ですよ。(1976年2月12日 - )は、日本のお笑い芸人。本名、斉藤 哲也(さいとう てつや) [1]。東京都足立区出身。吉本興業東京本社(東京吉本)所属。
経歴
東京NSC7期生。芸人になる前はボリビアにサッカー留学をしていたことがあり[2][3]、少しだけスペイン語ができる。2007年に『エンタの神様』に出演し、5ヶ月ほどの出演だったが大きく知名度を上げる[4]。同期のもう中学生と共に「もう中学生ですよ。」というコンビを組み、2007年のM-1グランプリで3回戦へ進出。第1回一発屋オールスターズ選抜総選挙5位。
芸風
いわゆるラップミュージックの歌唱者、ラッパーを模倣した姿で、ラップ音楽風の調子の合間に歌うように喋る漫談である。
具体的にはまず後ろ向きで登場し、持っているマイクを回す。その後「『ですよ。』ですYO〜!」「あ〜い、とぅいまてぇ〜ん!」と続き、「YO!YO!ですYO!、YO!YO!ですYO!」「『ですよ。』の最近は、あやまることばっか。」「今日も昨日も一昨日もあやまることいっぱ〜い。そ〜いうこと〜。」と続く。
その後「『ですよ。』この前〜」から始まる善意の行為を紹介した後(このとき「〜したんで・す・YO!」のYOを特に強調)、失敗談に切り替わる(「そしたら〜SO!」で失敗談を続けるがSOはカメラ目線)。最後に「あ〜い、とぅいまてぇ〜ん!」といって謝る芸である。
このギャグはもともと、NSCではウケていた1人コントをルミネtheよしもとでかけたところ大スベリしてしまったときにとっさに出てきた謝罪の言葉だった[2]。
近年は「チョココロネだったんですYO!」のオチを多用することが多い。
2019年からは、この芸風を生かした「謝罪代行サービス」を展開している[5]。
エンタの神様
日本テレビ系列のテレビ番組『エンタの神様』ではYO!気なあやまラッパーと紹介された。大振りな眼鏡、甲高い声が特徴で、B系ファッション、ボトムが普通のサイズのGパンという風貌であった。2007年の6月2日放映の回では服装がラフな格好に変わった。2008年以降は出演が無かったが、2010年2月20日放送の回の、サンドウィッチマンのネタ中に出演した。また、ネタとネタとの間に小言を挟むことも多い。「もう少しで終わるYO」などの自虐ネタも多い。
- 具体例
- 『ですよ。』「この前〜階段の途中で座り込んでるおばあちゃんがいたから、上まではこんであげたんで・す・YO!」
- 「そしたら〜SO!おばあちゃん下におりたかったみた〜い。上にもどっちゃった〜」
- 「あ〜い、とぅいまてぇ〜ん!」
ちなみにラッパーという設定のキャラだが、ネタ部分は特にラップ調というわけではなく、YO!YO!の部分以外は普通に喋っている。
蛇足であるが、エンタの神様に出演する前に『学校へ行こう!』の人気コーナーだったB-RAPハイスクールで2004年8月10日放送分の収録に出演してネタを披露したが、オンエアで出演部分が全カットされた逸話を持つ。
グランドですよ。SHOW
2015年10月5日から10月31日まで、公演の間に1日2回、東京・ルミネtheよしもとのロビーで、グランドですよ。SHOWが行われた。ですよ。がグランドマスターを務めるステージで、日替わりでその他の芸人も参加しており、誰でも無料で観覧することができた。
出演
テレビ番組
- エンタの神様(日本テレビ系)
- 世界の果てまでイッテQ(日本テレビ)
- 退屈貴族(フジテレビ系)
- くるくるドカン〜新しい波を探して〜(フジテレビ系)
- 森田一義アワー 笑っていいとも!(フジテレビ系)
- 芸人報道(日本テレビ系)
- アメトーーク (テレビ朝日系、2015年4月2日)
- アメトーーーーーーク 春の3時間SP『ザキヤマ&フジモンがパクりたい-1GP』
- 行列のできる法律相談所(日本テレビ系)
- マッドマックスTV(テレビ朝日系・AbemaTV)
- 激レアさんを連れてきた。(テレビ朝日系)
- 「芸風からは全く感じ取れないが、かつてボリビアで4年間サッカー選手としてプレーしていた人」として出演。
- にけつッ!!(2021年7月13日、読売テレビ)
- 笑いの総合格闘技!千原ジュニアの座王 新春SP(2023年1月2日、関西テレビ・フジテレビ系)
- しゃべくり007(2023年4月3日、日本テレビ)
ラジオ番組
- 加藤紗里ですよ。(RCCラジオ 2018年1月7日 - 12月30日)
- 小田飛鳥ですよ。(ラジオ日本 2019年1月4日 - 2022年1月28日)
- オードリーのオールナイトニッポン (ニッポン放送 2022年4月23日)
映画
- この街と私(2022年3月4日、アルミード)- ですよ。(本人役)
脚注
- ^ 本人がツイッタ―のアカウント名で本名を援用。
- ^ a b c “自称“0.2発屋芸人”ですよ。の最近は謝罪代行が大人気! 全力の「あ~いとぅいまて~ん」にTwitterで依頼殺到”. ねとらぼ. 2021年2月23日閲覧。
- ^ “ですよ。、ボリビア留学でバスジャックに遭遇!ミラクル連発のサッカー人生に「凄すぎるわ!」と反響”. テレビドガッチ (2021年4月6日). 2021年12月6日閲覧。
- ^ “『エンタの神様』芸人・ですよ。 当時のギャラや最高月収を激白”. ニュースサイトしらべぇ (2017年9月29日). 2020年6月8日閲覧。
- ^ “ですよ。の謝罪代行ビジネスが話題|エンタMEGA”. entamega.com. 2020年6月9日閲覧。
関連項目
外部リンク
- ですよ。 プロフィール|吉本興業株式会社
- ですよ。 (@tetsuyasaito111) - Twitter