ぜんち共済株式会社(ぜんちきょうさい)は、日本で初めて知的障害者や発達障害者を対象として設立された少額短期保険業者である。
概要
2000年7月に設立された「全国知的障害者共済会」を前身としている。 保険業法の改正(2006年4月1日施行)に伴い少額短期保険業者に移行するため、2006年11月に準備会社として「ぜんち共済株式会社」を設立。2008年2月に少額短期保険業者として登録を受け、同年4月に「ぜんちのあんしん保険」を販売開始した。
通常、生命保険会社では第一次選択において募集対象とされない、知的障害者や発達障害者に加え、 最終発作から相当期間経過しないと引き受けされることが稀なてんかんの既往症者も被保険者の対象としている。
沿革
- 2000年 7月 - 「全国知的障害者共済会」設立
- 2000年10月 - 『新せいめい賠償共済』販売開始
- 2003年 5月 - 契約者が1万人を超える
- 2003年 7月 - 『シルバープラン』販売開始
- 2005年 7月 - 契約者が1万5千人を超える
- 2006年11月 - 準備会社「ぜんち共済株式会社」設立
- 2007年 9月 - 契約者が2万人を超える
- 2008年 2月 - 少額短期保険業者として関東財務局へ登録
- 2008年 4月 - 『ぜんちのあんしん保険』販売開始
- 2012年 8月 - 契約者が3万4千人を超える
- 2015年 1月 - 『ぜんちのこども傷害保険』販売開始
- 2019年 7月 - 損害保険会社の大手の東京海上日動との共同では7月3日、知的障がい・発達障がい等のある人およびその家族向けのがん保険「(手をつなぐがん保険)」を開発し、販売すると発表して、2020年に販売開始する。
- 2020年 1月 - 「(手をつなぐがん保険)」を販売開始する。
取扱商品
- 『ぜんちのあんしん保険』
- 『ぜんちのこども傷害保険』
関連項目
外部リンク
- ぜんち共済