この記事は(検証可能)な(参考文献や出典)が全く示されていないか、不十分です。(2015年7月) |
くさび(楔)とは、堅い木材や金属で作られたV字形または三角形の道具。
一端を厚く、もう一端に向かってだんだん薄くなるように作られている。隙間に打ち込むための形状である。その用途として、
- 隙間を広げて物を割る
- 物と物とが離れないように周囲から圧迫する
というまったく逆のような目的がある。 また、奄美大島などで使われている(チヂン)という太鼓には外周に多数のくさびを配してあり、くさびを叩くことで皮に結ばれた紐が引かれて締まり、皮を強く張り、音が高くなるようになっている。
修辞技法としては、割る意味で用いられることが多く、例えば、仲の良い両者の関係を悪くするような場合に「二人の間にくさびを打ち込む」などと使われる。しかし、くさびを打つことには接合を強固にするという目的もあり、この意味で用いられている場合は正反対のことになる。
歴史
くさびは9000年以上前から利用されており、その起源はわかっていない。古代エジプトの石切場では、建築用の岩の塊を割るために青銅のくさびが用いられた。濡れると膨張する木のくさびも同様に用いられた。アメリカ州の先住民族の中には、角のくさびで木を割り、カヌーや家などさまざまなものを作るのに用いる部族もいた。
石切り
木割り
ドア止め
くさび形
三角形の形状の表現として、くさび形・ウェッジシェイプとして用いられる。靴底の一種としてウェッジソール(ウェッジヒール)などがある。
ランボルギーニ・カウンタック
ウェッジヒール