野島 一成(のじま かずしげ、1964年1月20日 - )は、日本のゲームクリエイター、ゲームシナリオライター。有限会社(ステラヴィスタ)代表。
概要
北海道出身。北海道札幌清田高等学校を経て、札幌大学へ入学するも20歳の頃に中退し、データイーストに入社。「探偵 神宮寺三郎」シリーズや「ヘラクレスの栄光」シリーズでシナリオを中心に活躍。
1994年スクウェア(現スクウェア・エニックス)に移籍し、『バハムート・ラグーン』で初のディレクターを務める。その後も『ファイナルファンタジーVII』(以下FF)、『FFVIII』、『FFX』、『FFX-2』、「キングダム ハーツ」シリーズなど多数のヒット作のゲームのシナリオを手がけた。
2003年10月30日にスクウェア・エニックスを退社、独立しステラヴィスタを立ち上げた。その後も『FFXIII』や『FFVII』などの関連作品にシナリオライターとして関わっている。
スクウェア・エニックス社以外の作品では任天堂の『大乱闘スマッシュブラザーズX』に収録されているアドベンチャーモード、「亜空の使者」のシナリオプロットも担当した。 世界中で待望の声が上がり、2020年4月10日に発売された『ファイナルファンタジーVII リメイク』では「原作よりもずっと深くクラウドに寄り添うことができるようになっている」と語っている。[1]
主な作品
- (ゴルフ倶楽部 バーディーラッシュ)(1987年)
- 探偵 神宮寺三郎 危険な二人(前編)(1988年)原作
- 探偵 神宮寺三郎 危険な二人(後編)(1989年)原作
- ならず者戦闘部隊 ブラッディウルフ(1989年)(PCエンジン)スペシャルサンクス
- ヘラクレスの栄光II タイタンの滅亡(1989年)シナリオ(共同)
- 探偵 神宮寺三郎 時の過ぎゆくままに…(1991年)シナリオ・演出
- ヘラクレスの栄光III 神々の沈黙(1992年)シナリオ
- ヘラクレスの栄光IV 神々からの贈り物(1994年)ディレクター・シナリオ
- バハムート・ラグーン(1996年)ディレクター
- ファイナルファンタジーVII(1997年)ストーリー・イベントプランナー
- ファイナルファンタジーVIII(1999年)シナリオ
- ほか「Liberi Fatali」などの作詞を担当。
- ファイナルファンタジーX(2001年)シナリオ
- キングダム ハーツ(2002年)シナリオ
- 秋山淳、渡辺大祐と連名。開発終盤のみヘルプとして参加。
- ファイナルファンタジーX-2(2003年)シナリオ
- 渡辺大祐と連名。ほか主題歌「1000の言葉」の作詞を担当。
- Before Crisis ファイナルファンタジーVII(2004年)シナリオ監修
- シナリオは(平野幸江)が担当。
- キングダム ハーツ チェイン オブ メモリーズ(2004年)シナリオ監修
- シナリオは渡辺大祐が担当。野村哲也と共同で監修。
- ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン(2005年)シナリオライター
- ラストオーダー ファイナルファンタジーVII(2005年)オリジナルストーリー
- キングダム ハーツII(2005年)シナリオ
- クライシス コア ファイナルファンタジーVII(2007年)シナリオ
- (デルトラ・クエスト)(2007年)シナリオ
- 大乱闘スマッシュブラザーズX (2008年)
- アドベンチャーモード 〜亜空の使者〜:シナリオ(プロット)
- ヘラクレスの栄光 魂の証明(2008年)シナリオ
- 探偵神宮寺三郎 series No.19「連鎖する呪い」(2008年)シナリオ
- サクラノート 〜いまにつながるみらい〜(2009年)シナリオ
- ファイナルファンタジーXIII(2009年)ストーリーコンセプト
- ラストランカー(2010年)シナリオ
- ブラック★ロックシューター THE GAME(2011年)シナリオ
- ソールトリガー(2012年)シナリオ
- (ゆきこたんの珈琲迷宮 帰ってきた名探偵)(2015年)シナリオ
- メビウス ファイナルファンタジー(2015年)シナリオ
- ドラゴンズドグマオンライン(2015年)シナリオ
- (ZODIAC Orcanon Odyssey)(2016年)シナリオ
- ファイナルファンタジーXV(2016年)シナリオ原案
- ルパン三世 PART5(2018年)脚本
- (最果てのバベル)(2019年)シナリオ
- ファイナルファンタジーVII リメイク(2020年)シナリオ
- ストレンジャー オブ パラダイス ファイナルファンタジー オリジン(2022年)シナリオ
脚注
- ^ “『FF7 リメイク』新ビジュアルが多数公開。北瀬佳範氏や野村哲也氏、野島一成氏など開発陣からのメッセージも到着”. ファミ通.com (2019年11月26日). 2020年1月23日閲覧。
関連項目
外部リンク
- Kazushige Nojima (@sgwr1) - Twitter