概要
2019年7月9日にクモ膜下出血で亡くなったジャニー喜多川を追悼することを目的としたイベント[1]。
8月13日、ジャニーズ事務所のホームページで9月4日に東京ドームでジャニーさんお別れ会を執り行うということが発表される[1]。ジャニーズファミリークラブの会員には、ジャニーさんお別れ会の概要のメールが届く[2]。
9月4日の午前11時からは関係者のみのお別れ会を行い、午後2時からは希望者は全員が参列できる一般の部のお別れ会を実施し、一般の部はタレントは参列しないと発表された[1]。これまでに東京ドームで葬儀やお別れ会が行われたことは無く、これが初であった[1]。
関係者の部
9月4日の午前11時から予定通り実施された。約3500人のジャニーズ事務所所属タレントや芸能関係者が集まった。祭壇は東京ドームのバックスクリーン手前に設けられ、中央に遺影、遺影の横にギネスブック、愛用のジャケットや帽子、ロナルド・レーガン夫妻や田原俊彦と共に収まった写真などが置かれた[3]。近藤真彦がお別れの言葉を述べ、滝沢秀明がプロデュースしたメッセージ映像が流され、嵐やKinKi Kidsらがジャニー喜多川との思い出を明かした。滝沢秀明が主にこのイベント全体の演出を手がけていた[4]。
一般の部
午後2時からは予定通り一般の部が執り行われる。多くのファンが東京ドームを訪れ長蛇の列となった。行列は白山通りなどの道路にまでも続いており、約1.6キロメートルであった。東京ドームの敷地内でも折り返す行列が続き、行列の合計は約3.3キロメートルであった。ファンの中には約3時間待った者もいた[5]。約8万8000人が来場して、芸能関係者のお別れ会では史上最大規模となった[6]。
入り口では1人1枚メッセージカードが配布され、ファンがメッセージを送った。出口ではジャニーズ事務所所属タレント一同からのお礼メッセージが書かれたポストカードが配布された[7]。お別れ会の開催中にフリマアプリに配布されたポストカードが出品され、1万円以上で取引されていたものもあった。これに対して失礼であると批判が殺到して、通報した人も相次いだため全ての出品が取り下げられた[8]。
脚注
- ^ a b c d “ジャニーさんお別れ会 9・4「聖地」東京ドームで開催 - スポニチ Sponichi Annex 芸能”. スポニチ Sponichi Annex. 2023年1月26日閲覧。
- ^ “ジャニー社長のお別れ会、「一般の部」参列マニュアルの内容”. NEWSポストセブン. 2023年1月26日閲覧。
- ^ “ジャニーさんお別れ会 祭壇には田原俊彦との思い出の数々”. NEWSポストセブン. 2023年1月26日閲覧。
- ^ “ジャニー氏お別れ会、滝沢氏が演出メインで手がける - ジャニーズ : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2023年1月26日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2019年9月5日). “ジャニーさんお別れの会に計３・３キロ長蛇の列…３時間待ちのファンも”. サンスポ. 2023年1月26日閲覧。
- ^ “ジャニーさんとファン8万8000人もお別れ 芸能関係者過去最多に 東京ドームに行列2本 - スポニチ Sponichi Annex 芸能”. スポニチ Sponichi Annex. 2023年1月26日閲覧。
- ^ “ジャニーさんお別れの会、東京ドームに長蛇の列 「一般の部」にファン多数参列 - スポニチ Sponichi Annex 芸能”. スポニチ Sponichi Annex. 2023年1月26日閲覧。
- ^ “ジャニーさんお別れ会の品を転売…一部参列者の不謹慎な行動 | 女性自身”. WEB女性自身. 2023年1月26日閲覧。