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ジャパンカップサイクルロードレース

ジャパンカップサイクルロードレース(Japan Cup Cycle Road Race)は、毎年10月に栃木県宇都宮市森林公園周回コースで2日間にわたり開催される自転車ロードレース大会である。2008年にUCIアジアツアー「1.1」(ワンデイレース・1級カテゴリー)から「1.HC」(同・超級カテゴリー)に、2020年からUCIプロシリーズに格上げされた。宇都宮市主催、日本自転車競技連盟主管。

ジャパンカップサイクルロードレース
概要
開催時期 10月下旬頃
開催地域 日本宇都宮市
英語名 Japan Cup Cycle Road Race
地域名 ジャパンカップサイクルロードレース
愛称 ジャパンカップ
分野 ロードレース
カテゴリー UCIアジアツアー1.HC
形態 ワンデーレース
主催者 宇都宮市(主催)
日本自転車競技連盟(主管)
責任者 佐藤栄一
歴史
初回開催年 1992年
開催回数 29回(2022年)
初代優勝者 ヘンドリック・ルダン
最多優勝者 クラウディオ・キアプッチ
セルジョ・バルベーロ(3回)
直近優勝者 (ニールソン・パウレス)(英語版)(2022年)
(テンプレートを表示)

概要

 

1990年に宇都宮市で開催された世界選手権自転車競技大会ロードレース部門のメモリアルとして1992年から開催されている。日本国内のワンデーレースでUCIプロチームを招待できる数少ないレースである[1]ことなどから、日本国内最高峰の自転車ロードレースと位置付けられる。

この大会はヨーロッパでの主要レースが終わったあとに開催されるが、調整の遅れやケガなどで不本意な成績に終わった選手にとっては翌年の契約条件を有利にする最後のチャンスとなるため、単なる顔見世興行にはとどまらない見どころの多いレースである。特に1996年にはワールドカップシリーズ対象レースに指定された上、最終戦まで総合優勝者の逆転の可能性があったため、直前の世界選手権で優勝したヨハン・ムセウをはじめとした世界の一流選手が集結し本気の戦いを見せるという非常にハイレベルな大会となった。

標高差185mの古賀志山林道の登りを含む宇都宮市森林公園周辺周回コースを使用し、初日にフリーラン・チャレンジレース・男女オープンレース、ジャパンカップクリテリウム、2日目に男子エリートによるメインレースが行われる。

「ジャパンカップクリテリウム」は2010年から、宇都宮市中心部、大通り県道宇都宮那須烏山線)の本町交差点から上河原交差点間の上下車線を封鎖して設けられた1周1.55kmのコースによって行われている。

2013年の優勝者であるマイケル・ロジャースに対して、2013年12月18日にUCI(国際自転車競技連合)は期間中に採取した尿サンプルから禁止薬物のクレンブテロールの陽性反応を検出したと発表、翌2014年4月23日にUCIは食物汚染である可能性が高いとしてロジャースの暫定出場停止処分を解除したが、ジャパンカップ優勝は無効とされた。7月16日にジャック・バウアーの繰り上げ優勝が公式に発表された[2]

近年は2016年のファビアン・カンチェラーラや2017年のアルベルト・コンタドール、2018年のダミアーノ・クネゴなど、現役引退後にUCIレースではないジャパンカップクリテリウムを引退レースとして参戦するプロライダーも多い。

2020年新型コロナウイルス感染症の流行の影響から、同年6月に中止を決定[3]。代わりにバーチャルサイクリングサービス「(ROUVY)」を用いたバーチャルレースとして「デジタルジャパンカップ」を10月17日に開催した。メインイベントとなるプロレースはアルベルト・コンタドールも参加したが、当日朝に急遽出場が決まった(コナー・ブラウン)(英語版)NTTプロサイクリング)が優勝を飾った[4]。2021年も同様の形でバーチャルレースが行われ、マテイ・モホリッチバーレーン・ヴィクトリアス)が優勝している[5]

歴代優勝者

男子エリート歴代優勝者

開催日 距離 優勝者 国籍 所属チーム 記録
1 1992年11月8日 185.4km ヘンドリック・ルダン   ベルギー ロット 5時間34分08秒
2 1993年10月31日 154.5km クラウディオ・キアプッチ   イタリア カレラジーンズ 4時間16分53秒
3 1994年10月23日 154.5km クラウディオ・キアプッチ(2)   イタリア カレラジーンズ 4時間19分49秒
4 1995年10月31日 154.5km クラウディオ・キアプッチ(3)   イタリア カレラジーンズ 4時間13分08秒
5 1996年10月27日 179.5km マウロ・ジャネッティ   スイス チーム・ポルティ 4時間31分01秒
6 1997年10月26日 151.3km 阿部良之   日本 マペイGB 4時間04分09秒
7 1998年10月25日 151.3km ファビアン・ドワール   ベルギー ロット・モビスター 4時間06分52秒
8 1999年10月31日 151.3km セルジョ・バルベーロ   イタリア メルカトーネウノ 4時間10分43秒
9 2000年10月29日 151.3km マッシモ・コドル   イタリア ランプレ・ダイキン 4時間16分34秒
10 2001年10月28日 151.3km ジルベルト・シモーニ   イタリア ランプレ・ダイキン 4時間16分58秒
11 2002年10月27日 151.3km セルジョ・バルベーロ(2)   イタリア ランプレ・ダイキン 4時間03分29秒
12 2003年10月26日 151.3km セルジョ・バルベーロ(3)   イタリア ランプレ 4時間03分56秒
13 2004年10月24日 151.3km パトリック・シンケヴィッツ   ドイツ クイックステップ 4時間01分30秒
14 2005年10月23日 151.3km ダミアーノ・クネゴ   イタリア ランプレ 4時間05分56秒
15 2006年10月22日 151.3km リカルド・リッコ   イタリア サウニエルドゥバル 3時間58分18秒
16 2007年10月28日 151.3km マヌエーレ・モーリ   イタリア サウニエルドゥバル 4時間05分11秒
17 2008年10月26日 151.3km ダミアーノ・クネゴ(2)   イタリア ランプレ 4時間04分57秒
18 2009年10月25日 151.3km クリス・アンカー・セレンセン   デンマーク チーム・サクソバンク 4時間06分19秒
19 2010年10月24日 151.3km ダニエル・マーティン   アイルランド ガーミン・トランジションズ 4時間02分28秒
20 2011年10月23日 151.3km ネイサン・ハース   オーストラリア ジェネシス・ウェルスアドヴァイザーズ 4時間08分35秒
21 2012年10月21日 151.3km イヴァン・バッソ   イタリア リクイガス・キャノンデール 4時間01分58秒
22 2013年10月20日 151.3km ジャック・バウアー[6][7][2]   ニュージーランド ガーミン・シャープ 4時間25分44秒
(23) 2014年10月19日 151.3km ネイサン・ハース(2)   オーストラリア ガーミン・シャープ 4時間06分48秒
(24) 2015年10月18日 144.2km バウク・モレマ   オランダ トレック・ファクトリー・レーシング 3時間53分40秒
25 2016年10月23日 144.2km (ダヴィデ・ヴィッレッラ)   イタリア キャノンデール・ドラパック・プロサイクリング・チーム 3時間46分43秒
(26) 2017年10月22日 103km[8] (マルコ・カノラ)   イタリア NIPPO・ヴィーニファンティーニ 2時間45分37秒
(27) 2018年10月21日 144.2km (ロバート・パワー)   オーストラリア ミッチェルトン・スコット 3時間44分00秒
(28) 2019年10月20日 144.2km バウク・モレマ(2)   オランダ トレック・セガフレード 3時間41分13秒
2020年 中止
2021年 中止
29 2022年10月16日 144.2km(10.3km×14周) (ニールソン・パウレス)(英語版)   アメリカ合衆国 EFエデュケーション・イージーポスト 3時間37分49秒

クリテリウム優勝者

開催日 距離 優勝者 国籍 所属チーム 記録
1 2010年10月23日 1.55km×20周 トーマス・パルマー   オーストラリア ドラパック・ポルシェ 42分20秒
2 2011年10月22日 1.55km×20周 (スティール・ヴォン・ホフ)   オーストラリア ジェネシス・ウェルスアドヴァイザーズ 42分39秒
3 2012年10月20日 1.55km×20周 (ヤロスラフ・マリチャ)   ポーランド サクソバンク・ティンコフバンク 41分51秒
4 2013年10月19日 1.55km×20周 スティール・ヴォン・ホフ(2)   オーストラリア ガーミン・シャープ 42分48秒
5 2014年10月18日 1.55km×20周 クリストファー・サットン   オーストラリア チーム・スカイ 41分32秒
6 2015年10月17日 1.55km×20周 別府史之   日本 トレック・ファクトリー・レーシング 42分29秒
7 2016年10月22日 2.25km×17周(パレード2周+レース15周) 別府史之(2)   日本 トレック・ファクトリー・レーシング 43分04秒
8 2017年10月21日 2.25km×17周(パレード2周+レース15周) (マルコ・カノラ)   イタリア NIPPO・ヴィーニファンティーニ 43分57秒
9 2018年10月20日 2.25km×17周(パレード2周+レース15周) ジョン・デゲンコルプ   ドイツ トレック・セガフレード 42分38秒
10 2019年10月19日 2.25km×17周(パレード2周+レース15周) エドワード・トゥーンス   ベルギー トレック・セガフレード 42分38秒
11 2020年 中止
12 2021年 中止
13 2022年10月15日 2.25km×17周(パレード2周+レース15周) エドワード・トゥーンス(2)   ベルギー トレック・セガフレード 41分14秒

放送について

第1回大会より地元AMラジオ局栃木放送が「スポット中継」で実況生中継[9]しているほか、2019年からはJ SPORTSによって生中継が行われている。それ以前はダイジェスト番組がJ SPORTSとキー局系民放BS(後述)で11月にテレビ放送されていた。

2007年から2009年の大会はフジテレビが後援に入っていた。ダイジェスト番組がBSフジと地上波フジテレビ(関東ローカル、2007年のみ)で放送された。同年までメディア展開は殆どなされておらず、実質的にこのダイジェストが放送される以外まず扱われなかった。

2010年はテレビ東京に代わり、ダイジェストは同系列のBSジャパンで放送。女子アナウンサーがコースを体験する企画がミニ番組で行われたり、深夜帯やInterFM(関連放送局)を中心にイベント告知CMが放映された。

2011年は日本テレビBS日テレに再度代わり、ダイジェストはBS日テレで放送された(再放送あり)。告知活動はほとんどされなかったものの、今回初めてレースの映像が地上波のスポーツニュース番組()で放送された。

2012年は前年に続き日本テレビが放送。ダイジェストが地上波でも放送されたほか、日テレG+で完全版が放送された。

2022年はジャパンカップ公式YouTubeチャンネルでのライブ配信も行われた[10]

その他、首都圏ニュースNHK・関東地方)で会場の模様が紹介されるものの、こちらはあくまで地域のイベントとして取材されており、レース内容については詳報されない。そのほか、地元とちぎテレビを除くと地上波テレビ各局のニュース・スポーツ番組で本大会が取り上げられることはまれである。

脚注

  1. ^ 2017年現在、他にツール・ド・フランスさいたまクリテリウムがある。
  2. ^ a b ロジャース選手の優勝取消に伴う2013ジャパンカップ順位確定のお知らせ
  3. ^ 「2020ジャパンカップサイクルロードレース」の開催中止について - ジャパンカップサイクルロードレース実行委員会・2020年6月26日
  4. ^ 宇都宮と世界を繋いだデジタルジャパンカップ NTTのブラウンがヴァーチャルレースの王者に - ジャパンカップサイクルロードレース・2020年10月18日
  5. ^ 【速報】2021デジタルジャパンカップはモホリッチが独走勝利 2位吉岡、3位谷 - cyclowired・2021年10月16日
  6. ^ 「陽性の原因は汚染肉」UCIがロジャースの処分を解除 JC優勝は無効 - シクロワイアード 2014/04/23 - 20:22
  7. ^ "Press Release: Michael Rogers – Clenbuterol Adverse Analytical Finding" - UCI
  8. ^ 台風の影響により周回数を14周から10周に短縮した。
  9. ^ 第24回大会(2015年)よりradikoプレミアムを通して全国で聴取可能となった
  10. ^ 観戦環境のさらなる向上へ! LIVE配信・生放送で大会3日間をリアルタイムに観戦 2022年10月13日

関連項目

外部リンク

  • ジャパンカップサイクルロードレース公式サイト
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