アンディ・マッケイ(Andy Mackay、1946年7月23日 -)は、イギリスのロックミュージシャン、サクソフォーン(サックス)& オーボエ奏者で、(ロックバンド) ロキシー・ミュージックのレギュラー・メンバーとして、またソロ活動、テレビ番組のサウンドトラックの作者として活動[1]。
アンディ・マッケイ Andy Mackay | |
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Massey Hall, Toronto, 1974 Photo: Jean-Luc Ourlin | |
基本情報 | |
出生名 | Andrew Mackay |
生誕 | 1946年7月23日(76歳)[1] |
出身地 | 英国・コーンウォール Lostwithiel 生まれ / ロンドン(Central London)育ち[2] |
ジャンル | グラムロック、ロック、アート・ロック、クラシック音楽、R&B |
職業 | サクソフォーン(サックス)、オーボエ奏者[2]、作曲家、プロデューサー、他 |
担当楽器 | サクソフォン(サックス)、オーボエ[2]、キーボード、ヴァイオリン |
活動期間 | 1971年 - 現在 |
レーベル | EG アイランド ポリドール ヴァージン リプライズ ワーナー・ブラザース・レコード アトコ |
共同作業者 | ロキシー・ミュージック |
人物・経歴
イギリス・コーンウォールで生まれ、ロンドンで育ち、中学入学直後にオーボエを習い始める。マッケイはクラリネットを習いたかったのだが、その学校ではオーボエしか教えていなかった。学生時代はR&Bバンドやクラシック管弦楽団でオーボエやサクソフォーンを演奏する[1]。
1960年代の終わりには1年間ローマに住んでいたが、帰国後は音楽を教えていた[2]。その時期に友人の紹介によりブライアン・フェリーらが結成する(ロックバンド)のメンバーとなり、またマッケイは友人のブライアン・イーノを誘い、イーノもメンバーとなる。1971年初頭にロキシー・ミュージックが結成され、マッケイはサクソフォーン & オーボエ奏者として音楽活動を始め、1972年2月14日に(EGマネジメント)と契約し、プロとして出発する[3]。
デビュー当初のロキシー・ミュージックはその頃のロックバンドと比較すると少し風変りなバンドであった。木管楽器(オーボエ)を演奏するマッケイ、楽器を演奏せずに高音の電子音を奏でるブライアン・イーノ。そしてマッケイの吹奏は、クラシック管弦楽団風の吹奏のやり方ではなく、音に抑揚や強弱のない単調な吹き方であった。これは意図したものである[1]。
1974年には初のソロ・アルバム『In Search of Eddie Riff』を発表する。このアルバムではクラシック音楽のワーグナー作『ワルキューレの騎行』をロック調に編曲してサクソフォーンで吹奏している[1]。
1976年と1977年にはイギリスの(テムズテレビ)(Thames TV)で放送されたドラマ『ロック・フォリーズ』(Rock Follies)のサウンドトラックをプロデュースする[1]。
1978年には2作目のアルバム『リゾルビング・コントラディクションズ』(Resolving Contradictions)を発表する[1]。
1985年にはフィル・マンザネラらと(エクスプローラーズ)を結成し、アルバム『Explorers』を発表するが成功しなかった。1988年と1989年に「マンザネラ & マッケイ」としてアメリカで2枚のアルバムを発表する。1990年にもマンザネラと組み、クリスマスソング『Christmas』を発表[1]。
ロキシー・ミュージックのレギュラー・メンバー(ブライアン・フェリー、フィル・マンザネラ)以外との活動では、1974年にブライアン・イーノの『ヒア・カム・ザ・ウォーム・ジェッツ』、1982年にポール・マッカートニーの『タッグ・オブ・ウォー』と1983年の『パイプス・オブ・ピース』などに参加している[1]。
1995年にマッケイは結婚し、家族とともにサマセットで暮らす[2]。
2001年にはロキシー・ミュージックとしてツアーを行い[4]、2004年には3作目のソロ・アルバム『SAMAS Music For The Senses』を発表する[1]。
ディスコグラフィ
ソロ
In Search of Eddie Riff(1974年)[5]
- ミュージシャン・リスト
- 曲リスト
Resolving Contradictions(1978年)[5]
- ミュージシャン・リスト
- 曲リスト
ロキシー・ミュージック
サウンドトラック
Rock Follies(1976年)[5]
- ミュージシャン・リスト
- 曲リスト
- Sugar Mountain
- Good Behaviour
- Stairway
- Daddy
- Lamplight
- The Road
- Glenn Miller is missing -(グレン・ミラー)
- Biba Nova
- Talking Pictures
- Hot Neon
- Roller Coaster
- Rock Follies
エクスプローラーズ
The Explorers(1985年)[5]
- ミュージシャン・リスト
- 曲リスト
- Ship of Fools
- ローレライ(Lorelei)
- Breath of Life
- ミロのヴィーナス(Venus De Milo)
- Soul Fantasy
- (プルシアン・ブルー)(Prussian Blue)
- Two Worlds Apart
- ロバート・ルイス・スティーヴンソン(Robert Louis Stevenson)
- You Go up in Smoke
マンザネラ & マッケイ
Crack The Whip(1988年)[5]
- 曲リスト
- Another Lost Soul on the Run
- Soul Fantasy
- Men with Extraordinary Ways
- Safe in the Arms of Love
- Forgotten Man
- Crack the Whip
- Two Worlds Apart
- Falling for Nightlife
- It Always Rains in Paradise
- ロバート・ルイス・スティーヴンソン(Robert Louis Stevenson)
ウェットン・マンザネラ
脚注
参考文献
- Manzanera.com (2001), The Official Roxy Music Tour 2001 Andy Mackay Biography2009年12月30日(水)閲覧。
- Manzenera.com (2001), Roxy Music World Tour 20012009年12月30日(水)閲覧。
- 出版物
- 鈴木祐「アンディ・マッケイのソロ活動」『ストレンジ・デイズ』No.98 2007年11月号、(ストレンジ・デイズ)、p40, p41。
- (保科好宏)「ロキシー・ミュージック・ストーリー」『ストレンジ・デイズ』No.98 2007年11月号、(ストレンジ・デイズ)、p26 - p29。
関連文献
関連項目
外部リンク
- john@vivaroxymusic.com, VIVA ROXY MUSIC.com > Andy Mackay's Solo Work2010年9月7日(火)閲覧。