「アニマロッサ」(イタリア語: Anima Rossa)は、ポルノグラフィティの楽曲。2009年11月25日にSME Recordsより29作目のシングルとしてリリースされた。
概要
前作『この胸を、愛を射よ』から2か月半ぶりのリリース。
表題曲はテレビ東京系列放送アニメ『BLEACH』のオープニングテーマとして書き下ろされ、初回生産限定盤の特典として『BLEACH』オリジナルワイドキャップステッカー、『BLEACH』オリジナル "一護×白哉&村正"両面型ポスターカレンダー、「アニマロッサ」ビデオクリップ Special Ver.ネット鑑賞用パスワードが封入された[3]。
本作のリリースから3日後の2009年11月28日には自身初の東京ドーム公演『東京ロマンスポルノ'09 〜愛と青春の日々〜』を開催し、本作収録の「アニマロッサ」「邪険にしないで」が初披露された[4]。
収録曲
楽曲解説
- アニマロッサ
- 「今宵、月が見えずとも[注釈 1]」に続き、『BLEACH』シリーズへのタイアップ起用となった。
- 同アニメでは「主人公が色々な困難から自分の大事な人を守ろうとする姿」が描かれており、そのことをテーマに楽曲が制作された[5]。詞曲を手掛けた岡野は「"男臭い"という世界が自分のなかで見えたので、アコギを弾きながらライヴのごとく強くでかい声で歌いながら、より自分が強く歌えるメロディーを探しました。」と語っている[6]。また、タイトルのアニマロッサとは「赤い魂」という意味で、岡野曰く「誰かを守りたいと思ったとき、柔らかくも大きく包み込むような守り方というものもありますが、相手に突き刺さってしまうくらい心の中に煮えたぎっている愛情というものもあると思ったので、今回はそれを曲、歌詞の中に詰め込んだことでこのタイトルになりました。」[5]。
- MVではメンバーの他に「何かと闘い打ちのめされる能面姿の男」が登場する[5]。これは監督の長添雅嗣が本楽曲を聴いたときに「ボロボロになってる男の姿(反撃できないのに、なぜかカッコイイ男の姿)」を思い浮かべたことがきっかけだという[5]。また、前述のように別バージョンのMVが存在する。
- 6年連続8回目の出場となった『第60回NHK紅白歌合戦』では本楽曲を披露した[7]。なお、『BLEACH』関連の楽曲が『NHK紅白歌合戦』で披露されるのは初めてのことであった。
- 2011年12月14日にリリースされた『BLEACH』のキャラクターコンセプトアルバム『(ブリコン 〜BLEACH CONCEPT COVERS〜 2)』でウルキオラ・シファー(声: 浪川大輔)によってカバーされた。
- 小規模な敗北
- 邪険にしないで
演奏参加
Porno Graffitti
- 岡野昭仁: Vocal, Chorus, Acoustic Guitar
- 新藤晴一: Guitar
Additional Musicians
収録作品
アルバム
アニマロッサ
ライヴ映像作品
アニマロッサ
邪険にしないで
- "∠TARGET" LIVE IN JCB HALL 2010
脚注
注釈
出典
- ^ “アニマロッサ ポルノグラフィティのプロフィールならオリコン芸能事典”. ORICON STYLE. オリコン (2013年2月6日). 2013年2月20日閲覧。
- ^ “you大樹”. オリコン (2013年2月6日). 2013年2月20日閲覧。
- ^ “アニマロッサ”. ポルノグラフィティ | ソニーミュージックオフィシャルサイト. 2022年10月13日閲覧。
- ^ “ポルノグラフィティ、初の東京ドーム大成功”. BARKS. 2022年10月13日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 『PORNOGRAFFITTI × PATi・PATi COMPLETE BOOK ~15years file~ 2』シンコーミュージック、2014年12月22日、258,265,281頁。
- ^ yahoo!ミュージックによるアルバム『∠TRIGGER』のインタビュー・全曲解説 2010年3月30日, at the Wayback Machine.
- ^ “NHK紅白歌合戦ヒストリー”. www1.nhk.or.jp. 2022年10月13日閲覧。
- ^ love up! スタッフ (2009年11月11日). “”. スタッフレポート. 2012年2月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年8月4日閲覧。
- ^ “ポルノグラフィティ “しまなみロマンスポルノ’18 〜THE LIVE VIEWING〜”全国100箇所の映画館で開催されたポルノグラフィティのスペシャルライブ・ビューイングが11月に...”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2022年10月13日閲覧。
外部リンク
- ソニー・ミュージックエンタテインメントによる紹介ページ