座標: 北緯34度42分00秒 東経135度29分51秒 / 北緯34.7000度 東経135.4976度
キタは、大阪府大阪市北区の梅田を中心とした繁華街の総称(愛称)であり[1][2][3][4][5]、とくに曾根崎、梅田新道を中心とする付近一帯の地を指す[5]。
概要
難波や心斎橋一帯を指すミナミとともに大阪の二大盛り場を形成し、互いが対として用いられる[4][5]。
梅田周辺だけでなく、おおむね北新地や中之島、堂島、西天満が含まれる[1][2][3]。ミナミとともに大阪市の公文書でも用いられるが[1][2]、これは地名や駅名ではなく[2]、同市によると、繁華街としての大まかな場所を指す程度の意味であり、明確な範囲は定義されていない[1]。
ミナミが大衆的な街であるのに対し、キタは洗練された都市空間が中核となっている[2]。梅田は世界屈指の繁華街であり、大阪府を代表するビジネス街の一つである。また、北新地は高級飲食店が軒を連ねる歓楽街となっている。
発祥
1685年に拓かれて江戸時代前期ににぎわった堂島新地の遊郭がはじまり。
1730年に堂島に米市場が開設されて発展すると、遊郭は曾根崎新地に移転し、繁盛した。これらの歓楽街が大坂城下の北の外れであったことから「北の遊里」「北の新地」などと呼ばれるようになった。
1874年、大阪駅が開業し、繁華街はさらに北へと拡大。繁華街が拡張した梅田一帯は「北陽」や「キタ」と呼ばれるようになった[2]。
地域
交通機関
詳細は「梅田地区の鉄道駅」を参照
脚注
- ^ a b c d “大阪の繁華街「キタ」「ミナミ」、名前の由来は…”. フード・レストラン おでかけナビ. 日本経済新聞社 (2010年12月3日). 2023年3月22日閲覧。
- ^ a b c d e f “大阪の繁華街「キタ」「ミナミ」とは?:万博で「ニシ」も話題に”. nippon.com. 公益財団法人ニッポンドットコム (2019年8月4日). 2023年3月22日閲覧。
- ^ a b “大阪の「キタ」「ミナミ」ってどんな都市?”. オールアバウト (2008年1月29日). 2023年3月22日閲覧。
- ^ a b 小学館 日本大百科全書
- ^ a b c ブリタニカ・ジャパン ブリタニカ国際大百科事典