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ケンタウルス座

ケンタウルス座ケンタウルスざラテン語: Centaurus)は、トレミーの48星座の1つ。南天の明るい星座である。日本では星座の半分程度しか見えない場所が多く、全体が見えるのは西表島以南である。

ケンタウルス座
Centaurus
属格 Centauri
略符 Cen
発音 英語発音: [sɛnˈtɔrəs]、属格:/sɛnˈtɔraɪ/
象徴 the Centaur
概略位置:赤経 13
概略位置:赤緯 −50
正中 5月20日
広さ 1060平方度[1]9位
主要恒星数 11
バイエル符号/
フラムスティード番号
を持つ恒星数
69
系外惑星が確認されている恒星数 8
3.0等より明るい恒星数 9
10パーセク以内にある恒星数 15
最輝星 α Cen(−0.1
最も近い星 プロキシマ・ケンタウリ(α Cen C);(4.25光年)
メシエ天体 0
流星群 Alpha Centaurids
Omicron Centaurids
Theta Centaurids
隣接する星座 ポンプ座
りゅうこつ座
コンパス座
みなみじゅうじ座
うみへび座
てんびん座(角で接する)
おおかみ座
はえ座
ほ座
(テンプレートを表示)

α星β星ともに、全天21の1等星の1つである。

主な天体

恒星

2つの1等星α星とβ星以外に、γ星[2]、ε星[3]、η星[4]、θ星[5]の4つの2等星がある。

以下の恒星には、国際天文学連合 (IAU) によって固有名が認証されている[6]

  • α星:全天21の1等星の1つである[7]。この星は地球から4光年強の距離にあり地球から最も近い恒星系である[7]。太陽とよく似た黄色の主系列星のα星A[8]リギル・ケンタウルス[9] (Rigil Kentaurus) 、オレンジ色の主系列星のα星B[10]トリマン[9] (Toliman) 、赤色矮星[11]α星Cプロキシマ・ケンタウリ (Proxima Centauri) の三重連星である。このプロキシマ・ケンタウリは太陽系から最も近い恒星である[11]。2012年に、α星Bに惑星が発見されたと報告されたが、2015年にはこれを否定する研究結果も報告されている[12]
  • β星:ハダル[9]は、全天21の1等星の1つで、青白い0.6等星[13]。アゲナと呼ばれたこともあった。
  • θ星:メンケント
  • HD 102117:国際天文学連合の100周年記念行事「IAU100 NameExoworlds」でピトケアン諸島に命名権が与えられ、主星はUklun、太陽系外惑星はLeklsullunと命名された[14]
  • HD 117618:国際天文学連合の100周年記念行事「IAU100 NameExoworlds」でインドネシア共和国に命名権が与えられ、主星はDofida、太陽系外惑星はNoifasuiと命名された[14]
  • WASP-15:国際天文学連合の100周年記念行事「IAU100 NameExoworlds」でコートジボワール共和国に命名権が与えられ、主星はNyamien、太陽系外惑星はAsyeと命名された[14]

他にも、以下のような恒星が知られている。

星団・星雲・銀河

その他

由来と歴史

古代メソポタミアでは、紀元前5千年紀に成立した最も古い星座の1つである。人頭身とされ、ケンタウルスに似た2腕4脚、または、直立した2腕2脚の姿に描かれた。これらはバイソンマン (the Bison-Man) またはブルマン (the Bull-Man) と呼ばれ、狂(現在のおおかみ座)と対をなす[16]紀元前3千年紀後半にはイノシシ (the Wild Boar) に変化した[16]

この星座は紀元前4世紀のエウドクソスと紀元前3世紀のアラトスによる言及がある。プトレマイオスは、この星座の37の星のカタログを作った。現在はギリシャからこれらの星を見ることは困難だが、プトレマイオスの時代には歳差運動による地軸の向きの関係で見ることができたと考えられている[17]

神話

 
1690年に出版されたヨハネス・ヘヴェリウスFirmamentum Sobiescianum, sive Uranographia に描かれたケンタウルス座

古代ギリシャでは、想像上の動物ケンタウロスラテン語読みでケンタウルス)とみなされた。古代ギリシャのアラトスは『ファイノメナ』の中で、ケイローンという名の、神の子たちを立派に育て上げたケンタウロスであるとしている[18]。古代ローマのヒュギーヌスの『天文学』、偽エラトステネスのカタステリスモイオウィディウスの『祭暦』『変身物語』でも同様にケイローンに結び付けられている[18]。19世紀末アメリカのアマチュア博物家リチャード・ヒンクリー・アレンは、ケイローンを由来とする説とともに、アポロドーロスの伝える話としてポロスという別のケンタウロスを由来とする説を伝えている[19]

呼称と方言

日本では、センタウル座と呼んだ時代がある。ケンタウロス座と書かれることもあるが、学術用語としては「ケンタウルス座」と定められている。

八重山諸島には、ケンタウルス座α星とβ星の2つの星を、「南の星」を意味する「ハイカプス」「パイガプシ」「パイガプス」などと呼ぶ方言が伝えられている[20]

脚注

[脚注の使い方]

出典

  1. ^ “星座名・星座略符一覧(面積順)”. 国立天文台(NAOJ). 2023年1月1日閲覧。
  2. ^ “* gam Cen -- Double or multiple star”. SIMBAD Astronomical Database. CDS. 2013年2月2日閲覧。
  3. ^ “* eps Cen -- Variable Star of beta Cep type”. SIMBAD Astronomical Database. CDS. 2013年2月2日閲覧。
  4. ^ “* eta Cen -- Be Star”. SIMBAD Astronomical Database. CDS. 2013年2月2日閲覧。
  5. ^ “* tet Cen -- High proper-motion Star”. SIMBAD Astronomical Database. CDS. 2013年2月2日閲覧。
  6. ^ “IAU Catalog of Star Names”. 国際天文学連合. 2017年10月12日閲覧。
  7. ^ a b “* alf Cen -- Double or multiple star”. SIMBAD Astronomical Database. CDS. 2013年1月20日閲覧。
  8. ^ “* alf Cen A -- Spectroscopic binary”. SIMBAD Astronomical Database. CDS. 2013年1月20日閲覧。
  9. ^ a b c 原恵『星座の神話 - 星座史と星名の意味』(新装改訂版第4刷)恒星社厚生閣、2007年2月28日、126頁。ISBN (978-4-7699-0825-8)。 
  10. ^ “* alf Cen B -- High proper-motion Star”. SIMBAD Astronomical Database. CDS. 2013年1月20日閲覧。
  11. ^ a b “V* V645 Cen -- Flare Star”. SIMBAD Astronomical Database. CDS. 2013年1月17日閲覧。
  12. ^ “太陽系から最も近い太陽系外惑星が消えた!”. ナショナルジオグラフィック. (2015年11月4日). http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/110200307/ 2015年11月4日閲覧。 
  13. ^ “* bet Cen -- Variable Star of beta Cep type”. SIMBAD Astronomical Database. CDS. 2013年1月19日閲覧。
  14. ^ a b c “Approved names” (英語). Name Exoworlds. 国際天文学連合 (2019年12月17日). 2020年1月11日閲覧。
  15. ^ “CfA Press Release - This Valentine's Day, Give The Woman Who Has Everything The Galaxy's LargestDiamond”. 2013年6月4日閲覧。
  16. ^ a b 近藤二郎『わかってきた星座神話の起源 古代メソポタミアの星座』誠文堂新光社、2010年12月30日。ISBN (978-4-416-21024-6)。 
  17. ^ Ian Ridpath. “Star Tales - Centaurus”. 2014年2月5日閲覧。
  18. ^ a b 伊藤博明、佐川美智子『グロティウスの星座図帳 : ゲルマニクス“アラトスのファイノメナ"の邦訳』千葉市立郷土博物館、1999年3月31日、96頁、120-121頁頁。 NCID BA84126606。 
  19. ^ Allen, Richard Hinckley (2013-02-28). Star Names: Their Lore and Meaning. Courier Corporation. pp. 149-150. ISBN (978-0-486-13766-7). https://books.google.com/books?id=vWDsybJzz7IC 
  20. ^ 野尻抱影『日本星名辞典』(第七版)東京堂出版、1986年4月10日、182頁。ISBN (978-4490100785)。 

外部リンク

座標:   13h 00m 00s, −50° 00′ 00″

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