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アオイトトンボ

アオイトトンボ学名Lestes sponsa (Hansemann, 1823)[1])は、(アオイトトンボ科)(アオイトトンボ属)に分類されるトンボの1[2]

アオイトトンボ
アオイトトンボ♂
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: トンボ目(蜻蛉目) Odonata
亜目 : イトトンボ亜目(均翅亜目) Zygoptera
上科 : (アオイトトンボ上科) Lestoidea
: (アオイトトンボ科) Lestidae
: (アオイトトンボ属) Lestes
: アオイトトンボ L. sponsa
学名
Lestes sponsa (Hansemann, 1823)[1]
英名
Common Spreadwing[1]
Emerald damselfly

分布

ヨーロッパロシア中国朝鮮半島日本に分布する[2]

日本では、北海道本州四国九州に広く分布する[2][3]小笠原諸島南西諸島には分布しない[4]。南九州では産地が限定され、鹿児島県では最近分布の確認が記録されていない[2]

形態

成虫は小型-中型で[5]。日本では西日本の個体は他の地域の個体よりも大型で、黒化する傾向がある[2]複眼は小さく左右に離れて形、腹部は細長くマッチ棒のような形状[6]。(エゾアオイトトンボ)と形態が酷似するが、の(縁紋)がエゾアオイトトンボより細長く[7]、翅の縁紋の長さは幅の3倍程度[8]。翅の付け根は括られたように細く、付け根部の横脈は2本、(四角室)はくさび形に先端が尖り、中に横脈はない[9]胸部側面斑紋の金緑色部は後方に延びて、第2側縫線に達しないことが多い[8]

オスの成虫

全長34-48 mm、腹長25-37mm、後翅長18-25 mm[2]。成熟すると複眼は青くなり、胸部と腹部に白粉を帯びる[2]。未成熟の個体には白粉がない[2]。腹部先端の下付属器は直線状であり[8]、外側に反る(オオアオイトトンボ)と識別することができる[3]

メスの成虫

全長35-48 mm、腹長26-35mm、後翅長20-27 mm[2]。オス型の個体は成熟すると複眼が青くなり、胸部に白粉を帯びる個体がある[2][10]。腹部先端の産卵管側片は下側が黒く、産卵管先端は腹端を越えない[8]

 
ヤゴ

ヤゴ

全長は約29 mm[2]で細長い[11]。3枚の尾[11]の先端に円みがある[2]。オオアオイトトンボに似るが、下部がより細い[2]

生態

平地から山地抽水植物が生育する明るい[10]池沼湿地[3]高山池塘に生育する[2]生物化学的酸素要求量(BOD)が5-10 (mg/l)の少し汚れた止水の水質環境で生育する[12]。未成熟の成虫はいったん水辺を離れ縁で過ごす[13]。オスは水辺の植物に止まり縄張りを持ち、同属の種と同様に翅を半開きの状態で静止する[13][14][15]交尾は水辺の植物に止まって行われ、から午後までの間に行われる[13]。連結した状態で[15]、水辺のガマイグサなど植物[10]産卵が行われる[13]。潜水産卵が行われることもある[2]越冬は-30 の寒さに耐えられる[13]

生活史

期間は6-8か月程度で、卵で越冬するが、温度が高いと2週間程度で孵化することがある[2]幼虫(ヤゴ)期間は2-4か月程度(1年1世代)、幼虫の出現期間は3-8月[2]。成虫の主な出現期間は5月末-10月末、4月下旬から12上旬に見られることもある[2]。8月以降に産卵を行う[2]

分化系統

日本産のアオイトトンボ科の種のDNA解析による分化系統図を以下に示す[16]。成熟したオスは胸部に白粉を帯びることから、(オオアオイトトンボ)や(コバネアオイトトンボ)と識別することができる[2][3]

(アオイトトンボ科) Lestidae
(オツネントンボ属) Sympecma

オツネントンボ Sympecma paedisca

(ホソミオツネントンボ属) Indolestes

(ホソミオツネントンボ) Indolestes peregrinus

(オガサワラアオイトトンボ) Indolestes boninensis

(アオイトトンボ属) Lestes

アオイトンボ Lestes sponsa

(エゾアオイトトンボ) Lestes dryas      

(オオアオイトトンボ) Lestes temporalis

(コバネアオイトトンボ) Lestes japonicus      

種の保全状況評価

国際自然保護連合(IUCN)により、軽度懸念(LC)の指定を受けている[1]。個体数は安定傾向にある[1]

近縁種

  • Southern Emerald Damselfly (Lestes barbarus)

脚注

[脚注の使い方]

参考文献

  • 新井裕『トンボ入門』どうぶつ社、2004年7月。ISBN (4886223281)。 
  • 井上清、谷幸三『トンボのすべて』トンボ出版、1999年6月1日。ISBN (4887161123)。 
  • 尾園暁、川島逸郎、二橋亮『日本のトンボ』文一総合出版〈ネイチャーガイド〉、2012年6月19日。ISBN (978-4-8299-0119-9)。 
  • 日高敏隆(監修) 編『日本動物大百科 昆虫Ⅰ』平凡社、1996年9月。ISBN (4582545580)。 
  • 槐真史 編『日本の昆虫1400』伊丹市昆虫館監修、文一総合出版〈ポケット図鑑②トンボ・コウチュウ・ハチ〉、2013年5月31日。ISBN (978-4-8299-8303-4)。 

関連項目

外部リンク

  • アオイトトンボ 大阪府立環境農林水産総合研究所
  • アオイトトンボ 岐阜大学教育学部理科教育講座
  • Museum of Zoology (Lestes sponsa) ミシガン大学(英語)
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