「イルカにのった少年」(イルカにのったしょうねん)は、日本の歌手・城みちるの楽曲である。1973年に東芝EMI(現・ユニバーサル ミュージック ジャパン)よりデビュー・シングルとして発売された。
解説
本曲は、1973年にオーディション番組『スター誕生!』(日本テレビ放送網)で合格し、長良音楽事務所(現在の長良プロダクション)にスカウトされた城谷晃太郎(城みちる)のデビュー曲として企画・制作された楽曲。
タイトルは長良音楽事務所代表の長良じゅんが、下宿していた城谷少年と共に鑑賞していた映画『島の女』(ソフィア・ローレン主演)のテーマ曲「Boy on a Dolphin」から着想を得たもの。
1974年の第16回日本レコード大賞で新人賞を受賞[1]。
本曲の作曲者「林あきら」は『涙の連絡船』(都はるみ)、『さざんかの宿』(大川栄策)など数多くのヒット曲を世に送り出したことで知られる大作曲家・市川昭介の別名。これは市川が当時、クラウンレコード専属の作曲家であり[2]、城みちるが東芝EMIの専属ということで市川はレコード会社との契約上、権利関係から通常の名義を用いることが出来なかったことによるもの[注釈 1]。
収録曲
- イルカにのった少年(TP-2955)
- 真珠色の涙