みの[1]は、日本のYouTuber、ミュージシャン、音楽評論家。音楽活動時の名義は「ミノタウロス」。レコードバー「烏龍倶楽部」の経営者[2]。UUUM所属。
来歴
生い立ち
父親はアメリカ人で母親は日本人。曽祖父はビング・クロスビーやルイ・アームストロングのオーボエ奏者を務めたWarren Baker[3]。祖父はジョン・コルトレーンと海軍在籍時にバンドメイトだったNormand Poulshock[4]。幼い頃、両親のビートルズなどのCDを聴いていた。それから音楽に興味を持つようになる。最初に始めた楽器はドラムであり、始めた当時はお金がなくスティックのみ購入し、ダンボールを集めてドラムキットを作って叩いていた。しかし物足りなくなり、ギターを始める[5]。
カリスマブラザーズ時代
活動前はブルースバーでギター演奏をしていた。しかし、20代半ばの頃、このままだと音楽デビューを逃してしまう焦燥感があり、その当時YouTubeにも興味があったため、周りにいたジョージとジローと出会い、2014年にYouTuberグループ「カリスマブラザーズ」として3人で活動を始めた。その同年に(イアン・クロフォード)らとロックバンド「The Contestants」を結成する。YouTubeと音楽を並行して活動していた。
2017年、ソロプロジェクト「ミノタウロス」を結成し、音楽活動を始動[6]。10月には初音源「恋のチンチン電車」をカセットテープで発売した。11月には2018年平昌オリンピックの聖火リレーにコカ・コーラ社アンバサダーとして参加[7]。
2018年、The Contestantsとして1stアルバム『No Contest』を発売。4月にはカリスマブラザーズのチャンネル登録者数が100万人を突破[8]。
みのミュージック開設
2019年1月31日にカリスマブラザーズが解散し、個人チャンネル「みのミュージック」を開設する。
2020年2月2日、ワンマンライブ「ミノタウロス 1st ALBUM 「肖像」先行リリースワンマンライブ」を開催[9]。同年2月5日にミノタウロスの1stアルバム『肖像』を発売。
2021年5月1日、KADOKAWAから著書「戦いの音楽史 逆境を越え 世界を制した 20世紀ポップスの物語」を上梓[10]。
音楽性
音楽ルーツ
音楽関係者から「モノラル盤のレコードで聴くと音がすごい」という噂を聞き、半信半疑でフィル・スペクターの7インチモノラル盤を聴いてそこからレコードが好きになった[12]。
また、自身の楽曲「恋のチンチン電車」の7インチ盤を発売するにあたり、それまで半ば懐古主義的な理由からレコードを聴いていたが、作り手として改めてレコードと向き合わなければならないと感じたという。
ビートルズに関して「稲妻が走ったような衝撃」と公言している。最も好きなギタリストはジェフ・ベック。 それを考慮してか、ファンから贈呈された2種類のギターはいずれもピックガードの一部が欠けており、これはジェフ・ベックが過去に使用していたギターの仕様とよく似ているものである。
ディスコグラフィ
アルバム
発売日 | タイトル | 規格 | 規格品番 | 収録曲 | |
---|---|---|---|---|---|
1st | 2020年2月5日 | 肖像 | CDレコード デジタル・ダウンロード | UUUM-0017 |
|
EP
発売日 | タイトル | 規格 | 収録曲 | |
---|---|---|---|---|
1st | 2023年1月14日 | 評論家が作る音楽 | デジタル・ダウンロード |
|
シングル
発売日 | タイトル | 規格 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
1st | 2017年10月14日 | 恋のチンチン電車 | レコード カセット 配信 | |
2nd | 2021年10月20日 | あんたがたどこさ(from Studio KiKi ver.) | 配信 | ミノタウロス、miida and The Department名義 |
3rd | 2021年10月27日 | 恋のチンチン電車(from Studio KiKi ver.) | ||
4th | 2021年11月3日 | 今際の際で(from Studio KiKi ver.) |
タイアップ
The Contestantsとしての作品
アルバム
発売日 | タイトル | 規格 | 収録曲 | |
---|---|---|---|---|
1st | 2016年5月3日 | No Contest | CD レコード 配信 |
|
楽曲提供
出演
ラジオ
- Tokyo Highway Radio(Apple Music)(2021年2月26日 - ) - ナビゲーター
- The Matt Wilkinson Show(Apple Music)
テレビ
- みんなでつくる『みんチャン!』(TOKYO MX、2016年)
- めざましテレビ(フジテレビ、2017年2月13日)[15]
- 東京03in UNDERDOGS-今日は負けたけど、明日は絶対勝つ(BSフジ、2020年12月13日 - 2022年8月25日)[16]
- 関ジャム 完全燃SHOW(テレビ朝日、2021年2月21日)[17]
- プレスク(BSフジ、2022年3月27日)[18]
- シティポップカレンダー'81(BSフジ、2022年12月28日)[19]
- 1番持ち寄りバラエティ 我がMAX(日本テレビ、2023年2月22日)
- シティの花道(BSフジ、2023年3月25日)[20] - MC
映画
- 『イマジネーションゲーム』(2018年7月28日、プレシディオ) - 本人 役
書籍
著書
ライブ・イベント出演
ライブ
開催日 | タイトル | 会場 | 備考 |
---|---|---|---|
2016年10月2日 | ふかきた音楽祭 | 大阪府営深北緑地 | |
2016年12月24日 | ミノロック | GARRET udagawa | |
2017年10月20日 | CASSETTE STORE DAY JAPAN 2017『THE MIX UP』 | Shibuya Milkyway | |
2018年2月3日 | ミノロック2 | 白金高輪 SELENE | |
2018年5月23日 | The Contestants Water ジョイントライブ | 渋谷B.Y.G | |
2018年8月27日 | ミノロック3 | TSUTAYA O-EAST | |
2018年9月25日 | ここまで来たか、トランジスタ | 豊洲PIT | |
2018年9月29日 | シマネジェットフェス | 古墳の丘古曽志公園 | ギターウルフ主催による野外音楽フェス。 |
2019年4月30日 | ミノロック4 | 豊洲PIT | |
2019年5月1日 | NKR歌謡祭 | 豊洲PIT | |
2019年7月28日 | ボーイズナイト | 下北沢GARDEN | 観客は男性限定で開催されたライブイベント。 |
2019年8月20日 | ROCK IN JAPAN FESTIVAL | 国営ひたち海浜公園 | グッドモーニングアメリカ タナシンドロームのDJセットにゲスト出演 |
2019年11月3日 | U-FES TOUR 2019 MUSIC | Zepp Nagoya | 2019年 - 2020年開催。UUUM主催の音楽イベント。 3月7日・22日は新型コロナウイルス感染症対策のため中止。 |
Zepp Fukuoka | |||
Zepp DiverCity | |||
2020年2月2日 | ミノタウロス 1st ALBUM 「肖像」先行リリースワンマンライブ | 渋谷LUSH | |
2022年9月15日 | ROCK’N’ROLL SHELTER | LIQUIDROOM |
イベント出演
開催日 | タイトル | 会場 | 備考 |
---|---|---|---|
2015年11月21日 | U-FES. 2015 | 豊洲PIT | カリスマブラザーズとして出演 |
2016年8月5日 | U-FES. TOUR 2016 | なんばHatch | |
2016年12月3日 | Beat Station | ||
2017年1月29日 | 品川プリンス ステラボール | ||
2017年4月8日 | う祭 | お台場TFTホール | |
2017年4月9日 | |||
2017年11月18日 | U-FES. 2017 | パシフィコ横浜 国立大ホール | |
2018年11月11日 | U-FES. 2018 | TOKYO DOME CITY HALL | |
2022年2月23日 | 明日に架ける橋 2022 | 豊洲PIT | 司会 |
2022年12月8日 | インディーズアイドルチャンピオンシップ2022 | 豊洲PIT | 審査員 |
ミュージックビデオ
公開日 | 監督 | 曲名 |
---|---|---|
2017年10月10日 | PERIMETRON | 恋のチンチン電車 |
2018年2月1日 | 山田涼太郎 | 妖怪エンジン |
2019年2月1日 | ひいふうみいよ | |
2019年3月30日 | 武田雲 | 欲しいものは欲しい時に手に入らない |
2019年4月29日 | 大瀬良匠 (THINGS.) | 路傍の石 |
2023年1月14日 | 貯金箱 |
脚注
- ^ “みのミュージック(公式プロフィール)”. UUUM. 2021年4月3日閲覧。
- ^ “烏龍倶楽部公式サイト”. 烏龍倶楽部. 2021年4月3日閲覧。
- ^ “Warren E. Barker”. Discogs. 2023年1月18日閲覧。
- ^ “Norman Poulshock”. Discogs. 2023年1月18日閲覧。
- ^ “YouTube発の表現者・みのが語る音楽との関係【前編】|音楽×YouTube特集”. DIGLE MAGAZINE (2019年6月17日). 2021年4月3日閲覧。
- ^ “ミノタウロス(公式プロフィール)”. UUUM. 2021年4月3日閲覧。
- ^ “UUUM所属クリエイター カリスマブラザーズが、2018年冬季平昌オリンピックの聖火リレーに参加しました!”. PR TIMES (2017年11月13日). 2023年1月1日閲覧。
- ^ “カリスマブラザーズ チャンネル登録者100万人突破!”. UUUM (2018年4月17日). 2023年1月1日閲覧。
- ^ “ミノタウロス 1st ALBUM 「肖像」先行リリースワンマンライブ 開催決定!!”. UUUM (2020年1月10日). 2021年4月3日閲覧。
- ^ “【みの】待望の書籍『戦いの音楽史』情報解禁!”. UUUM (2021年4月2日). 2021年4月3日閲覧。
- ^ “it is accompanied by music composed by Mino @lucaspoulshock , a Japanese music critic YouTuber”. Instagram (2022年5月7日). 2023年1月1日閲覧。
- ^ “YouTube発の表現者・みのが語る音楽との関係【後編】|音楽×YouTube特集”. DIGLE MAGAZINE (2019年6月20日). 2021年4月3日閲覧。
- ^ “ミノタウロス 1stアルバム「肖像」発売 & テレビ番組エンディングテーマ決定!”. UUUM (2020年2月14日). 2021年4月3日閲覧。
- ^ (日本語) 樋口楓 たこ焼きロック -Screen Movie-2021年11月12日閲覧。
- ^ “『めざましテレビ』にて「YouTuberじゃんけん」が2月6日(月)よりスタート!”. UUUM (2017年2月3日). 2023年1月1日閲覧。
- ^ “音楽を知らない負け犬・飯塚、音楽を学ぶ。”. BSフジ (2022年10月2日). 2023年1月1日閲覧。
- ^ “音楽P・蔦谷好位置がハマる「YouTubeじゃんけん」 この遊びが『関ジャム』企画へと昇華!”. テレビノガッチ (2020年2月21日). 2021年4月6日閲覧。
- ^ “プレスク”. BSフジ (2022年3月27日). 2023年1月1日閲覧。
- ^ “シティポップカレンダー'81”. BSフジ (2022年12月18日). 2023年1月1日閲覧。
- ^ “シティの花道”. BSフジ (2023年3月25日). 2023年3月25日閲覧。
外部リンク
- みの - YouTubeチャンネル
- みの (@lucaspoulshock) - Twitter
- みの (@lucaspoulshock) - Instagram
- ミノタウロス - Spotify
- ミノタウロス - Apple Music