あわら湯のまち駅(あわらゆのまちえき)は、福井県あわら市二面にある、えちぜん鉄道三国芦原線の駅である。駅番号はE40。
あわら湯のまち駅 | |
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駅舎 | |
あわらゆのまち Awara-Yunomachi | |
◄E39 番田 (1.7 km) (2.0 km) 水居 E41► | |
所在地 | 福井県あわら市二面33-1-5[1] |
駅番号 | ○E40 |
所属事業者 | えちぜん鉄道 |
所属路線 | ■三国芦原線 |
キロ程 | 20.0km(福井口起点) 福井から21.5 km |
電報略号 | ワラ(国鉄駅) |
駅構造 | 地上駅 |
(ホーム) | 相対式2面2線 |
乗降人員 -統計年度- | 498人/日 -2018年- |
開業年月日 | 1911年(明治44年)12月15日*[2] |
備考 | 有人駅 * 三国線芦原駅の開業日 |
芦原駅 | |
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あわら Awara | |
◄金津 (4.5 km) (4.2 km) 三国► | |
所属事業者 | 日本国有鉄道 |
所属路線 | 三国線 |
キロ程 | 4.5 km(金津起点) |
電報略号 | ワラ |
駅構造 | 地上駅 |
(ホーム) | 1面1線 |
開業年月日 | 1911年(明治44年)12月15日[2] (三国線開業により) |
廃止年月日 | 1972年(昭和47年)3月1日[2] (三国線廃止により) |
路線名にも冠される同線の主要駅で、芦原温泉の玄関口の一つ。
歴史
- 1911年(明治44年)12月15日:鉄道院三国線の芦原駅が開業((一般駅))[2][3]。
- 1928年(昭和3年)12月30日:三国芦原電鉄の芦原駅が開業(共用駅)[3][4]。
- 1942年(昭和17年)9月1日:三国芦原電鉄が京福電気鉄道に合併[5]、同社の三国芦原線の駅となる[6]。
- 1944年(昭和19年)10月11日:国有鉄道線の三国線が休止[2]。三国線の芦原駅休止。
- 1946年(昭和21年)8月15日:国鉄三国線の金津(現在の芦原温泉駅) - 芦原間営業再開[2]。三国線の列車が京福芦原 - 三国港間へ乗り入れ(一部列車による片乗り入れ)[7]。
- 1972年(昭和47年)3月1日:国鉄三国線廃止、同時に日本国有鉄道の芦原駅廃止[2][8]。京福電気鉄道の芦原駅を芦原湯町駅に改称[9][10][11]。三国線代替路線として国鉄バス金津三国線が開業し、国鉄バスの自動車駅が併設される。
- 2001年(平成13年)6月24日:越前本線での事故のため営業休止[12][13]。
- 2003年(平成15年)
駅構造
相対式2面2線のホームを有する地上駅[4]。駅舎はホームの北側にあり、手前側の1番線が福井方面行き、構内踏切を渡った先の南側・2番線が三国港方面行きである。
レンガ造風で平屋建ての駅舎は京福時代からのもので、えちぜん鉄道のペナントが吊るされた屋根と待合室がある。有人駅で[15][16]、改札口隣の表玄関左側にはあわら市観光案内所の「あわら温泉情報処 おしえる座ぁ」が併設されていて売店も兼ねている。
この駅舎は1975年に建て替えられたものだが、当時は京福電鉄だけでなく国鉄バス金津三国線(国鉄三国線廃止代替、1987年廃止)も使用した合築駅舎であり、国鉄中部自動車局も費用を負担していた[17]。
駅裏にはホームを跨ぐ自由通路がある。
京福電気鉄道だった頃は福井駅から当駅折り返しの定期区間列車が設定されていたが、えちぜん鉄道に移管されてからは設定されていない。ただし方向幕は用意されており、折り返し運転は可能になっている。
のりば
改札口
ホーム
待合室
利用状況
1日の平均乗降人員は以下の通りである。[18]
乗降人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
2011年 | 563 |
2012年 | 552 |
2013年 | 512 |
2014年 | 522 |
2015年 | 496 |
2016年 | 492 |
2017年 | 469 |
2018年 | 498 |
駅周辺
芦原温泉街の南端に位置し、駅の北側には広範囲にわたって旅館が立つ。そのほか、南側を中心に閑静な住宅街も広がっている。
JR北陸本線にも芦原温泉駅があり[11]、バスに乗り換えた上で芦原温泉を訪れる遠距離の旅行客も多く、当駅を利用する旅行客は多いとは言えない。ただし温泉街には当駅の方が近い[8][11]。また、駅前のロータリーから当駅と芦原温泉駅間などを結ぶバスの停留所もあることから、電車やバスの到着直後は三国芦原線の福井市外の駅で最も賑わいを見せる。
駅前広場を挟んで反対側には駐輪場・駐車場(40台)があり、無料のレンタサイクル(10台)も用意されている。
- 駅前(駅北側)
- あわら温泉湯のまち広場(芝生広場)
- 北陸銀行、福井銀行(ともに「芦原支店」)
- 県道121号芦原湯町停車場線
- 県道9号芦原丸岡線
- グランディア芳泉(ホテル)
- 駅裏(駅南側)
- 駅近郊
- あわら市保健センター(あわら市役所市民課芦原分室併設)
- 三国競艇場
バスのりば
駅舎の正面に1番のりば、進行方向後方へ順に2番のりば、タクシーのりばを挟んで3番のりばと続く。
- 高速バス あわら湯のまち駅前停留所
- 京福バス あわら湯のまち駅停留所
乗場 | 路線 | 行先 |
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1 | 84 東尋坊線 | 芦原温泉駅 一部の便は87 芦原・丸岡・永平寺線 本丸岡・永平寺口駅前・永平寺門前(永平寺町)まで直通運転 |
2 | 85 東尋坊線 | 松島水族館・東尋坊・三国港駅前・三国駅経由 三国観光ホテル前(坂井市三国町) |
3 | 三国競艇送迎 | 三国競艇場(坂井市三国町、2021年時点で運休中) |
- 期間限定で運行するバス
隣の駅
- えちぜん鉄道
- ■三国芦原線
かつて存在した路線
- 日本国有鉄道
- 三国線
- 金津駅 - 芦原駅 - 三国駅
- 駅名は廃線当時のもの。
脚注
- ^ あわら湯のまち駅 ダイヤ - えちぜん鉄道
- ^ a b c d e f g 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』JTB、1998年10月1日、150頁。
- ^ a b 寺田 2000, p. 266.
- ^ a b 川島 2010, p. 85.
- ^ 京福 2003, p. 29.
- ^ 朝日 2011, p. 8.
- ^ 京福 2003, p. 30.
- ^ 寺田 2010, p. 266.
- ^ 京福 2003, p. 143.
- ^ a b c d “”. 日刊スポーツ (2020年7月16日). 2021年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月15日閲覧。
- ^ a b 朝日 2011, p. 9.
- ^ 京福 2003, p. 34.
- ^ 『RAIL FAN』第50巻第10号、鉄道友の会、2003年10月1日、23頁。
- ^ . 福井新聞ONLINE. (2020年7月17日). オリジナルの2020年7月17日時点におけるアーカイブ。2021年4月20日閲覧。
- ^ . 中日新聞Web. (2020年7月17日). オリジナルの2020年10月13日時点におけるアーカイブ。2021年4月20日閲覧。
- ^ 『国鉄自動車五〇年史』より[]
- ^ 国土数値情報 駅別乗降客数データ - 国土交通省、2021年3月10日閲覧
- ^ “週刊まちぶら 第182号 藤野厳九郎記念館かいわい”. 朝日新聞デジタル (2012年4月17日). 2021年6月15日閲覧。
- ^ 藤野厳九郎記念館(旧藤野家住宅主屋) - 文化遺産オンライン(文化庁)
- ^ “あわら北部周遊バス「あわらぐるっとバス」の運行について”. あわら市産業経済部観光振興課 (2021年5月24日). 2021年8月17日閲覧。
- ^ 越前めぐりバス - 西日本ジェイアールバス
- ^ “「越前めぐりバス」運行開始 ガイド付きバスで福井県の名所を観光”. 乗りものニュース (2017年9月25日). 2021年8月17日閲覧。
参考文献
関連項目
外部リンク
- あわら湯のまち駅 - えちぜん鉄道