トナリエつくばスクエア(tonarie TSUKUBA SQUARE)は、茨城県つくば市吾妻一丁目にある都市型の複合型ショッピングセンターである。主要テナントはロピア、Loft(ロフト)、京成百貨店である。ファッションブランドや飲食店などが入居し、つくば駅の駅ビル的の性格を持つ。
トナリエつくばスクエア tonarie TSUKUBA SQUARE | |
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トナリエつくばスクエア「Q't」 | |
地図 | |
店舗概要 | |
所在地 | 〒305-0031 つくば市吾妻一丁目6番地1(Q't) |
座標 | 北緯36度4分53.9秒 東経140度6分42.1秒 / 北緯36.081639度 東経140.111694度座標: 北緯36度4分53.9秒 東経140度6分42.1秒 / 北緯36.081639度 東経140.111694度 |
開業日 | 2021年(令和3年)5月19日 |
正式名称 | トナリエつくばスクエア |
施設所有者 | (2018年12月27日以前(筑波都市整備)株式会社[1]) |
施設管理者 | 株式会社日本エスコン |
営業時間 | 10:00 - 20:00(一部営業時間が異なる店舗あり) |
駐車台数 | 約4,000台[2] ※一般財団法人つくば都市交通センターが運営、駐輪場あり |
前身 | つくばクレオスクエア |
最寄駅 | 首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスつくば駅 |
最寄IC | 首都圏中央連絡自動車道つくば中央インターチェンジ |
概要
筑波都市整備株式会社が運営していたつくばクレオスクエアが、2018年度に株式会社日本エスコンに売却され[3][4]、2021年5月19日にトナリエつくばスクエアとしてリニューアルオープンした。
かつては二つの核店舗(二核)としてデパートの「西武」とスーパーマーケットの「イオン」があったが、前者は2017年(平成29年)2月28日に[5]、後者は2018年1月31日にクレオ専門店と同時に閉店した[6]。年間来訪客数は500万人超[7]。
CREO(クレオ[8])、MOG(Mall Open Gallery[8]、モグ[8])、Q't(キュート[8])の3部分から構成される。筑波研究学園都市中心市街地の商業の核として、国際科学技術博覧会(つくば万博)が開催された1985年(昭和60年)3月に西武百貨店・ジャスコと専門店街で構成される「CREO」が開業した。その後1993年(平成5年)10月には「MOG」が開業、2005年(平成17年)3月には同年8月のつくばエクスプレス開業に先駆けて「Q't」が開業し、現在のつくばクレオスクエアに発展している。開業時には世界初のらせん状のエスカレーターが設置されたが、後に撤去された[9]。Q'tが完成した2005年(平成17年)時点では茨城県最大級の店舗面積を持つ商業施設であった。
「MOG」と「Q’t」は、2018年12月20日[3]に、「CREO」も2019年3月27日[4]に日本エスコンに売却された。「MOG」と「Q’t」は営業を続け、「CREO」は旧イオン棟を解体し共同住宅を建設、旧西武棟はリノベーションして利用する方針を日本エスコンは示している[4]。
- CREO
2018年1月31日、完全閉館した[6]が、2021年現在旧イオン棟は解体し共同住宅を建設、旧西武棟はリノベーションされ店舗とオフィスが入居している。
沿革
- 1973年(昭和48年)9月28日 - 筑波新都市開発株式会社設立。
- 1985年(昭和60年)3月8日 - 「CREO」開業[10][11]。
- 国際科学技術博覧会の開催年。つくばセンターバスターミナルは14日に開設。
- 1993年(平成5年)10月7日 - 「MOG」開業。
- 2004年(平成16年)7月1日 - 運営会社が合併、筑波都市整備株式会社となる。
- 2005年(平成17年)
- 2010年(平成22年)4月23日 - リニューアルオープン。
- 2011年(平成23年)3月1日 - 核店舗のジャスコつくば店がイオンつくば店に名称変更。
- 2012年(平成24年)11月1日 - イオンつくば店がイオンつくば駅前店に名称変更[12]。
- 2014年(平成26年)6月13日 - アウトドアゾーン「アクティブアウトドアタウン」が「Q't」3階でリニューアルオープン[7]。
- 2015年(平成27年)10月9日 - 食のセレクトゾーン「キュートマルシェ」が「Q't」1階でリニューアルオープン。
- 2017年(平成29年)2月28日 - この日の営業をもって西武筑波店閉店[5]。
- 2018年(平成30年)
- 2019年(平成31年)3月27日 - 株式会社日本エスコンに「CREO」を売却。
- 2021年(令和3年)5月19日 - 「トナリエつくばスクエア」として、リニューアルオープン。
主なテナント
CREO(クレオ)
旧西武棟はリノベーションされ、2021年5月19日にリニューアルオープンした。旧イオン棟は2018年1月31日20時に完全閉館[6]し、2020年夏には解体され共同住宅建設が開始された。
リニューアル後の入居店舗
- ロピアトナリエクレオ店:1階
- わくわく広場 トナリエクレオつくば店:1階
- ピザハットトナリエクレオつくば店:1階
- ケーズデンキトナリエクレオ店:2階
- ダイソートナリエクレオつくば店:3階
- タイトーFステーショントナリエクレオ つくば店:3階
- レ・ジェイドつくば Station Front マンションギャラリー:3階
- 東京海上日動火災保険:4階
閉館時の入居店舗
- イオンつくば駅前店
- 店舗面積:6,681m²。1階・2階
- 1階で主に食品、家電、家具、生活用品、化粧品を、2階で主に衣料品を扱っていた。
- クレオ専門店街:1階・2階
- 出店テナントは8店舗あったが、うち6店舗はQ'tへ移転して営業を継続する。
前述のとおり、かつてはCREO内に西武筑波店が存在していた。
- 西武筑波店(2017年2月28日閉店[5])
- ザ・ガーデン自由が丘つくば店:1階
- レストラン街:6階
- 店舗面積:16,688m²。1階 - 6階
MOG(モグ)
- 飲食店、眼科・歯科診療所、居酒屋などが入居している。
Q't(キュート)
若い男女を主な客層として開業し、生活雑貨店や衣料品店が多く出店している。2014年(平成26年)には茨城県最大級のアウトドア用品専門店街を開設した。
交通
鉄道
首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスつくば駅A5出口すぐ。つくば駅A5出口通路から分岐してQ'tの地上1階に直結するエスカレーターあり。
バス
かつての姉妹施設
筑波都市整備が引き続き施設運営を行う商業施設。
- つくばセンタービル アイアイモール - デッキで直結。
- 住区ショッピングセンター - つくば市
- 竹園ショッピングセンター - 竹園。1974年開業。センター地区成立以前の商業的中心であった。
- 並木ショッピングセンター - 並木。1976年開業。学園並木バス停留所と一体型。核店舗はスーパーマーケットのマスダ。
- 松代ショッピングセンター - 松代。1980年開業。手代木団地バス停留所と一体型。核店舗はスーパーマーケットのヤマウチ。2015年にヤマウチに変わり、TAIRAYAがオープンした。
- 天久保大学通り商店街 - 天久保。2004年開業。筑波大学筑波キャンパス隣接の飲食店街。学生向けの店が多い。旧・天久保ショッピングセンター(1976年開業)。
- 竜ヶ崎ニュータウン北竜台センター地区(北竜台ショッピングセンター) - 龍ケ崎市
脚注
- ^ a b c d e f g h 『週刊東洋経済 臨時増刊 全国大型小売店総覧 2009年版』 東洋経済新報社、2009年。
- ^ “アクセス・駐車場”. つくばクレオスクエア (2014年7月29日). 2016年7月18日閲覧。
- ^ a b 「つくば Q’t(キュート)」「つくば MOG(モグ)」商業施設取得に関するお知らせ 日本エスコン 2018年12月20日発表
- ^ a b c 「つくばクレオ」商業施設取得に関するお知らせ 日本エスコン 2019年3月27日発表
- ^ a b c 八尾店ならびに筑波店の営業終了及び希望退職者の募集について そごう・西武 2016年8月2日発表
- ^ a b c d e 高阿田総司「イオン駅前店に幕 つくば象徴クレオ休館」茨城新聞2018年2月1日付朝刊、第1社会面A版23ページ
- ^ a b 「アウトドア専門店街 茨城最大級 つくば駅直結施設に 筑波都市整備」日本経済新聞2014年6月14日付朝刊、地方経済面北関東41ページ
- ^ a b c d e f g h i j k つくば建築研究会 編 編『つくば建築フォトファイル』つくば建築研究会、2005年12月20日、310-311頁。ISBN (4-9902731-0-9)。
- ^ 種市房子(2015年3月29日). “日本発・世界のヒット商品:中国★オンリーワンのらせんエスカレーター 三菱電機”. 毎日新聞(毎日新聞社)[]
- ^ つくばヒューマンヒストリー研究会 『つくばの30年101人の証言 つくば実験/情熱劇場』 常陽新聞社、1996年5月25日。
- ^ "「クレオ」オープン 買い物客5万人ドッと"『いはらき』茨城新聞社、1985年3月9日付日刊、15面。
- ^ インフォメーション イオンつくば駅前店(旧イオンつくば店)(2012年11月14日閲覧)
関連項目
外部リンク
- トナリエつくばスクエア