリ・パークス | 2021/5/23 |
| 26 | 6 | アメイジング・グレイス (原題: Amazing Grace) | アンソニー・ヘミングウェイ | ベッキー・モード | 2021/5/23 |
| 27 | 7 | チェイン・オブ・フールズ (原題: Chain of Fools) | アンソニー・ヘミングウェイ | スーザン＝ロリ・パークス | 2021/5/24 |
| 28 | 8 | 誰も眠らずに (原題: No One Sleeps) | アンソニー・ヘミングウェイ | スーザン＝ロリ・パークス | 2021/5/24 |
授賞とノミネート
第69回プライムタイム・エミー賞(リミテッドシリーズ/テレビ映画部門)主演男優賞のジェフリー・ラッシュを含む全10部門でノミネートされ、ジェフリー・ラッシュは、第75回ゴールデングローブ賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)主演男優賞にもノミネートされる。第70回プライムタイム・エミー賞(リミテッドシリーズ/テレビ映画部門)作品賞、(リミテッドシリーズ/テレビ映画部門)主演男優賞のアントニオ・バンデラスを含む全7部門でノミネート。NAACPイメージ・アワード(テレビ映画、ミニシリーズ、ドラマティック・スペシャル部門)では、全5部門でノミネートされ、コートニー・B・ヴァンスが助演男優賞を受賞している。
詳細は「『ジーニアス』受賞・ノミネート一覧」を参照
出典
- ^ 映画界の巨匠ロン・ハワードと製作者ブライアン・グレイザーが生み出した『ジーニアス』シリーズ。ナショナルジオグラフィック(番組案内).2022年9月10日閲覧。