特徴
一人の女性が、悩み、傷つきながらも、自分の幸せを手に入れるまでを描く。女優・沢村貞子の半生記[2][3]。
「連続テレビ小説」(朝ドラ)で実在する女性の生涯、半生をモデルにするのは『いちばん星』以来である。モデルが存命な作品としては『おはなはん』以来2作目であった(朝ドラの放送期間が半年体制なってからは初)。また、同様に朝ドラの放送期間が半年体制になって以降、東京都出身のヒロインを描いた最初の作品である[4]。
映像の現存状況
本番組は第1話、第2話、第4話、第5話、第12話、第20話、第21話、第26話、第30話、第45話の冒頭5分と最終話がNHKに残されている[5]。2021年に一般視聴者によって第78話、第79話、第81話、第82話、第84話、第96話がNHKに提供された[5]。
NHKではマスターテープが失われた過去の放送番組の収集(制作関係者や一般視聴者らへのビデオテープ提供の呼びかけなど)を進めている[6]。
放送ライブラリーでは第1回が公開[7]。
キャスト
- 大沢てい子(おてい)
- 演 - 友里千賀子(幼少期:菊地優子)
- 父・大沢伝太郎(保之助)
- 演 - 長門裕之
- 長門は沢村貞子の甥(兄の子)に当たり、本作では自らの祖父に相当する役を演じる形になった。
- 母・大沢カツ
- 演 - 日色ともゑ
- 日色は『旅路』でヒロインを務めており、連続テレビ小説においてヒロイン、ヒロインの母親の両方を演じた最初の女優となった。
- 姉・大沢千代
- 演 - 萩尾みどり(幼少期:笠原弘子、少女期:蝦名由紀子)
- 兄・大沢幸太郎
- 演 - 坂東八十助(幼少期:(湯場亮)、少年期:(畠山安生))
- 弟・大沢直次
- 演 - 中村智太郎(幼少期:(杉本航)、少年期:(藤川大輔))
- 叔母(保之助の妹)・志津
- 演 - 水野久美
- 片桐慎介
- 演 - 荻島真一
- 戸川一郎
- 演 - 小倉一郎
- 演出家。
- 大山源太
- 演 - 尾藤イサオ
- 篠原桃子
- 演 - 沢井桃子
- ていの友人。
- きぬ
- 演 - 古手川祐子
- ふく
- 演 - 天地総子
- 北川
- 演 - 関敬六
- 安木
- 演 - 前田昌明
- 野村千吉
- 演 - 風間杜夫
- そば屋の息子。
- 野村五郎
- 演 - 志垣太郎
- 野村タカ
- 演 - 佐々木すみ江
- そば屋主人
- 演 - 加藤武
- おゆき
- 演 - 浅利香津代
- みち子
- 演 - (梅田まゆみ)
- 山上英子
- 演 - (片山真由美)
- 沢村又一郎
- 演 - (尾上菊蔵)
- 長次
- 演 - (曾我廼家一二三)
- しめ香
- 演 - 三浦布美子
- ぎん
- 演 - 宮内順子
- 大家
- 演 - 三笑亭夢楽
- さわ
- 演 - 五月晴子
- はる
- 演 - (武田伊砂美)
- 使いの男
- 演 - 石黒正男
- 吉野
- 演 - 千石規子
- 日本女学院の先生
- 三上
- 演 - 柴田美保子
- その他
- 演 - 寺田農、小松方正、草村礼子、奈良岡朋子、横山道代、二宮弘子、沢村貞子、立枝歩
他
スタッフ
視聴率
出典
- ^ 2015年春の特集 こんな番組探しています! - NHKアーカイブス 番組発掘プロジェクト
- ^ 「奥さまのコーヒーブレイク」『婦人生活』第32巻第4号、婦人生活社、1978年4月1日、228頁、(NDLJP):2324577/109。
- ^ 「テレビ新作紹介 : 「おていちゃん」」『映画情報』第43巻第5号、国際情報社、1978年5月1日、44 - 45頁、(NDLJP):10339927/44。
- ^ 「NHK放送史『朝ドラ100』」の「ご当地マップ『東京』」を参照。
- ^ a b NHK. “1978年 朝ドラ『おていちゃん』6話分発掘!”. NHK番組発掘プロジェクト通信. 2022年1月29日閲覧。
- ^ NHKアーカイブス 番組発掘プロジェクト
- ^ a b c d e f g h i j k 放送ライブラリー program番号:177838
- ^ ビデオリサーチ NHK朝の連続テレビ小説【関東地区】より。
外部リンク
- 連続テレビ小説 おていちゃん - (NHK放送史)
- 連続テレビ小説「おていちゃん」 - NHK